思いついたまま

綴ってます。
主に子どもや自分の記録や覚え書きですが
どなたもお気軽にコメントください♪

子どもの絵をダメにしていませんか

2011-05-23 | 
著者:鳥居昭美

子どもに絵は教えてはいけません。自分の絵が描けなくなります。

絵描きうたを教えてもいいのは6~7歳頃から。

大人は子どもの造形活動の場・友達・材料を作ってやることです。

友達と一緒にいることで絵を描く意欲を引き出し、

同時に仲間と遊びたいという社会的欲求も満たす。

絵の技術を系統的に教えるのは9歳を過ぎてから

絵を描くことは汚すこと。破壊する・汚す行為は芸術の本質の土台となる。

砂と水は幼年期の子どもにとって最高の玩具である

5歳まではどんな色でも一色で充分。

塗り分けることに興味がでるのも5歳半~6歳頃から。

健康に育っている子ほど、色にはかまわず描くものです。


1歳代

絵を描くというより手の運動の痕跡

なぐり描きをたっぷりさせて。

形を描いてみせたり教えたりしないで。

2歳代

手の動きを目で追います

言葉で意味づけをするようになる。

ただし、意味づけはあとで変化する。

うそをついているわけではなく、そのときどきの一番大事な思いを見立てる。

ぬりつぶしが出来るようになる

重ね塗りはイライラしたときに現れる。思う存分やらせてあげて

3歳代

最初から意味づけして描く。「表現としての絵」への変わり目

まだ形を描いてみせたり教えたりしないで

○や×印で意味づけしている

たくさんの丸や線で描いた絵の中身を聞いてあげて

頭から足が生えた人間や、ものや植物や動物を擬人化表現も始まる

着衣人間が始まるのは5歳前後

4歳代

形が描けるようになる

イメージで描くようになる

人の絵に胴体が出来る

カタログのように無秩序に並べた、羅列した絵を描く

時の流れを1つの画面で表現

子どもの絵を見るとき、形だけでなく子供の話を聞いてあげて

印象の強いものは大きく描く傾向あり

写生は早すぎる。9歳頃から。

5歳代

経験したことを見た通り描くのではなく、興味を持ったものだけを知った通りに描く

物事を秩序づける基底線を描き始める

形に合った色を使えるようになる(5~6歳

おにごっこやじゃんけんが出来る(モノとモノとの関係がわかるようになる)と

地面や水平線を現すような線が描ける

聞いた話のイメージを描けるようになる

形がおかしいと言わない

絵で表現している関係を聞いてあげて

黒一色で描きたいのなら描かせてあげて

文字を教えるのは6~7歳でOK、今は話ことばを豊かに


6歳代

基底線の使い方がしっかりしてくる

ものを順序よく並べて描けます

物事を抽象化して模様が描ける

絵の批評(上手・下手)は絶対しないで、誰がどこで何をしているか聞いてあげて

テレビのつけっぱなしをしない

絵本の読み聞かせ、自分の思い出の語り聞かせをして、お話の絵を描かせてみましょう

7~8歳代

基底線が水平線、地平線に変わる

人間像を、前向き横向き後ろ向きの3つの角度から描き分けるようになる

大人が見ただけで理解出来る絵になるので、子供の心を汲み取って丁寧に見てあげて

ぬりえを楽しめるようになる(7歳までは与えないで)

9歳代

見た通りの真実を追究する絵を描くようになります

写生力がついている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿