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「核時代の真の敵。それは戦争そのものです」

2017-05-08 | 映画を見ました
クリムゾン・タイドを鑑賞した。BS放送、Crimson Tide は、トニー・スコット監督が1995年に製作した映画である。タイトルの意味は、深紅の潮流となる。標題は、潜航を続けるアラバマ艦内での、戦争論にあるセリフである。ラムジーに対して、ハンターが言う、核の時代の真の敵は戦争そのものだ、と。


クリムゾン・タイド
アメリカ 
1995年
監督 トニー・スコット
主演 デンゼル・ワシントン ジーン・ハックマン


http://movie.walkerplus.com/mv10790/
映画-Movie Walker > 作品を探す > クリムゾン・タイド

映画のストーリー
ロシアの過激な国粋主義者が軍の反乱派勢力と結託し、シベリアの核ミサイル基地を占拠した。アメリカと日本が核攻撃の危機にさらされ、米海軍の原潜アラバマに出撃命令が下った。歴戦の叩き上げのフランク・ラムジー艦長(ジーン・ハックマン)と、ハーバード大卒のエリートであるロン・ハンター副官(デンゼル・ワシントン)は、核に対する思想で真っ向から対立する。目的海域に達し、敵潜水艦の影を捉えたアラバマは臨戦体制に突入。ペンタゴン(米国防総省)からの通信が入ったその時、敵の魚雷攻撃が艦をかすめて爆発した。通信は途中で途切れ、ミサイルの発射か中止か、はっきりしない。即時攻撃を主張するラムジーに対し、ハンターは命令の再確認を強く求める。艦内に異常な緊張が漲り、艦長への忠誠心か副官のモラルに与するか、乗組員たちも激しく揺れる。ハンターはラムジーの命令を服務違反として指揮権を剥奪、彼とその一派の将校たちを監禁した。再度、敵艦と交戦したアラバマは損傷し、甚大な被害が出る。ハンターは通信の回復を急がせるが、その隙にラムジー艦長は連絡将校ジマー(マット・クレイヴン)、ハンターの長年の親友で武器将校のウェップス(ヴィーゴ・モーテンセン)らと実力で指揮権を奪回すると、ハンターや艇長のコッブ(ジェームズ・ギャンドルフィーニ)らを逆に監禁した。だが、ハンターも脱出し、発射を寸前で回避しようとする。ラムジーの銃口がハンターに向けられた時、通信が回復。ラムジーは再確認のため、3分間の猶予を与えたが、命令はミサイル発射の中止だった。かくして核戦争の危機は回避された。



http://www.e-pino.com/wmt/crimsontide/
クリムゾン・タイド CRIMSON TIDE (1995) 3/5 (23)
2015年1月7日ウェブ・ムービー・シアター

ストーリー

ロシア情勢が緊迫を極める中、政府をアメリカの傀儡だと批判する反乱軍を率いる過激派リーダーは、アメリカ及び日本への核攻撃も示唆し、一気に緊張は高まる。

娘の誕生パーティーの最中に、連絡を受けたアメリカ海軍少佐ロン・ ハンター(デンゼル・ワシントン)は、出撃命令が下った原子力潜水艦”アラバマ”の艦長フランク・ラムジー大佐(ジーン・ハックマン)に呼び出される。

ハーバード大学にも籍を置いた、エリート士官のハンターは、”アラバマ”の副官に任命され、兵器担当のピーター“ウェップス”インス大尉(ヴィゴ・モーテンセン)、補給担当のボビー・ドガーティ大尉(ジェームズ・ガンドルフィーニ)、通信担当のロイ・ジマー大尉(マット・クレイヴン)、作戦担当のダリク・ウェスターガード大尉(ロッキー・キャロル)らと共に出撃準備を始める。

妻ジュリア(ヴァネッサ・ベル・キャロウェイ)と子供達に別れを告げたハンターは、精鋭達と共に” アラバマ”に乗艦し目的海域に向かう。


第1日
10月21日 太平洋深海。

潜航を続ける”アラバマ”艦内では、先進的戦争論者のラムジーに対し、核の時代の真の敵は”戦争” そのものだと、ハンターは率直に意見する。

第3日
10月23日 グリニッジ標準時(ズールー) 09時00分。

突如、厨房で火災が発生し、ハンターがそれを鎮火させるのだが、ラムジーはその混乱の最中に、”核ミサイル・システム訓練”の指令を出す。

火災による騒ぎで水兵が心臓発作を起こしたため、訓練は中止されるが、このタイミングでそれを行うべきだったか否かで、ラムジーとハンターの意見は再び分かれる。

ラムジーは、部下の前で、上官の指示に意見することをハンターに禁ずる。

その後ハンターは、ベテラン艦長ラムジーのペースでことを運ばせるべきだと、インスから助言される。

第6日
10月26日 ズールー時間 06時31分。

ロシアの核ミサイル・コードが解読されたという、EAM
(緊急行動指令)が入り、政府軍に包囲された反乱軍が、アメリカ及び日本に核攻撃を仕掛ける可能性が高まり、全軍に非常事態宣言が下される。

ラムジーは、自分達の任務が、それに対抗する先制攻撃だということを部下に告げる。

第11日
10月31日 ズールー時間 18時00分。

戦争を目前にしながら、部下達の士気の低下を懸念するハンターは、ラムジーに部下達に激を飛ばすよう提言し、それを実行させる。

第12日
11月1日 カムチャツカ半島沖 483キロ。

敵潜水艦を確認したラムジーは、ミサイル発射準備を命ずる。

その後、敵艦が”アクラ型原子力潜水艦”だと確認したラムジーは、それを艦内放送で部下らに伝え、 ミサイル発射をスタンバイさせる。

しかし、敵艦から2発の魚雷が発射され、”アラバマ”を追撃する。

ラムジーは魚雷おとり弾を発射させ、適の攻撃を回避することに成功する。

ミサイル発射まで残り6分、”アラバマ”は発射可能深度まで上昇する。

その時ハンターは、途中で切れてしまったEAMの電文が、ミサイル発射中止命令の可能性をラムジーに指摘する。

しかしラムジーは、部下の前で自分に意見するハンターに怒りを露にして、ミサイル発射命令を出す。

ラムジーは、それをハンターに復唱させようとするが、彼はそれを拒否してしまう。

ハンターを逮捕させようとするラムジーだったが、核攻撃は、艦長と副長の合意がなければ行えない軍規があることを、ハンターは主張する。

尚も命令に従わないかを問うラムジーに対し、ハンターは彼の任を解き居室に連行するよう、自分に同調する当直士官ウォルターズ(ジョージ・ズンザ)に命令する。

そしてハンターは、軍規違反でラムジーを解任したことを部下らに伝え、ミサイル発射を見合わせる指示を出す。

ハンターはウォルターズに例を言うが、彼は軍規に従ったまでだと、本意ではないことを伝える。

その直後、敵艦が真上に接近し、再び魚雷攻撃を受けるが、それを回避した”アラバマ”は、逆に敵艦に魚雷を命中させて撃沈する。

しかし、寸前に敵艦が放った魚雷が”アラバマ”を襲い、被害を受けた艦体は浸水し、 艦底に三人を残したままハンターは水密ハッチを閉めるよう命ずる。

”アラバマ”は深度を下げ、船殻破壊深度に達してしまうが、故障していたエンジンが修理され、 ハンターは潜望鏡深度まで浮上を命ずる。

その頃、ドガーティはラムジーの元に向かい指示を仰ぎ、インス、ジマー、ウェスターガードを巻き込んで反乱を起こそうとする。

インスはそれに反発するが、ラムジーの指名だと説得されて仕方なくそれに従い、彼らは武装してラムジーを解放する。

不穏な空気を感じたハンターは、ソナー担当のダニー・リベッティ(ダニー・ヌッチ)に全艦のマスター・キーを渡して、 ミサイル発射攻撃の確認をするために、通信担当のラッセル・ヴォスラー(リロ・ブランカトーJr.)に、故障した通信機の修理を急がせる。

その直後、ラムジーらが司令室を占拠し、ハンターから指揮権を奪い、核ミサイル発射をスタンバイさせる。

しかし、監禁されているハンターとウォルターズらを、リベッティが解放する。

ハンターは、ミサイル管制室のインスに連絡を入れて、彼を説得する。

ラムジーは、ミサイル発射装置を作動させるようインスに命ずるが返事はなく、自らミサイル管制室に向かい、そこで発射しようとする。

それを知ったハンターは、司令室のシステムを解除しようとするが、ラムジーはインスの部下に銃を向けて彼を脅し、発射装置を作動させるための金庫を開けさせる。

しかし、ハンターが司令室を制圧し、寸前でミサイル発射を阻止する。

そこにラムジーが押し入ってくるが、ハンターは司令室を制御するキーを渡そうとしない。

その後、ヴォスラーから通信機が復旧しそうだという連絡が入り、ロシアの核ミサイル発射が迫る中、ラムジーは、3分間の猶予を与える。

そして、ヴォスラーからEAMが届いたことが知らされ、ロシアの反乱軍が降伏したため、ミサイルの発射中止がラムジーに報告される。

ラムジーはそれを部下達に伝え、ハンターに指揮を任せる。

アメリカ太平洋艦体指令本部、ハワイ、真珠湾。
今回の”アラバマ”艦内で起きた事件で、アンダーソン提督(ジェイソン・ロバーズ)による調査委員会が開かれる。

アンダーソン提督は、命令系統システムの問題を指摘し、ラムジー、ハンター双方共に正しく、そして間違っていたとも言える判断を下し、事件を公表しないことにする。

しかし、記録上、二人の行動を国家の利益と海軍の伝統に従ったものと判断し、ラムジーの早期退役願いを受理することを提督は伝える。

そして提督は、ラムジーの意見を聞き入れ、ハンターを指揮官に任命することを伝える。

そして、ハンターはラムジーに感謝し、彼は潔く海軍を去り、二人のわだかまりは消える。

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