おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

2月というのに雨降りの朝

2021年02月15日 | Weblog

きのうは更新を忘れました。

いよいよボケでしょうか?

読者の皆さん、ごめんなさいね。

そんなこんな、しっかり8時間寝て、いい目覚めとなったただいま午前6時です。

気温はマイナス1度、しとしと雨が降ってます。

2月の雨って、少々変ですが、やっぱ今年は春が早いのかなぁ???

ところで、

東北地方で発生した震度6強の地震には驚いた。

なんと、東日本大震災の余震だったといいうのだ。

2011年の余震が10年後の2021年に起きたわけ。

人間の寿命で考えるから10年は長いけど、地球の寿命で考えれば、ほんのちょっと前の地震の余震ってことにでもなるのでしょう。

一筋縄ではいきません。

今回の地震で、はからずも気が付いたことがある。

電力各社の社名が変わっているのだ。

東京電力は「東京電力パワーグリッド」、東北電力は「東北電力ネットワーク」になっていた。

福島第一原発事故以降の電力システム改革の流れで、発電会社と送電会社を分離する「発送電分離」が2020年4月に実施されていたことを思い出しましたわん。

戦後延々と電気は大手10社が独占してきたのがニッポンだった。

なので電気料金は世界レベルを大きく上回る高い料金だった。

2016年、電力小売りの全面自由化によって、「発電事業者」は一気に850社に、「発電会社」も645社になったという。

かつては大手電力会社が地域ごとに独占してきた「発電」は自由化されたのだった。

そして2020年の「発送電分離」だ。

これは従来の大手電力会社を、「発電会社」と「送電・配電会社」に分けるというもの。

だけど実際には「送配電部門の地域独占は継続しつつ、新規参入事業者に送配電網の公平な利用」(資源エネルギー庁)だ。

ようは「送電と配電」は依然として地域独占状態を継続するってこと。

送配電会社による発電や電気の小売事業を原則禁止としたけども、送配電会社のグループ会社として、発電部門や小売部門との資本関係は残った。

「発送電分離」というけど、事実上の骨抜きなのだ。

だから「東京電力パワーグリッド」で「東北電力ネットワーク」なのだ。

そして、なんでもかんでも経費にしてしまえる悪名高き「総括原価方式」は、地域独占している送配電会社にしっかり残った。

発電するコストが下がっても、送電する料金は「総括原価方式」で安くならないし、送電・配電会社の利権は維持される。

なので新電力は冷遇されかねない。

1歩自由化には近づいた電力業界だけど、依然として送電・配電会社に利権は残っている。

電力の世界もなかなか世界常識に届かないのがニッポン国だ。

こちらも一筋縄でいきませんなぁ~