文節を考案した人は、国語学者、橋本進吉である。大辞林 第三版の解説
ぶんせつ【文節】 によれば、日本語の言語単位の一。文を,実際の言語として不自然でない程度に区切ったときに得られる最小の単位。たとえば,「赤い花が咲いた」という文は,「赤い」「花が」「咲いた」の三つの文節から成る。文節は,一つの自立語,またはそれに付属語の付いたものから成り,それ自身一まとまりの音声上の特徴をもつ。 〔橋本進吉の用語に始まる〕 とある。学校文法に取りいれられて、国文法の単位となった。文節を英訳すると、文節の英語、英訳として、ejje.weblio.jp › 英和辞典・和英辞典 › 和英辞典 によると、文節を英語に訳すと 【文法】 a clausea phrase 《in a Japanese sentence》. - 約975万語ある英和辞典・和英辞典、となっている。あるいは、英訳。a phrase (in a Japanese sentence) - goo辞書 とあって、説明が輪kれることになる。WebSaru辞書 > 和英辞典 > 文節を英語に訳すと 文節の英語と読み方 文節[ぶんせつ](linguistics) paragraph, clause, phrase . . . 本文を読む
日本語動詞の自他の別については江戸時代の研究によって明らかにされた。江戸後期の語学書、3巻。本居春庭の著。文政11年、1828年成立である。動詞の自他の区別、掛け詞、動詞の語尾の延言、約音、語句の係り受けなどを説明している。その後、学校文法では動詞の分類に取り入れることがなかったが、英語教育の影響で動詞の区別を説明することから、自動詞他動詞について説明されるようになり、国語教育、日本語教育の文法で解説がある。他動詞は、たべる、飲む、開ける、消す、着る、頼る、かみつく、など、ほかの物や人に働きかける動作、行動を表す動詞とする。自動詞は、起きる、立つ、歩く、残る、消える、など、その語だけで人や物の自発的な動作や作用を表すことができる動詞とする。また、開く、閉じる、終わる、増す、などのように、文脈によって自動詞としても他動詞としてもふるまう動詞がある。自動詞ので、飛ぶ、歩く、通る、渡る、出る、などについては、空を飛ぶ、道を歩く、店を出る、」など、通過点や離脱点を、を格で示すため、
他動詞と間違えやすい、日本語文法まとめ 日本語文法を簡単にまとめます http://jpb.cross-orange.com/?p=108 による。 . . . 本文を読む
この問いにあるのは国語動詞の活用についての変遷を意味するのだろう。ただ、類推によってこのように問いかけるなら、言語現象はそう推論通りにはならない。すなわち、活用の種類分けを古典語の文法で9種類としたものを現代語の種類分けで5種類とする経過に、2段活用の1段化と、また、な変活用と、ら変活用のそれぞれを置いて、現代語に、か変活用と、サ変活用とが、動詞の活用の種類において整理統合を、歴史的経緯に受けるというわけである。議論の基本にあるものは規範性が働いて語における何らかの必然性を言うものではない。したがって、か変、さ変、ともに不変であるということである。。 . . . 本文を読む
受け身は受動、受け身文また受動文のことで、文法のこととして、この用語が使われると、迷惑の受け身となる。すると、その説明に、雨が降る について、雨に降られる という受け身になり、また同様に、赤ん坊が泣く 赤ん坊に泣かれる となる例文をあげる。受け身が、 >4 文法で、主語が他からの動作・作用を受ける意を表す言い方。文語では、動詞の未然形に助動詞「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)、口語では助動詞「れる」「られる」を付けて言い表す。受動態。 と、辞書に説明があって、例文の場合に、わたしに対して、天の雨が作用した、ということになり、また、赤ん坊のなき方がわたしに動作を及ぼしたということになる。動詞の種類で、降る 泣く については自動詞となるので、受動文をつくる扱いが日本語の特徴となって、とりわけ、それを迷惑、被害をこうむるとして解説をしてきている。 . . . 本文を読む
単語の意味と形式に、日本語には複数形の別がないと、説明することがある。英語学習を始めてすぐに英単語には単数複数の別があると学習して、日本語に単複の数の扱いがないことを知る。問いのように複数形を文法の規則として持つかどうかとなると、日本語に複数形があるのは語彙としてあるとなる。しかし、それは限られてくる。物をみて、すぐに、それが一つであるか、二つであるかを言語にあらわそうとすることはない。コップが一つ、コップが二つ、複数のコップ、というように、コップという名詞に、コップたち、こっぷなど、その言い分けをすることは表現上のことである。人間を数えるにも、一人二人三人と数えて、その人間という名詞が単数であるか複数であるかは文脈によって理解するので、文法の形式によって表わされない。人間たち、人間ども、人間ら、となるのは、複数の意味をとらえるが、そのどれをも場面に応じた表現としてあって、*3人間たち、と言うことはない。 . . . 本文を読む
日本語文法では名詞に性別を区別することはない。したがって名詞に男性があり、女性があると言う分類は不思議にも感じる。ヨーロッパの言語を学習してみて、名詞に変化形があり、文法的なとらえ方に、性、数、格とさまざま区別があることを知り、初めてその体系を理解する。しかし、英語はその中でも変化の少ない、あるいは性の分類をもたないと知ることになる。英語の祖語を求めて印欧祖語に至ると、ヨーロッパの言語と同じく、英語もひとつの言語から分化してきたと考えられ、その印欧祖語には名詞に男性、女性、中性の三つの性があったと考えられている。したがって、英語にはなくなっていても、ほかのヨーロッパの言語には、男性名詞、女性名詞、中性名詞だけでなく、地域での言語の継承にまたそれぞれ名詞を区別することがある。そして、性の数がいまの2つ、また3つに対して、4、5にわかれる言語も知られているだけでなく、15,20以上を数える言葉もあるようだ。 . . . 本文を読む
コンピューターと慣れ親しんだ表記がコンピュータに突然、変わり始めたのはいつであったか。外来語の表記にそれを取り決めてIT用語は一斉に調音の棒引き表記をなくした。それは原綴りに対する発音ゆえである。したがって辞書表記などは棒引きの延長の音符号をつけたままに項目などに残す。センターもセンタとなった。日本語の母音終わりはア音を含むので、これをそのまま発音しても、センタぁ センターとなるというものだった。プリンターもプリンタと表記して、長音を語末に持つ語はいずれも同じ書き方になってきている。いまの状況で言えば、どちらも正しい。わざわざ、解説をして業界による使い分けを注意するようなことになっている。 . . . 本文を読む
訳語として定着したカタカナ表記の違いである。現代仮名遣いでウイスキーとなった。その前に、ウヰスキ―と書いていた。これが原音、つまりwhisky、whiskeyに近い発音とするか、あるいはそうとらえて表記したのであるから、これをもってカタカナ語とするか、とすれば、問いは、ウィスキーである。そう言えば、ウィスキーのようになる、ヰスキーとでも書きそうな発音であるから、現代仮名遣いにこの表記を活かしたのかもしれない。時代的な表記法は、いまや、ウィスキーに残されてなお、その書き方を好むようなことであろうか。味わいもまた違うのかもしれない。 . . . 本文を読む
ダイアル、と発音するか、ダイヤル、と発音するか、音声として変わらない。しかし、日本語で表記するとヤ行子音を意識するので音韻でいえば、発音しやすい、ダイヤルと表記して音を言い分けている。ダイアルも極端に発音すれば、ダイルとなる。dial という原綴りを、連続した母音を一つにしてしまう発音である。日本語表記のようにローマ字読みをすると、ダイ アル となるように、ダイアル と言えば、わかりよい。それをさらに母音が連続するところで、渡り音が発生して、半母音であるヤ行音を入れると、半子音としての表記ができるので、ダイヤル と書き、音韻として、そのままに発音する。表記上は、ダイヤルを採用して、ダイヤルアップ、フリーダイヤルなどの名称で使われている。検索をすると、ダイアル式カメラ、ダイアル金庫などの表記で、ダイヤルとは違った意味内容を持つように表記を工夫しているものもある。電話機でダイヤルを回す方式が普及していたが、いまその方式はプッシュ式にかわり、回線にも区別が生じている。その方式は眼に見えて使われないようであるが、用途に応じてダイヤル式として残っている。 . . . 本文を読む
音表記によって意味を表わそうとする場合に、もとあった意味を伝えることができるときは、音表記に従う。けいたい と書けば、それは携帯を意味するし、ちゅうはい と書けば、酎ハイを意味するのである。それよりカタカナ表記がほどこされるようになると、その意味は拡張したものになる。ケータイは、電話機の携帯用から、端末としてのケータイすなわち多機能の電話機となって、いまやスマホケータイである。同じように、酎ハイは焼酎のハイボールとでもいうべく、説明には、蒸留酒を炭酸水で割ったアルコール飲料となる。それが、もともと、焼酎ハイボールの略称であったものを、焼酎のうちでも低価格で風味の乏しい甲類焼酎を炭酸水で割り、レモン果汁等で味付けして大衆酒場で供されていた飲み物だったところから、いま、チューハイと言えば、缶チューハイはウォッカをベースとしているもの、また1980年頃に若者たちに新たなアルコール飲料、カクテルとしてチューハイが注目されるようになり、さまざまのベースがある。 . . . 本文を読む