ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いていくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって感謝いたします。
現代日本語「誤」百科 661 は、体験者を優遇する を、例題にしている。
体験者の意味をとらえて、ここは経験者で言うのがふさわしい、と解説する。
経験者は、見聞きし得られた知識や技能が表されるとし、体験者は、直接見聞きするだけのことである、とするが、説明のしかたによって、経験を広く取れば、経験の意味内容には体験をも含む。
この体験者優遇という広告があるとするなら、その体験には特別な意味合いが感じられるので、具体的な内容が求められる。
したがって、
経験者優遇
体験者優遇
とあれば、募集内容によって言い分ける場合が考えられる。
一般的な求人募集では、広告のスタイルがあるので、統一したスタイルは編集によって行われて、多くは、経験者を使う。
また、体験にも、いわば、広狭の意味合いがあるので、コラムの説明は必ずしも当てはまらないだろう。
体験入学として、キャンパスを開放するのは、体験を一度してみませんか、ということだ。
体験入学したからといって、それをずっと長く体験し続けるということではない。キャンパス開放や受験生へのこの方式は、数回になることもあるかもしれないが、それは、体験をしたと言っても、同じことだ。経験入学と言えないのは、まだ深くは、体験が知識化されたり、対象化されたりすることがないからであろう。
体験者を優遇するというのも、その仕事、業務をしたことがあれば、それをとらえて、その体験がない人よりは優遇するということだ。それは、恐らく体験回数を問うているのではないので、それに携わったことが、あるかないか、体験年数と熟達度が言われているに過ぎない。
体験者を優遇するという用例はほとんど見られない。
あるとすれば、体験を求めて、その体験の内容を通常のものとしないような業種だろうか。
また、体験者募集の案内が用例にあったので、みると、それは体験を希望する人の内容であった。
農作業体験者とは…？ - JAふらの
www.ja-furano.or.jp › 農業体験・新規就農 - キャッシュ
平成２５年度の農作業体験者募集要項. 募集資格, ：, 健康な男女。 募集期間, ：, ２月下旬～６月下旬頃. 時 間, ：, 基本時間 ７：３０～１７：００ ただし、作業によっては早朝から昼すぎまでの作業になることがあります。 （休憩は１時間１回・１５分２回 実働８時間以内 ...
以下は、辞書の説明である。
デジタル大辞泉の解説.
たい‐けん 【体験】
［名］(スル)
１ 自分で実際に経験すること。また、その経験。「貴重な―」「戦争を―する」
２ 《(ドイツ) Erlebnis 》哲学で、個々の主観のうちに直接的または直観的に見いだされる生き生きとした意識過程や内容。特に、生の哲学ではその中心概念をなす。
→経験［用法］
[用法]経験・体験――日常的な事柄については「経験（体験）してみて分かる」「はじめての経験（体験）」などと相通じて用いられる。◇「経験」の方が使われる範囲が広く、「経験を生かす」「人生経験」などと用いる。◇「体験」は、その人の行為や実地での見聞に限定して、「恐ろしい体験」「体験入学」「戦争体験」のように、それだけ印象の強い事柄について用いることが多い。
大辞林 第三版の解説.
たいけん【体験】（ 名 ） スル
①実際に自分の身をもって経験すること。また，その経験。 「 －談」 「苦い－」 「 －してみないとわからない」
②〘哲〙 〔ドイツ Erlebnis〕 個々人のうちで直接に感得される経験。知性的な一般化を経ていない点で経験よりも人格的・個性的な意味をもつ。 → 経験（補説欄）
経験（補説欄）〔 (1) 漢籍では「体験，体感」の意。英語 experience の訳語とした。中村正直訳「自由之理」（1872年）にある。 (2) 類義の語に「体験」があるが，「体験」は自分自身の身をもって実際に行う意。それに対して「経験」は自分で実際に見たり聞いたりして知識・技術などとして身につける意〕
追体験|原体験|体験版|作為体験|体験実習林|ブランド体験|未体験|体験型移動展示館|中学、高校生の体験入隊|子ども科学体験実証施設O―Labo（オーラボ）
未経験|経験則|経験者|経験論|「と」学会の経験則|経験主義|経験科学|経験学習|経験批判論|
Weblioより
「経験する」を解説文に含む見出し語の検索結果(1～10/3002件中)
experience - 法令用語日英標準対訳辞書
job experience - 英和専門語辞典
maintenance experience - 英和専門語辞典
operational experience - 英和専門語辞典
empiricism - 日英対訳辞書
flight experience - JST科学技術用語日英対訳辞書
having experienced ~ - 英和対訳
Rule of Thumb - 英和専門語辞典
adjacent experience - 英和専門語辞典
construction experience - 英和専門語辞典
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personal experience - 英和対訳
psychedelic experience - JST科学技術用語日英対訳辞書
Earthquake Zone - 英和専門語辞典
familiarization course - 英和専門語辞典
learning by doing - 英和専門語辞典
relive - 英和専門語辞典
try-and-buy version - 英和専門語辞典
LSD experience - JST科学技術用語日英対訳辞書
experience centers - JST科学技術用語日英対訳辞書
experience note - JST科学技術用語日英対訳辞書
現代日本語「誤」百科 661 は、体験者を優遇する を、例題にしている。
体験者の意味をとらえて、ここは経験者で言うのがふさわしい、と解説する。
経験者は、見聞きし得られた知識や技能が表されるとし、体験者は、直接見聞きするだけのことである、とするが、説明のしかたによって、経験を広く取れば、経験の意味内容には体験をも含む。
この体験者優遇という広告があるとするなら、その体験には特別な意味合いが感じられるので、具体的な内容が求められる。
したがって、
経験者優遇
体験者優遇
とあれば、募集内容によって言い分ける場合が考えられる。
一般的な求人募集では、広告のスタイルがあるので、統一したスタイルは編集によって行われて、多くは、経験者を使う。
また、体験にも、いわば、広狭の意味合いがあるので、コラムの説明は必ずしも当てはまらないだろう。
体験入学として、キャンパスを開放するのは、体験を一度してみませんか、ということだ。
体験入学したからといって、それをずっと長く体験し続けるということではない。キャンパス開放や受験生へのこの方式は、数回になることもあるかもしれないが、それは、体験をしたと言っても、同じことだ。経験入学と言えないのは、まだ深くは、体験が知識化されたり、対象化されたりすることがないからであろう。
体験者を優遇するというのも、その仕事、業務をしたことがあれば、それをとらえて、その体験がない人よりは優遇するということだ。それは、恐らく体験回数を問うているのではないので、それに携わったことが、あるかないか、体験年数と熟達度が言われているに過ぎない。
体験者を優遇するという用例はほとんど見られない。
あるとすれば、体験を求めて、その体験の内容を通常のものとしないような業種だろうか。
また、体験者募集の案内が用例にあったので、みると、それは体験を希望する人の内容であった。
農作業体験者とは…？ - JAふらの
www.ja-furano.or.jp › 農業体験・新規就農 - キャッシュ
平成２５年度の農作業体験者募集要項. 募集資格, ：, 健康な男女。 募集期間, ：, ２月下旬～６月下旬頃. 時 間, ：, 基本時間 ７：３０～１７：００ ただし、作業によっては早朝から昼すぎまでの作業になることがあります。 （休憩は１時間１回・１５分２回 実働８時間以内 ...
以下は、辞書の説明である。
デジタル大辞泉の解説.
たい‐けん 【体験】
［名］(スル)
１ 自分で実際に経験すること。また、その経験。「貴重な―」「戦争を―する」
２ 《(ドイツ) Erlebnis 》哲学で、個々の主観のうちに直接的または直観的に見いだされる生き生きとした意識過程や内容。特に、生の哲学ではその中心概念をなす。
→経験［用法］
[用法]経験・体験――日常的な事柄については「経験（体験）してみて分かる」「はじめての経験（体験）」などと相通じて用いられる。◇「経験」の方が使われる範囲が広く、「経験を生かす」「人生経験」などと用いる。◇「体験」は、その人の行為や実地での見聞に限定して、「恐ろしい体験」「体験入学」「戦争体験」のように、それだけ印象の強い事柄について用いることが多い。
大辞林 第三版の解説.
たいけん【体験】（ 名 ） スル
①実際に自分の身をもって経験すること。また，その経験。 「 －談」 「苦い－」 「 －してみないとわからない」
②〘哲〙 〔ドイツ Erlebnis〕 個々人のうちで直接に感得される経験。知性的な一般化を経ていない点で経験よりも人格的・個性的な意味をもつ。 → 経験（補説欄）
経験（補説欄）〔 (1) 漢籍では「体験，体感」の意。英語 experience の訳語とした。中村正直訳「自由之理」（1872年）にある。 (2) 類義の語に「体験」があるが，「体験」は自分自身の身をもって実際に行う意。それに対して「経験」は自分で実際に見たり聞いたりして知識・技術などとして身につける意〕
追体験|原体験|体験版|作為体験|体験実習林|ブランド体験|未体験|体験型移動展示館|中学、高校生の体験入隊|子ども科学体験実証施設O―Labo（オーラボ）
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