きのうは更新を忘れました。
いよいよボケでしょうか?
読者の皆さん、ごめんなさいね。
そんなこんな、しっかり8時間寝て、いい目覚めとなったただいま午前6時です。
気温はマイナス1度、しとしと雨が降ってます。
2月の雨って、少々変ですが、やっぱ今年は春が早いのかなぁ???
ところで、
東北地方で発生した震度6強の地震には驚いた。
なんと、東日本大震災の余震だったといいうのだ。
2011年の余震が10年後の2021年に起きたわけ。
人間の寿命で考えるから10年は長いけど、地球の寿命で考えれば、ほんのちょっと前の地震の余震ってことにでもなるのでしょう。
一筋縄ではいきません。
今回の地震で、はからずも気が付いたことがある。
電力各社の社名が変わっているのだ。
東京電力は「東京電力パワーグリッド」、東北電力は「東北電力ネットワーク」になっていた。
福島第一原発事故以降の電力システム改革の流れで、発電会社と送電会社を分離する「発送電分離」が2020年4月に実施されていたことを思い出しましたわん。
戦後延々と電気は大手10社が独占してきたのがニッポンだった。
なので電気料金は世界レベルを大きく上回る高い料金だった。
2016年、電力小売りの全面自由化によって、「発電事業者」は一気に850社に、「発電会社」も645社になったという。
かつては大手電力会社が地域ごとに独占してきた「発電」は自由化されたのだった。
そして2020年の「発送電分離」だ。
これは従来の大手電力会社を、「発電会社」と「送電・配電会社」に分けるというもの。
だけど実際には「送配電部門の地域独占は継続しつつ、新規参入事業者に送配電網の公平な利用」(資源エネルギー庁)だ。
ようは「送電と配電」は依然として地域独占状態を継続するってこと。
送配電会社による発電や電気の小売事業を原則禁止としたけども、送配電会社のグループ会社として、発電部門や小売部門との資本関係は残った。
「発送電分離」というけど、事実上の骨抜きなのだ。
だから「東京電力パワーグリッド」で「東北電力ネットワーク」なのだ。
そして、なんでもかんでも経費にしてしまえる悪名高き「総括原価方式」は、地域独占している送配電会社にしっかり残った。
発電するコストが下がっても、送電する料金は「総括原価方式」で安くならないし、送電・配電会社の利権は維持される。
なので新電力は冷遇されかねない。
1歩自由化には近づいた電力業界だけど、依然として送電・配電会社に利権は残っている。
電力の世界もなかなか世界常識に届かないのがニッポン国だ。
こちらも一筋縄でいきませんなぁ~
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