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人間と同じ道具が使えるロボット『R2』
「次世代ロボット」の研究開発で世界的リーダーとしての地位を確保しようと、米国が大きく動き出したと言う。米国はこれまで軍事用ロボットの研究開発を主体とし、産業用ロボットの分野では日本と欧州に比べ劣勢に甘んじてきた。そこで、高齢者・障害者の支援をはじめ、医療や農業など、これまで機械化ができなかった様々な新しい用途を目的とした次世代ロボットで、巻き返しをはかろうとしているのだ。
ロボット技術(RT)は従来の情報技術(IT)のように、未来の社会を転換する威力を秘めており、世界で開発競争が激しくなっている。工場で活躍する産業用ロボットで世界トップを走ってきた日本も、少子高齢化社会への対応と次期産業のけん引役として次世代ロボットに大きな期待を寄せており、米国の動向からは目が離せない。米シリコンバレーより、米国における最先端のロボット事情を隔週でリポートする。
まもなく米国のスペースシャトル「ディスカバリー」によって、世界で初めて、人間に似た形をした「ロボット宇宙飛行士」が、国際宇宙ステーションに向けて飛び立つ。