ある旅人の〇〇な日々

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皆既日食ツアー

2009年01月08日 | Weblog
日本では今年7月22日に皆既日食が観測される。陸地では1963年以来46年ぶりだという。観測される地域はトカラ列島である。昨年、トカラ列島の十島村では観測者の受け入れキャパが少ないので対応準備に大変であるという記事を読んだことがある。
1000人程度のキャパの計画を立て、近ツリに皆既日食ツアーの業務委託をしたということを知った。トカラ滞在コース1000人とにっぽん丸船内滞在コース400人。トカラ滞在は島別(口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島)に募集しており、1週間程度の日程で客単価30万円から40万円と高額である。船内滞在コースも40万円から150万円程度である。島内の場合は、受け入れ整備費も負担してもらおうという考えで高額になっているというが、ちと高すぎる。少なくとも10億円の経済効果がありそうだ。島内の収入も期待できるかな。記念になるお土産をつくっていっぱい売りつければいい。トカラ滞在コースは鹿児島港と那覇港からの出港コースがあるようだ。普段は、鹿児島港からトカラ方面へは十島村営フェリー「フェリーとしま」週2便しかない。
トカラの中でも悪石島が日食時間6分25秒といちばん長く注目されている。悪石島は面積7.49km2、人口77人である。
朝日新聞記者の秋吉茂により連載された「みちのしま」で昭和35年に全国的に知られるようになった。昭和40年度に「美女とネズミと神々の島」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。「美女」は島内からミスかごんまが選ばれたこと、「ネズミ」は25年ごとに海を渡って大群が上陸すること、「神々」は島内に神社が20もあることから、書名に取り入れられたようだ。仮面神ボゼが活躍する祭祀が有名である。今、再び皆既日食で注目されようとしている。


トカラについての書籍は「トカラ 海と人と」(南日本新聞社編、誠文堂新光社、1981年)というドキュメントがある。

悪石島に「美女とネズミと神々の島」の文学碑が建立されたことを知った。鹿児島出身の海音寺潮五郎の言葉が書かれているとは驚きだ。

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1 コメント

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弊社の皆既日食ツアー 屋久島 (アミューズトラベル)
2009-04-28 14:58:28
今のところ残席あります。ご検討ください。
http://www.amuse-travel.co.jp/eco/eco_04.htm
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