文化と聞いて連想するのは文化住宅となると世代である。文化鍋文化包丁とする用法が住宅にかぶさる。そもそも文化住宅が図に描ける人がいるだろうかと自問してコミックアニメの時代である現代のことをわすれてはいけない。翻訳語となって説明することが多くても文化文政があったりしたのだから漢語の用法にも留意が欲しいと思うのも時代遅れになりつつある。文化工具書と中国の書店で見たコーナーの標目があって1984年に出かけた時のことで今もあるだろうけれど文化が工具になるとその時に文化のトンカチスパナといった技術道具の想像をした自分がおかしかった。さてその文化である。教化という語とセットになってこれは武力平定に対する用法があることを知ったから穏やかではない。しかも文化のあとにうまくないなら武力が来るというのだからますます平和イメージの語でもない。辞書が大層にも文化と文明の語誌としての違いを説く訳語に関しては言われずともすぐに英和と和英のひき比べをすればわかることである。文化勲章と文化功労とだけを親授としその解説風のメディアの取り上げ方は関係者のものとしても軍事武力を置き去りにした日本政治と民衆の関心ごとは文化によるものであったかと敗戦後、維新後、そしてさかのぼること朝廷の争い後に及ぶことになる
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/130672/1/kogusho.pdf
工具書について : 漢籍の整理 - 京都大学学術情報
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「工具書」とは、疑問点を明らかにし、不確かな情報を確実にする点で不可欠の存在だ。漢籍の書誌情報採取に即していえば、目録学・版本学、書名、人名、地名等に関する参考書(レファレンスブック)と定義できよう。具体的にいえば、字書・辞典、目録、類書、索引、歴史年表、年鑑、百科全書などがこれに当たる。