著者:鳥居昭美
子どもに絵は教えてはいけません。自分の絵が描けなくなります。
絵描きうたを教えてもいいのは6~7歳頃から。
大人は子どもの造形活動の場・友達・材料を作ってやることです。
友達と一緒にいることで絵を描く意欲を引き出し、
同時に仲間と遊びたいという社会的欲求も満たす。
絵の技術を系統的に教えるのは9歳を過ぎてから
絵を描くことは汚すこと。破壊する・汚す行為は芸術の本質の土台となる。
砂と水は幼年期の子どもにとって最高の玩具である
5歳まではどんな色でも一色で充分。
塗り分けることに興味がでるのも5歳半~6歳頃から。
健康に育っている子ほど、色にはかまわず描くものです。
1歳代
絵を描くというより手の運動の痕跡
なぐり描きをたっぷりさせて。
形を描いてみせたり教えたりしないで。
2歳代
手の動きを目で追います
言葉で意味づけをするようになる。
ただし、意味づけはあとで変化する。
うそをついているわけではなく、そのときどきの一番大事な思いを見立てる。
ぬりつぶしが出来るようになる
重ね塗りはイライラしたときに現れる。思う存分やらせてあげて
3歳代
最初から意味づけして描く。「表現としての絵」への変わり目
まだ形を描いてみせたり教えたりしないで
○や×印で意味づけしている
たくさんの丸や線で描いた絵の中身を聞いてあげて
頭から足が生えた人間や、ものや植物や動物を擬人化表現も始まる
着衣人間が始まるのは5歳前後
4歳代
形が描けるようになる
イメージで描くようになる
人の絵に胴体が出来る
カタログのように無秩序に並べた、羅列した絵を描く
時の流れを1つの画面で表現
子どもの絵を見るとき、形だけでなく子供の話を聞いてあげて
印象の強いものは大きく描く傾向あり
写生は早すぎる。9歳頃から。
5歳代
経験したことを見た通り描くのではなく、興味を持ったものだけを知った通りに描く
物事を秩序づける基底線を描き始める
形に合った色を使えるようになる(5~6歳
おにごっこやじゃんけんが出来る(モノとモノとの関係がわかるようになる)と
地面や水平線を現すような線が描ける
聞いた話のイメージを描けるようになる
形がおかしいと言わない
絵で表現している関係を聞いてあげて
黒一色で描きたいのなら描かせてあげて
文字を教えるのは6~7歳でOK、今は話ことばを豊かに
6歳代
基底線の使い方がしっかりしてくる
ものを順序よく並べて描けます
物事を抽象化して模様が描ける
絵の批評(上手・下手)は絶対しないで、誰がどこで何をしているか聞いてあげて
テレビのつけっぱなしをしない
絵本の読み聞かせ、自分の思い出の語り聞かせをして、お話の絵を描かせてみましょう
7~8歳代
基底線が水平線、地平線に変わる
人間像を、前向き横向き後ろ向きの3つの角度から描き分けるようになる
大人が見ただけで理解出来る絵になるので、子供の心を汲み取って丁寧に見てあげて
ぬりえを楽しめるようになる(7歳までは与えないで)
9歳代
見た通りの真実を追究する絵を描くようになります
写生力がついている。
子どもに絵は教えてはいけません。自分の絵が描けなくなります。
絵描きうたを教えてもいいのは6~7歳頃から。
大人は子どもの造形活動の場・友達・材料を作ってやることです。
友達と一緒にいることで絵を描く意欲を引き出し、
同時に仲間と遊びたいという社会的欲求も満たす。
絵の技術を系統的に教えるのは9歳を過ぎてから
絵を描くことは汚すこと。破壊する・汚す行為は芸術の本質の土台となる。
砂と水は幼年期の子どもにとって最高の玩具である
5歳まではどんな色でも一色で充分。
塗り分けることに興味がでるのも5歳半~6歳頃から。
健康に育っている子ほど、色にはかまわず描くものです。
1歳代
絵を描くというより手の運動の痕跡
なぐり描きをたっぷりさせて。
形を描いてみせたり教えたりしないで。
2歳代
手の動きを目で追います
言葉で意味づけをするようになる。
ただし、意味づけはあとで変化する。
うそをついているわけではなく、そのときどきの一番大事な思いを見立てる。
ぬりつぶしが出来るようになる
重ね塗りはイライラしたときに現れる。思う存分やらせてあげて
3歳代
最初から意味づけして描く。「表現としての絵」への変わり目
まだ形を描いてみせたり教えたりしないで
○や×印で意味づけしている
たくさんの丸や線で描いた絵の中身を聞いてあげて
頭から足が生えた人間や、ものや植物や動物を擬人化表現も始まる
着衣人間が始まるのは5歳前後
4歳代
形が描けるようになる
イメージで描くようになる
人の絵に胴体が出来る
カタログのように無秩序に並べた、羅列した絵を描く
時の流れを1つの画面で表現
子どもの絵を見るとき、形だけでなく子供の話を聞いてあげて
印象の強いものは大きく描く傾向あり
写生は早すぎる。9歳頃から。
5歳代
経験したことを見た通り描くのではなく、興味を持ったものだけを知った通りに描く
物事を秩序づける基底線を描き始める
形に合った色を使えるようになる(5~6歳
おにごっこやじゃんけんが出来る(モノとモノとの関係がわかるようになる)と
地面や水平線を現すような線が描ける
聞いた話のイメージを描けるようになる
形がおかしいと言わない
絵で表現している関係を聞いてあげて
黒一色で描きたいのなら描かせてあげて
文字を教えるのは6~7歳でOK、今は話ことばを豊かに
6歳代
基底線の使い方がしっかりしてくる
ものを順序よく並べて描けます
物事を抽象化して模様が描ける
絵の批評(上手・下手)は絶対しないで、誰がどこで何をしているか聞いてあげて
テレビのつけっぱなしをしない
絵本の読み聞かせ、自分の思い出の語り聞かせをして、お話の絵を描かせてみましょう
7~8歳代
基底線が水平線、地平線に変わる
人間像を、前向き横向き後ろ向きの3つの角度から描き分けるようになる
大人が見ただけで理解出来る絵になるので、子供の心を汲み取って丁寧に見てあげて
ぬりえを楽しめるようになる(7歳までは与えないで)
9歳代
見た通りの真実を追究する絵を描くようになります
写生力がついている。