漢字は初期、象形であった。象形は絵画ではなく具象であり更に言えば抽象性を強く持ったものであった。例を挙げれば、尹は一本の小枝を手に持つ事を象徴し、小枝は神が憑りつくひもろ木であり、尹はそれを持ち、神がかって踊る聖職者を言う。その聖職者である尹がサイと呼ばれる容器(Uの中に横棒を引いた文字で、後に口と書かれる)の中に神託を受ける事を象徴した文字が「君」である。君とは巫女にして王である。私には、卑弥呼が想い浮かぶ。白川静著「漢字百話」中公文庫から
漢字は初期、象形であった。象形は絵画ではなく具象であり更に言えば抽象性を強く持ったものであった。例を挙げれば、尹は一本の小枝を手に持つ事を象徴し、小枝は神が憑りつくひもろ木であり、尹はそれを持ち、神がかって踊る聖職者を言う。その聖職者である尹がサイと呼ばれる容器(Uの中に横棒を引いた文字で、後に口と書かれる)の中に神託を受ける事を象徴した文字が「君」である。君とは巫女にして王である。私には、卑弥呼が想い浮かぶ。白川静著「漢字百話」中公文庫から
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