吾輩は猫である 漱石の漢字表記を読み仮名でみる。新聞の連載をもとに採録する。 夏目漱石 吾輩は猫である 9
夏目漱石「吾輩は猫である」9
2016年4月14日05時00分
元朝(がんちょう)
許(もと)
絵端書(えはがき)
踞(うずくま)って
竪(たて)から
眺(なが)めたり
拗(ね)じ向けたり、
三世相(さんぜそう)
膝(ひざ)
険呑(けんのん)
漸(ようや)く
劇(はげ)しく
先(さ)っき
寐(ね)ていた
極(き)め込んだもの
中(うち)でも
他(ほか)
描(か)いてある
明瞭(めいりょう)な
好(よ)し
遣(や)りたい
恵(めぐみ)に
断(ことわ)って
甚(はなは)だ
糟(かす)
糞(くそ)
見(みっ)ともいい
這入(はい)って
十人十(と)色(いろ)
の語(ことば)
、毛(け)並(なみ)でも、
按排(あんばい)
、尻尾(しっぽ)
粋(すい)
無粋(ぶすい)
悉(つ)くして
差支(さしつか)えない
相貌(そうぼう)
語(ことば)
餅屋(もちや)
駄目(だめ)である
六(む)ずかしい
性(しょう)の悪い
牡蠣(かき)
面構(つらがまえ)
可笑(おかし)い
◇
夏目漱石「吾輩は猫である」9
2016年4月14日05時00分
元朝(がんちょう)
許(もと)
絵端書(えはがき)
踞(うずくま)って
竪(たて)から
眺(なが)めたり
拗(ね)じ向けたり、
三世相(さんぜそう)
膝(ひざ)
険呑(けんのん)
漸(ようや)く
劇(はげ)しく
先(さ)っき
寐(ね)ていた
極(き)め込んだもの
中(うち)でも
他(ほか)
描(か)いてある
明瞭(めいりょう)な
好(よ)し
遣(や)りたい
恵(めぐみ)に
断(ことわ)って
甚(はなは)だ
糟(かす)
糞(くそ)
見(みっ)ともいい
這入(はい)って
十人十(と)色(いろ)
の語(ことば)
、毛(け)並(なみ)でも、
按排(あんばい)
、尻尾(しっぽ)
粋(すい)
無粋(ぶすい)
悉(つ)くして
差支(さしつか)えない
相貌(そうぼう)
語(ことば)
餅屋(もちや)
駄目(だめ)である
六(む)ずかしい
性(しょう)の悪い
牡蠣(かき)
面構(つらがまえ)
可笑(おかし)い
◇