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擬声と擬音

2017-04-10 | まさごと
擬声語は、なずらうこえを指す。これは、声になずらう、あるいは、声をなずらう、そのいずれであるかを議論した。日本語の理解は、擬音、擬態、という派生語を作り、ついには擬音に対して、擬情までを言うようになった。これがすべて、擬声語であるのだが、態にしても、情についても、その言葉で表現する音はないか、あるとしても、そのように聞こえるのではない音である。となると、態度、状態、情態を声にするわけであるから、声をなずらう、つまり、音がしていないものに声を当てる表現法だということになる。擬声語が本来、音のあるもの、鳥の鳴き声や、物が振動して出す音を聞いて、それに音をききわけて、声をまねたわけである。聞こえる音についての物まねである。そうであるから、声になずらう表現であったと考えるべきである。擬態、擬情には発音する表現法にはならない、という点で、擬声と同じにするのは、日本語風にとらえた擬音までのことである。しかし、世の中の議論はそうならなくなった。音をこえになずらう、ということが、声が音をなずらう、というふうになってしまっている。さらに、声が態度をなずらう、声が情態をなずらう、というわけである。

ウイキペディアの解説を引用する。


http://www.weblio.jp/content/%E3%82%AA%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%9A%E3%82%A2
Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > オノマトペアの意味・解説
擬声語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/27 06:20 UTC 版)
(オノマトペア から転送)
本稿では、一か所にまとめる都合上擬声語(ぎせいご)を擬音語と擬態語の総称として見出しに使っているが、擬声語という日本語の本来の意味は擬音語に同じ、または擬音語のうち人や動物の声を表したもの(広辞苑より)。 後述のいくつかの例外を除き、基本的に副詞である。
当該概念を表す言葉は、日本語においては統一されていない。

古代ギリシア語の「ὀνοματοποιία(オノマトポイーア)[1]」を由来とする英語の「onomatopoeia(アナマタピーァ) [2]」およびフランス語の「onomatopée(オノマトペ)[3]」を日本語発音にしたオノマトピア、オノマトペア[4]、オノマトペを用いる場合もある。

日本語訳は数多い。以下、いくつか例を挙げると

「擬声語」 - 『新英和大辞典』 研究社
「物声模倣」 - (同上)
「声喩法」 - 島村龍太郎 『新美辞学』
「擬声法」 - 『日本百科大事典』
「写音法」 - 黒岩大訳述 『雄弁美辞法』
「声喩」 - 増田藤之助 『英和比較・英語修辞学講義』
などがある(『レトリック事典』144-154頁に詳しい)。

日本の文部科学省が版行する『学術用語集』は「onomatopoeia」を「擬声語」としているため、本項はこれに準ずる。

擬音語
擬音語は物が発する音を字句で模倣したもの。同じ言語でも時代によって異なる。例えば、狂言などで犬の鳴き声は「びよ」と表現される[5]。通常カタカナで表記される。(擬音語の中の、人や動物が発する声を擬声語と分類する立場もある)


メーメー(羊の鳴き声)
ブーブー(豚鳴き声・ブーイング)
ドキドキ(心臓の鼓動)
ガチャン(ガラスの割れる音、錠がかかる)
チリーン(鈴)
チン(電子レンジ)
ドカン(爆発音、衝撃音)
ズズー(ラーメンを啜る音)
カリカリ(サクサク)(スナック菓子の咀嚼音)
シトシト(雨)
サワサワ(草)
ゴロゴロ(雷)
トントン(肩たたき、ドアのノック)
ドン(花火・衝突など)
バタン(ドアの閉まる音など)
ガタピシ(機械や道具の滑らかでない動作)
ピッ(ポチッ)(機械のボタン動作音など)
ガタン(ゴトン)(電車など)
ジュー(加熱調理)
パチパチ(拍手、焚き火)
プシュー(気体の吹き出す音)
ズルッ(滑る)
ビリビリ(紙が破れる音など)
なお音声を発する主体が同一の場合であっても、言語が違えば表現も当然違うものになる。

例:犬が吠える声
日本語 …… wan-wan(ワンワン)
英語 …… bow-wow, bark-bark, woof-woof, arf-arf, ruff-ruff
ドイツ語 …… wau-wau
フランス語 …… ouaf-ouaf
スペイン語 …… guau-guau
オランダ語 …… waf, woef, waf waf, woef woef
イタリア語 …… bau-bau
ノルウェー語 …… voff-voff
スウェーデン語 …… voff
フィンランド語 …… hau-hau
ハンガリー語 …… vau-vau
ロシア語 …… gaf-gaf
中国語 …… wang-wang(汪汪)
韓国語 …… meong-meong
ヒンディー語 …… bhu-bhu
タイ語 …… hong-hong, wob-wob
スワヒリ語 …… gon-gon
アラビア語 …… hau-hau
ヘブライ語 …… hav-hav
タガログ語 …… hao-hao
サモア語 …… baw-gaw
カタルーニャ語 …… bub-bub
インドネシア語 …… guk-guk
ポルトガル語 …… au-au
ポーランド語 …… hau-hau
擬音語が動詞化・一般名詞化する用例も多数存在する。例えば、幼児期において擬音語をもって対象物を表現する用例が挙げられよう(例:「ワンワン」=犬、「ブーブー」=自動車)。この他にもコンピュータのマウスのボタンを押下する動作を「クリック (click) する」、その鳥が発する鳴き声からカッコウ (en:cuckoo)、タミル語におけるカラス (kaakam) などが挙げられる。

擬態語
状態や感情などの音を発しないものを字句で模倣したものである。(本来、擬声語には含まれない)

日本語には「たっぷり」「ちょうど」のように擬態語と一般語彙の中間的なものもある。擬態語の多さは日本語の特徴でもある。


ばらばら - 散らばっている様
めろめろ - 惚れ込んでいる様
たっぷり - 豊かで余裕のある様
じろじろ
ふらふら
きゅん - (感情)
じーん - (感情)
むらむら- (感情)
キラキラ - 光、輝き
ギラギラ - 強烈な光、強烈な輝き
そよそよ - 穏やかな風
メラメラ - 火
モクモク - 煙、漢語由来のモウモウ(濛々)もある
ぴかぴか - 光、新しさ、きれいである様
ぐずぐず
ぴんぴん
よぼよぼ
ぎゅっ(と)
ぞっ(と)
ふわふわ
ほんわか
ツルツル
さらさら
ちょうど - 「丁度」は当て字で、元来は刀が鞘に収まる擬態語、または擬音語。
しいん/しーん - 静寂。漢語由来の「しんしん」(深々、森々、沈々)や、それが変化した「しんと」が由来とされるが、生理的耳鳴りの擬音語であるとする説もある。英語などではSilenceなどと表現するしかないが、音がないことのオノマトペがあることに驚く外国人もいる。
◯ぶ◯ぶ - 山口仲美はこの擬態語はどれも水と関係があるということを発見した。

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