クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名音羽山周回 H-26- 9-23

2014-09-24 11:03:57 | 榛名山麓
お彼岸の墓参りは早々に済ませてあるので今日も榛名山麓。前回の榛名天狗山で大分腿の筋肉が痛んだ。
今年は夏場に殆ど山歩きをしていなかったので相当脚力は低下しているらしい。
少しずつ回復させるため軽めだが歩行距離のある音羽山の時計回り周回に出かけた。

何時ものr-126で箕郷を抜けて前ノ沢林道入り口に駐車。ゲートは移動できるので
中に乗り入れることも可能だが足を鍛えるために来たのだから始点から歩く(9.34)
この位置の標高は推定585m程度なので林道終点の842mまでの標高差は約260m。



500mほど歩くと左への分岐道が現れる。この分岐道の途中から左の斜面を登ると
宗教施設の一部の「流汗悟道」なる遊歩道に出会い北上して奥の院に達する。
その先は地形図上の824m地点を通過して尾根伝いに無名の960m峰・972峰を乗り越えて
今日の第一ポイントの音羽北西400mにある1010m峰に行けるのだが、本日は
大人しく前ノ沢林道の本道を進む。



右旋回して直ぐ又北上に方向が戻るが、その角が標識は無いが鐘撞山の南登山口。
このルートには花が少ないが野の花はいくらか。



1k過ぎても舗装の状態は変わらず、前方に白い道標が見えてきた。



地元有志の設置した音羽・鐘撞登山口の標識。ここで標高は760m位。多分、音羽の
南鞍部から下ってくるらしいので帰路にはこれを辿るつもり。爺イはいつも
鐘撞から東斜面に降りてしまうのでこれを通過したことが無い(9.55)。



道標の左を見るとはっきりはしないが何となく作業道らしきものが見られる。



何時の間にか舗装が切れたが路面は固められていてかって見られた水流に
削られたガタガタ道ではなくなっている。



やがて二つ目の左分岐の道が現れるがここは未だ歩いていないので何処まで
続くのかは不明。



間もなく林道は草茫々となるが砂利道の様な路面より草道の方が楽。



花もちらほら。秋の気配。







林道は曲がり角にガードレール、尾根を断ち切ったらしい所には崩落止めの
コンクリート防壁が出来ているから堰堤工事や林業に活躍したんだろう。



何とか林道終点の小広場に到着(10.30)。ここの標高は既に鐘撞山より高く
音羽も東北に300mの距離にあるがここからは音羽西側岸壁を越えていくことは
不可能なのでここから時計回りで回っていく。進路は写真の赤矢印のように
前面の藪に突入して西に立ちはだかる972m無名峰の東裾を回りこむ。



藪はほんの入り口だけで中に入ると歩くスペースは十分ある。適当に約100mほど
北上して左に出てくる枝尾根に乗るのが要領。踏み跡は無い。



下地が柔らかく靴のエッジがしっかりと食い込むが何しろ斜度が厳しいので
ボケーとしていると後ろにふわーと持って行かれそう。



少し左に逃げようとしたがこっちも同様なのでそのまま前進。



西向きの小尾根に乗ると直ぐに湾曲して960m峰を左に見ながら北西に向きが変わる。
第一の目印の大岩の左をぬけて大きく浅い窪に入り込む。



971m峰に近づくと第二の岩帯、ここは右の崖縁を際どく抜ける。この辺から
何となく下に踏み跡がある感じ。



目の前にルート用と思われる古いテープを見て一安心。窪の中は972峰の東麓。
前方に見えてきた1010m峰との鞍部を目指す。



この第三の大岩の左を抜けると正面に鞍部、右には1010mに繋がる山塊。



広い窪の中には所々に有蹄類とは違う大型野生動物の足跡が点在。かって地元の
人に注意された熊の生息域に入ったのかも。だが、それにしてはマーキングの
爪あとは無いし糞も見当たらないので倉渕の山奥のような緊張感は沸かない。
まあ、一応は警戒態勢で鈴とラジオを使う。



漸く鞍部着(11.17)。ここは956m地点だから第一目標の1010mまであと少し。



尾根は東北に向かうが笹原が深くて歩き難いので左の崖縁に寄ってかって
宗教施設から来たときに使ったはっきりした尾根道を探り当てて前進。



見覚えのある崩落跡をギリギリで通過。



目標に西から近づき北側を覗き見ると凄い断崖だった。1010mを経て三つ峰山に
行く時は山塊の東側を通過するのでこんなのは始めて見る。



そして1010m峰に到着(11.30)。「峰」と言っても音羽の西北400mにある
稜線上の突起に過ぎない。だが、ここは各ルートから三つ峰や音羽に向かう時の
交差点のような重要ポイント。



この岩上からの展望は周辺の樹木が大きく育って邪魔をしてかってのような
展望台ではなくなった。







その岩のところで本日の爺イ。付近に日当たりのよいスペースを見つけて軽食。



丁度12.00に音羽に向かって出発。一旦は東への下り尾根を100m進んで
この白マークで南進に転じて深い笹原を降りる。白マークは最近のものらしい。



途中にも同様の目印。これは完全に登山ルート用。



標高950mの鞍部から登りが始まるが幅広の尾根なので何処を歩いても同じだが
右寄りにはテープや踏み跡がある。



今日は初めて一番左側を歩いたが頂上近くでは右の道と合わさるので代わり映えはしないが斜度は侮れない。



頂上台地の西端に到着(12.32)。



東端の三角点は三等でその名もずばりの「音羽1014.72M」



標識は去年までの見慣れた茶色の「すかいさん」の代わりに今年から新顔の
黄色文字の新品が加わった。若しかするとすかいさんの新製品?



これは白い標識のあった跡。



こんな形だったが沼田のN.G氏のものに似ていた。



休憩の後、下山口のお馴染み赤テープに挨拶して出発(12.53)。出だしの相当部分は
岩角無し・木の根無しの急降なので軽アイゼンを装着して尻餅防止。



間もなく唯一の岩場を通過して振り返り。初めて音羽に来たときにここを越えることに
気が付くまで周辺をウロウロしたことを思い出す。



この先は急に笹原が消えてごく普通の登山道に変貌。



第一突起を通過。



第二突起は正面から乗り越える。



第三突起は左を抜け



距離は短いがヤセ尾根を通過。



第四突起は右抜け。



笹薮を突破すると



第五の最後の突起で左抜け。



目の前のこのマークで右手の窪へ約20mほど進んでから南進に転ずる。直進は駄目。



又、笹薮がでるが構わず突っ切る。



出たところに道標、直進は鐘撞山、右の作業道を下れば林道に出られる。
今日は鐘撞はパスして初めての作業道下り(13.32)。



荒れ道ではあるが急斜面をジグザクに下りこの道標を見る頃には林道と
並行するように長々とした南進が続く。



やがて右下に林道が見え



往路で確認した道標の所で合流(13.55)。少し休憩で張っている脹脛を休める。



後は約1kの舗装林道下りで無事に駐車場所の林道入り口に到着(14.18)。



帰路にはr-126沿線の彼岸花を眺めながら帰宅。









ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。

にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ
にほんブログ村


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 七年振りの榛名天狗山南コー... | トップ | 霧積から剣ノ峰 H-26- 9-28 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

榛名山麓」カテゴリの最新記事