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0629 集団自衛権、地方議会

2014-06-29 | 日記

0629 集団自衛権、地方議会

地方190議会「待った」 集団的自衛権、意見書が急増  中日新聞トップ記事、見出しである。20140629   
リードには、安倍政権が目指す集団的自衛権行使容認の閣議決定に対し、地方議会で反対、慎重な対応を求める意見書を可決する動きが急速に広がっている、とある。
>本紙の調べで、今月だけで少なくとも百二十九議会に上り、これまでに可決済みは百九十二(二十八日時点)となった。
トップ左に解説記事に、「戦後」のあとには とある。
>もはや「戦後」ではない-一九五六年、昭和で言えば三十一年の「経済白書」に記された言葉です。経済が戦前の水準を超えるまでに回復したことを受けた宣言であり、当時は流行語にもなりました。
 確かに、あの戦争からの経済復興期を意味する「戦後」はとうの昔に終わったのでしょう。でも、戦争と社会の関係でいう「戦後」は七十年が経(た)とうという今でも、もちろん、続いています。
 ここに、それをよしとしないらしい一人の宰相がいます。その人、安倍晋三首相は「戦後レジームからの脱却」を自身の政治指針に掲げて、その路線を猛進しています。
 国民の「知る権利」を脅かす特定秘密保護法を成立させたかと思えば、武器輸出三原則を緩和して、武器の国際ビジネスを日本の成長戦略に組み込む。そしてついには、憲法九条、ではなく、その解釈を、国民の投票、ではなく、閣議決定という“簡便”な方法で変更し、他国の戦争に巻き込まれかねない集団的自衛権の行使を可能にしようとしています。
   

中段記事の見出しには、愛知県警、30交番など廃止検討 7駐在所も 老朽施設が対象 20140629  
記事には、愛知県警が来年三月末までに、交番三十カ所と駐在所七カ所の計三十七施設の廃止を検討していることが、県警関係者への取材で分かった、とある。

その左の見出しに、「私の男」がグランプリ モスクワ映画祭  20140629   
◆主演の浅野忠信さんに男優賞
 記事には、第三十六回モスクワ国際映画祭の授賞式が二十八日午後(日本時間同日深夜)行われ、日本からコンペティション部門に出品された熊切和嘉監督の「私の男」が最優秀作品賞(グランプリ)、主演俳優の浅野忠信さんが最優秀男優賞を受賞した、とある。





中日春秋
2014年6月29日

 空想科学小説とはもはやいわぬか。SF。小説にせよ漫画にせよ、書かれた当時は荒唐無稽に思えたはずのSFはかなり正確に未来の形を予見してきたのではないか

 ロボット、潜水艦、月ロケット、核爆弾。タイムマシンこそ実現しないが、SFの世界から現実になった新技術、未来予想は数知れぬ。かつての作家たちの空想力のすごさ

 もちろん例外もある。藤子・F・不二雄さんが一九七四年に描いたSF短編の『間引き』。日本の人口が増えすぎ、食糧が不足している世界。配給制が導入され、人々は絶えずおなかをすかせている

 藤子さんの予言は一面では正しい。世界の人口は約七十二億人。一日で約二十万人ずつ増えているという試算もある。地球全体では水と食糧が不足している

 見誤ったのは日本では人口が増えなかったことである。それどころか急速に減っている。総務省によると一月一日現在、全国人口は一億二千八百四十三万人余。日本人は昨年に比べ約二十四万人減った。二〇五〇年には約九千七百万人にまで減る

 作品では人口が増えすぎた結果、「異性愛、肉親愛、隣人愛、友情」が薄れ、人々は憎み、殺し合うことで人口を調整する。ならば人が減る現実の世界では「愛」や思いやりが増えてもよさそうだが、世間にそんな気配はない。待ち受けるのはSFの空想を超えた人も愛も足らぬ世界か。


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