おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

朝霞の公務員住宅、ようやく見直しへ

2011年10月01日 | Weblog

午前7時の気温は、プラス10度。ポツポツと、雨が降っておりまする。なんとはなし、秋の雨でござる。すっかり紅葉が始まりましたなぁ。

ご当地では、あすにも羊蹄山で、初雪、初冠雪だそうな。寒いわけです。寒いのはいいのだれど、雨では外での作業ができずに、たいそう困る。

こんな天気は月曜まで続くそうで、薪割り作業は火曜からでござる。なかなか進みませんなぁ。11月までに終わるのかしらん…

さて、野田総理は、国民から大ブーイングが出ておる埼玉県朝霞の公務員宿舎の建設計画を、ようやく見直す発言をきのうしておる。

こんな、当たり前田のクラッカーに、何で時間がかかるのか。財務官僚のレクチャーそのままに「公民住宅を集約すると全体で15%節約になる」などと、サンプルみたいな詭弁を弄して、国民から総スカンを食っておった。

よくよく考えてみてくださいな。物事には順番というもんがござる。大震災で被災した人々が住む家もなく、仕事もなくて困っておるこの非常時に、のんきに公務員の住宅造っておる場合ではなかろう、ってのが世間常識。

それによりなにより、いまどきそんなに公務員住宅が必要かぁ? 世間では、「社宅」というものが、そもそもなくなってきておるこの時代、おバカなことを言っておるんではないの?

 しかもこの朝霞の住宅については、先の事業仕分けで、枝野さんが胸を張って「中止!!」としたのではなかったのか。

なのに、財務副大臣だった当時の野田総理が、建設へGOサインを出しておったわけで、なんのことはない財務官僚にいいようにされたってこと。財務省の懐で踊っておったってことだ。

とはいえ、それを見直すのだから、そりゃもう世間常識に叶った判断と申せましょう。こんなことで国民が一喜一憂してるって、なんだかなぁ… おかしくないかぁ???

話は変わって、原発じゃ。上杉隆さんがおフランスへ行ったそうな。かの国では、ちゃんとジャーナリズムが機能しておるそうな。

さっぱり情報公開もなく、政府をしっかり追求するでもない大マスコミを、上杉さんは厳しく批判しておる。

「検察当局は、この元秘書による政治資金規正法違反にご執心のようだが、世界が注目している『巨大な犯罪』は別にある。日本社会の目の前に、半年以上にもわたって横たわっている原発事故こそが、世界の関心の的なのだ。」

 「にもかかわらず、日本全体が原発事故、いや原子力ムラの『原発利権』については無視を決め込んでいる。」このあたり、まことにごもっとも。

原発事故の刑事責任を追及する声が、どっからも上がらないのは、どうにもこうにもおかしいんでないの。朝霞の公務員住宅建設問題などで、一喜一憂しておる場合ではござりませぬ。

世界を震撼させた原発事故、これを起こした東電の「巨悪」を、検察庁は放置していて委員会??? マスコミは傍観していて委員会???