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2023-09-22 | 日本語文法論議23





日本語文法論議23922  
      詞とは何か。品詞と翻訳語を用いるようになってから、語を分類すると詞になるということかと思ってきている。詞と語の違いは何か。文法上の性質によって語を分類する詞に対して、語とは何か。

どうもいまさらに辞書を引いてたしかめるようなことをすると、広辞苑では詞を言葉と説明する。
広辞苑
>①ある意味を表すために、口で言ったり字に書いたりするもの。語。言語。竹取物語「うち泣きて書く―は」。「やさしい―に言い替える」「日本の―」
②物の言いかた。口ぶり。語気。浄瑠璃、凱陣八島「少し―の弱りたる折を見て」。「―を和らげる」
③言語による表現。古今和歌集序「その心あまりて―足らず」。「―を飾る」「あいさつの―」
④言葉のあや。事実以上に誇張した表現。狂言、箕被みかずき「塵を結んでと言うたは―でござる」
⑤文芸表現としての言語。詩歌、特に和歌など。「―の道」
⑥《詞》謡い物・語り物で、ふしのつかない部分。また、歌集などで、歌以外の散文の部分。
⑦物語などで、地の文に対して会話の部分。

こと と読むと、日国大の項目を見てきた。こと として載せるのは、話したり語ったりすること、言語行為とする。

通常、この詞字を用いれば、詞と辞の対で言えば、品詞となるから、次のようである。

>〔言語学・文法〕日本語の単語を文法上の性質から二つに分類した一つ。単独で文節を構成し、または文節のはじめに用いられる単語で、それだけで客観的に認識できるある概念を表す。名詞・形容詞・動詞など。自立語。観念語。  学研国語より

新明解の、見出し語、し とする。
中國韻文の意味を載せる。文法用語には国語のほかにも語例が見える。
>し[詞]
(一)ことば。「詞華[1][2]・詞章・誓詞・賞詞・祝詞」
(二)中国の韻文の一体。「宋詞ソウシ[0]」
(三)文法上の語類。〔狭義では、自立語・観念語を指す〕
「品詞・名詞・動詞・形容詞・副詞・接続詞・助詞・前置詞・冠詞」

大辞林
>し [1] 【詞】
(1)ことば。文章。詩歌。
(2)中国の歌曲の一体「填詞(テンシ)」のこと。
(3)国文法で,単語を文法上の性質から二大別したものの一。(ア)橋本進吉の説では自立語をいう。(イ)時枝誠記の説では,概念過程を経て表現された語,すなわち,事柄を表現する語をいう。⇔辞
>じ [1] 【辞】
(1)ことば。文章。「告別の―」
(2)漢文の文体の一。賦に似ており,抒情性の豊かな韻文的要素の強いもの。→賦
(3)国文法で,単語を文法上の性質から二大別したものの一。
(ア)橋本進吉の説では付属語(助詞・助動詞)をいう。
(イ)時枝誠記の説では,概念過程を経ることなく,事柄に対する言語主体の立場を直接に表現する語をいう。助詞・助動詞のほか,感動詞・接続詞・陳述副詞をも含む。⇔詞

大辞泉
>し【詞】
(1)ことば。文章や詩歌。また、特に、歌詞。「―に曲をつける」
(2)中国の韻文の一。唐末から宋代にかけて流行。もとは楽曲に合わせて作られた歌詩。一句の長短は不定で俗語を多く使う。填詩(てんし)・詩余・長短句ともいう。
(3)単語を文法上の性質から二つに分類したものの一。辞(じ)に対する。単独で文節を構成しうる語。名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・感動詞・接続詞がこれに属する。自立語。時枝誠記(ときえだもとき)の学説では接続詞・感動詞などは辞に入る。
>じ【辞】
(1)ことば。「歓迎の―」
(2)漢文の一体。楚辞の系統をひく様式で、押韻して、朗誦に適した文。陶潜の「帰去来の辞」など。
(3)単語を文法上の性質から二つに分類したものの一。詞(し)に対する。単独では文節を構成しえず、常に詞(自立語)に伴って文節を構成する語。助動詞・助詞がこれに属する。時枝誠記(もとき)の学説では、助動詞・助詞のほか、接続詞・感動詞などもこれに含まれる。















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