クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

甘楽・吉井・藤岡境界尾根ハイク  H-27-3-16

2015-03-17 13:37:50 | 高崎・甘楽・藤岡方面
数日間の高温予報が出たので甘楽・吉井・藤岡境の稜線歩きに出かける事にした。この
近辺は何度も通過しているので地形図もナビも余り使わないで済む。
予定は吉井の大判地のr-71の末端から林道を使って高度差120m位稼いでから小尾根を手繰り
ながら藤岡境界の東西尾根に達し西進して甘楽・吉井境界の南北尾根を北に下り途中から
杉林を直降して林道に帰ってくるというもの。



大判寺橋を渡った小スペースに駐車して林道を登り始める。この林道の名は「五人釜林道」と
いう伐採材搬出用なんだが今は稼動していなくひっそりとしている。五人釜という変わった
名称はずっと南の藤岡境に近い場所の「小字」名。地形図でいうと丁度671mポイントの北側にある
幅広な巨大窪の辺りでその東隣の更に幅広の窪地帯の小字は「珍し釜」。傾斜がきつく蛇行も
頻繁なのでこの林道の木材運搬にはキャタピラ車が使われていた(9.34)。
(地域名は大判地、橋名は大判寺)



林道最高点の小広場から二股分岐するので右に入る。こっちは五人釜林道の支線で「プラン東谷線」。



直ぐに左脇の開削残りのような細い小尾根に取り付く。二段になった尾根で二段目は岩尾根だが
足がかりが十分なので爺イでも楽々と乗り切れる。



尾根に着くと西向きの平坦道。



直ぐに稜線上のコブが現れる。此処は長い二段コブで最初の出だしから右に脇道の様な薄い
踏み跡があるがコブの迂回路は無意味なので直登。



途中から現れる二段目にも脇に踏み跡があるが無視して直進。



傾斜は厳しいが下地が柔らかい林間なのでずり落ちる心配は無いし樹間も十分、邪魔な雑木も
ないので通過には楽、但し逆に掴まるものが無いのでWストックが大活躍。



長いコブを乗り切って新しい尾根に到着。



前方遥かに目指す南北尾根が見えた。右(北)の鞍部が
低いので殆ど平行移動で到達できるが行き先が南なので左斜めに進む。



左は意外に奥が深いらしく中々近づけないので足場の悪さも重なってやや焦燥。



尾根手前の傾斜は典型的な斜面登りなので可なりの急斜面。



漸く南北の大尾根に到着、南を向くと目の前に早くも突起。



コブの上り口には赤テープで回り道があるが直登。



頂上には杭が一本だけ。



ここも右にはっきりした迂回路があるが今日は迂回路は使わない積り
なので直登。



乗り切ると右にゲート状に赤テープ、さっきパスした迂回路の出口なんだが実際には
このルートを降りで使うときの為の迂回路入り口のマーク。



最後の登りに掛かる。この上に藤岡・吉井境界線が東西に走っているのだ。



境界ピークに達して藤岡側からの眺め。東に進めばアンテナ峰・西小梨山・小梨峠を経て
小梨山に繋がるし、西に進めば甘楽境を経て鳥屋峠・亀穴峠・小柏峠・無名峠を経て
熊倉山に行ける。前面には御荷鉾連山が見えるが春霞で薄くしか見えない(11.09)。



一休みしてから稜線上の破線を辿って西に向かう。一つ丘を越えて左に雑木林、右に杉林を
見ながら明るい道を進む。



途中で目印の倒木、根っこが上になっているのがご愛嬌。



前面に甘楽・吉井の境界尾根



やがて南北稜線に達すると目印標識。G氏の物に似ているが文字の部分が貼り付けテープ。



その下に境界杭。ここは甘楽・藤岡・吉井の境界点。



古いブログから写真を転用するとこんな位置づけになる。



直ぐに南進。平坦な尾根道。



ここが甘楽の東南端の境界杭。右手に延びている道が鳥屋峠方面。



南の薄い山並みを眺めながら陽だまりで休憩・昼食(11.34-12.05)。





本日の爺イ。



十分休んでから帰路に着く。北に向かって進み、先ほどの境界杭を通過して仮称・摩利支天山
に向かう。北の集落からは錐の先のような尖塔に見えるこの山も南の稜線の標高が高いので
大した登りではない。



と、言ってもいざ取り掛かるとこんな傾斜。



頂上に三角点。三等で点名は「裡山」で699.7m。この点名は多分「ウチヤマ」と読むんだろう。
かつてここにはG氏の「天引山」のプレートがあったが今は見当たらない。





北向きに摩利支天の石碑、ここの仮称を摩利支天としている元(12.15)。



北に向かって急降開始。スタート位置はこのNO.600杭で左目下に見える尾根道にまっしぐら。



目印の大岩を通過して



降り切った所がNO.598杭。
このルートには今日の下山口までに細かい分岐尾根が5箇所ある。勿論、登りの時には
殆ど気付かないが降りは要注意。
596杭は左、592杭も左、591杭は右、583杭も右、582杭で左という具合。



途中の林間に先日も見た太い蔦、ここでは根元がちゃんと切断してあるからもう無力化している。



580杭、576杭で二回の急下降を繰り返し575杭を見たら下山口は50m先。



振り返って降りてきた山塊を眺めると



直ぐに赤テープ三本がゲート状に付けてある。ここが下山口だが別に道がある訳でもなく
林道との標高差が一番少ないのでここから植林地の中へ急降するだけのもの。
この尾根を直進すると僅かの距離でNO.571杭で甘楽の天引森林公園遊歩道にぶつかり
更に進めば東屋を経て山神峠(仮称)に達する。



林の中はこんな感じ。作業用の為か多くの横走りの踏み跡が出てくるが下りには関係ないので
一切を無視して窪を下る。



標高差で約60mを下るが下の方には多量の伐採材が放置されているのでその塊を避けて
左右ジクザグ進行。



やがて左右に走る林道に到着、一旦は駐車場所と反対の東南に進む。



枝道が多いので辿ってみたが下は林道が縦横に走っていて行き先不明なので断念。



東側に横たわる巨大な窪の対岸に行かなくてはならないので窪の末端を回るため
尚も東南へ。



途中に林道案内板があり「屏風岩24線」とあったが屏風岩とはこの辺の小字で特に
目立つような岩帯があるとは聞いていない。



窪の対岸尾根が見えてきた。



大荒れの場所を掻い潜って窪のどん詰まりを目指して南進。



やっと見つけたどん詰まりはほんの小さな涸れ沢で通過は一跨ぎ。ここから東北に急旋回。



やがて往路で見たプラン東谷線に合流して北上。



そして林道最高点広場に到着。ここは多分、伐採材の集積場広場。



途中で朝日岳から回ってきたハイカーと出会って暫し立ち話。本日も無事に帰着。
随分歩いた積りだったが歩数は約9000歩に過ぎなかった。だが、年寄りの一人ハイクは
この程度が一番無難なんだろう(14.11)。



ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 亀穴峠久し振りの周回 H-27-... | トップ | ハイク撤退でおまけの甘楽町... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

高崎・甘楽・藤岡方面」カテゴリの最新記事