クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名神社から天目山周回(1) H-22-6-17

2010-06-18 09:40:53 | 榛名山麓
榛名神社発の天目山周回、三年前に続いて二回目の試み。
神社付近の駐車では土産物屋に入れて何も買わないのは
拙いのでそれを避けて神社用無料駐車場(9.52)。



懐かしい天狗山・鏡台山への分岐道標を過ぎると



貫禄のある随神門、元の名は「仁王門」。かっては運慶作の
仁王像が安置されていたそうだが、明治初期の神仏分離令に
よつて随神像に変更させられたそうな。



目立たないが参道の水琴窟が面白い。二本の竹筒の一方に
耳をあて、もう一方に柄杓で水を流すと何とも優雅な音がする。



樹間から滝、若しかすると「瓶子滝」?



噂の小野関三太夫の雨乞いの龍、立て看板から見て二番目の岩



彫が薄くてよく見えない。





参道途中から右に分かれて進むと「榛名山番所跡」、信州に
向かう大戸通りの裏往還通行の取締りで1631-1869間の稼動。



其の先に1955年建設の高さ17m、練石積の堰堤。この形式は
県内で五基のみだそうだ。



堰堤の左を抜けると関東ふれあいの道の分岐道標が草の中に(10.42)。



周囲の樹葉は緑で溢れ、名物の九折(つづら)岩も頭だけ。



ここに流れる川は榛名川の支流、帰途にはこの川を
下ってくることになる。



一旦、沢から離れて山腹の快適な山道の途中に「常滑の滝」、岩盤上を
滑り降りる所謂「滑(なめ)滝」だが足場が悪くて近寄れず。





登山道は大体こんな感じで整備されている。



分岐、左は200MでR-33の神社裏バス停、行く手は右の下り木枠段。



このコース唯一の「丁目石」、正面に「二十二丁」の彫りが
読めるが両側面の文字は判読不能。噂では某製薬会社が設置
したもので「あせしらず」と彫られている筈とか。





終着も近くなった頃、静かな林間の小道の筈だった場所が一変。
原因は小沢に複数建設された堰堤。平成21年とあるから出来立て。



周辺の風情ある登山道は無残にもこんなダンプ道に変貌。



なんとか湖畔の天神峠から200mほど登った広場に到着(11.36)。



叢に「みちしるべ」、「右いかほ 左あがつま 善光寺道」



案内板が修復されて新品同様。



一息入れて氷室山への360段の木段をゆっくり上る。



樹間から掃部ヶ岳と硯岩。周囲が見えるのはここだけかな。



氷室到着は出発から2時間18分。山名は柱に薄い墨書。



天目山に向かって急降し再び登り返すと中盤の曲がりに宮標石。



道はダラダラ登りでこんなところが続く。



ちらっと烏帽子ヶ岳。



木枠段から頂上が見えてほっとする。



天目山到着(13.03)。



頂上広場の真ん中に本日二つ目の宮標石。



地籍三角点の表示はあるが本体の杭はなし。



最近、多く見られる「すかいさん」の標識、古い標識も国土院
地形図も1303mなのに一人で逆らって1302m。



誰も居ない天目山で昼食中の爺イ。「ゴミは持って帰りましょう」つて
ゴミとはオレの事かいな。





次ページに続く

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