読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

Caption Technology Opens Up World of YouTube Japan

2011-07-22 08:28:30 | パソコン
wsj日本版から@
YouTube Japan(ユーチューブ・ジャパン)は先週、自動キャプション機能の日本語対応を開始した。これは親会社のグーグルが日本市場に食い込むための作戦の一環だが、日本のビデオの海外へのアピールが増すかもしれない。同国のニュースが長らく孤立する要因となっていた言葉の壁が取り払われるためだ。


YouTube
日本語以外でこの機能があるのは英語だけだ。自動キャプション機能は2009年11月に初めて一部米ユーザーに提供され、10年3月に一般公開された。ユーチューブによると、自動キャプションはこれまで約4000万点の動画に対応している。

グーグルの音声認識技術を利用したソフトウェアがわずか数分で自動的にキャプションを生成するため、ビデオ制作者の手間が省ける。ビデオのオーナーは、テキストをダウンロード・編集した上で新たなバージョンをアップロードすることが可能だ。

聴覚障害者のビデオ閲覧を改善するための日本語キャプションは、高齢化への対応でも有用かもしれない。テレビ朝日は、自社ビデオに自動キャプション機能をつける計画を明らかにしている。

また、自動キャプションによりさまざまな言語に翻訳されるビデオが増える道が開かれた。自動翻訳機能と合わせれば、日本語キャプションを50以上の言語に翻訳することができる。最近の現象でその必要性が浮き彫りになった。世界は東日本大震災に関する情報を求めたが、日本語以外の情報が不足していたことから、原発危機に対する懸念が増幅したのだ。

ただ、自動キャプション機能や翻訳は完ぺきではない。グーグルの音声認識技術は文脈を考慮して言葉を選ぶが、たとえば猛暑に関するニュースでは、気温を示す「度」が「戸」になっていた。

それでも、自動キャプション生成や翻訳の技術により、より多くの人がユーチューブの動画を理解できるようになりそうだ。