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プーチンの被害妄想

2022-04-06 | ほんとうのところは

プーチンの被害妄想と言うか、はたまた、思い込みの度が過ぎたのか。この情報の行きかう、すぐさまに飛び交うご時世で、第2次大戦の戦法のままに見えてしまった大ロシアの軍事作戦のようである。国連のロシア大使、またロシアの外相にしても、証拠だ検証だと言いながらも目の当たりにする映像の数々にはフェイクとだけ言い放つには説得性がないから、あれはロシア国内向けの強弁だともはや信用されない。その一方でのウクライナ副首相による電子情報ネットワーク作りが機能することは、グーグルのアンドロイドに爆撃警報が流れるのを見るという、ロシア陣地の様子が知れ渡る精巧な運用となった。
中立化、非軍事化、キーウにネオナチ政権、ドンバスのジェノサイド、そしてNATO拡大とキーワードとともにプーチンが如何に空想をしたかが見え透いてきた。武力の過信はロシアのサイバーを誤らせた。ロシアの嘘は果てしがなくなって、インターネット情報に見えてしまう。クリミアを侵攻したロシア軍はその後に電子情報策戦の何も学ぶことなく、サイバーではクリミアでは停電と通信遮断によることだけのような、いまのキーウ侵攻を行って敗れている。マりうポリを恐怖に落とし込んでミサイルと爆弾銃撃による廃墟化の作戦はレッドラインを越える、そのレッドラインは市民を巻き込む殺りくに人道人権の蹂躙に拠る国際社会の信義を破ったことが撤退と言いながらも市民に銃撃してきたことが証拠となって世界にあらわになったことにある。




https://news.yahoo.co.jp/articles/4555e81a433d171a98445b67dc0daefc59d03a35?page=4
プーチンはなぜウクライナの「非ナチ化」を強硬に主張するのか? その「歴史的な理由」
3/13(日) 8:03
>「歴史をめぐる戦争」
 前提として、ロシアにとって第二次世界大戦、とりわけ独ソ戦が持つ意味についておさえる必要がある。当時のソ連は、第二次世界大戦で最大の人的犠牲を払った国であり、(諸説あるが)その数、およそ2600万から2700万人とされる。これは当時の人口からすれば10人に一人(以上)。つまり、すべての人が誰かを失い、どの家族にも悲劇があったということを意味する。
 国民の英雄的な戦いの末にナチ・ドイツを打ち破り、連合国の勝利に貢献し、ファシズムから世界を解放したこと――「反ファシズム」「反ナチズム」国家としてのアイデンティティは、今でもロシア社会を束ねることのできる数少ない要素である。
 しかし、この歴史解釈に対して異議を唱える動きが、とりわけ2000年代初頭あたりからウクライナ、バルト諸国、ポーランド等で活発化する。各国は自分たちをナチズムとスターリニズムという二つの全体主義体制の犠牲者と位置づけ、ナチ・ドイツとソ連を同列視する歴史観が政治家によって次々と示された。
 例えば、2020年、ゼレンスキー大統領は、ナチ・ドイツとソ連が共謀した独ソ不可侵条約が第二次世界大戦を、そしてホロコーストの実行を可能にしたと発言した。これは、間接的に、ソ連にもホロコーストの責任があると(ユダヤ系の出自を持つ大統領が)主張しているということになる。
 いうまでもなく、これに対してロシアは猛反発した。議論は欧州議会や国連にまで波及し、ロシア国内では、翌年7月に第二次世界大戦でのソ連の決定や行為を公にナチ・ドイツと同一視することを禁じる法改正が行われた。
> ウクライナの権力中枢に入り込んだ「ネオナチ」を倒し、ドンバスのロシア系住民を「ジェノサイド」から守り、新たに出現した「ファシズム」を打ち破ることが目的だと語りかけることで、プーチン政権は、この戦争を「大祖国戦争」(ロシアでは第二次世界大戦はこう呼ばれる)の時のように団結して戦い抜き、経済制裁によってもたらされるであろう生活苦に耐えることを、ロシア国民に求めている。
> 今回の軍事進攻の目的を「非ナチ化」とするのは、かつての第二次世界大戦後のように、ロシアをヨーロッパ安全保障枠組の中に再び位置づけることを求めるメッセージでもある。

 もっとも、これがもはや現実的でないことは言うまでもない。ウクライナにしてみれば、ロシアの行為は、かつてナチ・ドイツがオーストリアやズデーテン地方の併合で行ったことと重なって見えるのであり、ロシアこそが「ファシズム」の再来である。「西側」から見ても、ロシアが対話を欲しているとも、ヨーロッパ安全保障の枠組に包摂すべき相手だとも、考えられないだろう。
 プーチン・ロシアにはもう、疎外と孤立の道しか残されていないかもしれない。
浜 由樹子(静岡県立大学大学院国際関係学研究科 准教授)


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