クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

神成九連峰に新標識 R- 5- 5-25

2023-05-27 15:25:09 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
やれやれ、数日前の予報では快晴の筈の5/25、朝から曇天で
終日回復の兆しなしと云う。でも高曇りで周囲の山々も
頂上まで良く見えるから低山のハイク位は大丈夫と思って
懸案の神成九連峰へ向かった。
R-254で富岡に入り「南蛇井駅」に駐車(9.29)。r-48を北上し右折信号手前の
「鳥総トリフサ神社」に寄り道。ここで修復されたと云う拝殿天井絵や
聞き慣れない扁額の文字、本殿の彫刻、芭蕉句碑などを見たい
ーーという訳。

入口の石柱には「村社」とあり鳥居は二本の本柱の前後に
控え柱が付けられているからこれは「両部鳥居」かな。
祭神は「市杵嶋姫命(ヒメノイチキシマノミコト)」で神話では
スサノウの剣から生まれた五男三女の一人で「水の神」と云うが
扁額は聞き慣れない「飛房大明神」。何かと調べたらこの神社の
創立期からの伝承では俵藤太秀郷氏が射った鏑矢を神宝として納め、
神号を鏑神社飛房大明神と称し奉らている事から来ているとの事。



天井絵は確かに新しく修復されていたし、本殿裏の芭蕉句碑も
解説板があったので直ぐに見つかった。但し本殿は覆い隠されていて
接近不能なので彫刻は見られず。



神社を辞して東に向かいこの看板で左折、突き当りを右に行けば
「古代ハスの里」だが登山口は反対の左折。



新堀神社への右折角の「大サボテンの家」がサボテン共に無くなって
その跡に新築家屋建設中。ここの家は長い事無人でサボテンが
数年前に伐採されたのは見ているが翌年には新芽が伸びていたので
そのまま再び成長すると思っていたが名物が一つ減ったな。



急登を経て新堀神社に到着。登山口はその右脇からだが
蛙君が出迎えた。(10.18)



ご本尊の妙見尊像は中扉の奥に鎮座している。


 
傾斜の厳しい斜面を蛇行しながら尾根に向かう。尾根は
見晴らし台的に南に突き出した平地で「吾妻山一段目・祭祀跡」
の道標がある。かって登った鍬柄岳598mの突出も良く見える。



この後は岩場の多い急登が続くが岩面が乾いているので靴底に
ぴったり張り付き滑りの不安は無し。



やがて第二段の平地、「鳥居跡」でその残骸が残って居る。



再び厳しい登路をクリアすると漸く吾妻山直下。



頂上には誰も居ない。石宮の傍で本日の爺イ。(10.57)
標柱は吾妻山328Mでここが西端の第九峰。



石宮は四基だが一つは画像失敗で三基のみ記録。
上の大きいのは1860年の奉納。丁度桜田門外の
変で伊井大老が暗殺された年。
左下は1864年の奉納、蛤御門の変や佐久間象山
暗殺など波乱の年。右下は1850年で国定忠治が
処刑されている。



九峰から下降して右に翁草自生地を見ながら進むと
第八峰と第七峰が続くが何れも稜線からは小山程度の
登りで山頂には何れもナンバー入りの柱があるだけ。




第六峰は「御嶽」の巨碑があるので多分「打越の御嶽さん」。(11.37)
初見の標識に出会ったが字体からすると
可成り高度な文化人の作。



一山下って又登りを繰り返しながら第五峰。(11.46)
常夜灯と石宮があるから「打越の祠」と云われる山頂。




第四へは結構厳しい登りで早くも息切れして前途多難。
頂上は「宇芸神社跡山頂」とあり
地元の有志が設置したこの山域動植物のミニ標本箱があるが
かっては相当古びていたものが新調のように小奇麗な感じ。
丁度正午のチャイムが聞えたので昼食と大休止。(12.03)



第三峰は低い山で直登路で登ると何もない平場の山頂しか
出会えない。第三である証拠は右の迂回路で進むと
左土手に見つかる。



最大の難関・第二峰の巨体に掛かる。右に
尾根道が分岐するのでショートカットする積りで
入り込むがとても歩き続けられる代物ではなく



断念して途中から左下に見える遊歩道に戻る。



前面に新尾根が現れたので左の迂回路を避けてそれに乗る。



新尾根道は厳しい傾斜で休み休みの鈍行。



右への鋭い切り返しで上部へ。



山頂直下で石碑が三基。「三大竜王」と読めるものの他は判読不能。



漸く「竜王山」と云われる第二峰着。(13.04)



御嶽大神の巨碑・神成城址・三等三角点・「竜王山」の表示物多数。



一休みの後、東進再開して「下丹生」への分岐を過ぎると



今度は宇芸神社への下り道が右に現れるが余り使われてはいない感じ。。



そして広い平地の「神成城本丸跡」に到着。(13.21)



さてここで第一峰に寄ると神農原14.44の下仁田行き
電車に間に合うか思案。何とかギリギリで可能と
判断して南への分岐に入るがこれが永い事存在していなかった
第一峰の新標識を二つも見つけられた幸運となった。



第一峰で出会った待望の標識。作者に感謝。(13.30)



疲れも吹っ飛ぶ想いで下山中にさっき乗り越してきた
第二峰の巨体が見えた。
下りも神経使って大変だったが東から進む人も登りは
苦労するだろう。



未だ道は続き静かな林間を歩く。



右の土手に「見晴らし台」の道標、入り込むと「姫天狗」の
表示板が新旧各一。姫天狗の名の由来が分からない。(13.52)



次いで東向きの「御嶽座主大権現」の巨大石碑。(13.57)



更に進むと左手の笹薮に石造物数体。



市立中学裏に出てこの擦れ字の道標「お疲れ様でした」に
迎えられて縦走コースは終了。(14.05)



後は神農原駅まで下り道を小走り交えて大急ぎ、14.35に
到着して予定の下り電車に間に合い
一駅180円也で2.8km離れた南蛇井に
数分で到着、飛ばし運転50分で無事自宅に帰着。
休憩込み5時間5分 12.600歩

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登山

23勝23敗 (05/27)現在 首位と8.0ゲーム差 四位 5位とのゲーム差 5ゲーム






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