ある旅人の〇〇な日々

折々関心のあることや読書備忘を記録する

遭遇した有名人たち

2005年12月14日 | Weblog
長い間ずっと狭い行動範囲のなかで生活しているので、もう著名人に出くわすことはなくなった。20年以上前は、旅などよくしていたので時々思いがけなく著名人を見たことがあった。
伊丹十三(映画監督)、安部徹(俳優)、田中小実昌(作家)、島田陽子(女優)、紺野美沙子(女優)、ゴダイゴ(ミュージシャン)などに出くわしたことがあった。

伊丹十三とは、フランスのカンヌで遭遇した。ちょうど伊丹が「お葬式」を映画祭に出品してカンヌに来ていたのである。彼はひとりで海岸を散歩していた。チャイナカラーの上着を着ていたので目立った。色白で孤独そうだった。その後、「ミンボーの女」など社会性のある映画を作ったので顔を刃物で切られたこともあった。最期は、女性問題を週刊誌に書かれて悩んだのか、泥酔して飛び降り自殺してしまった。生きていれば、もっと面白い作品を作って楽しませてくれたと思う。

安部徹とは、スペインで出会った。どこかの街のホテルにあるレストランで食事をしているのを見た。正月だったかな。彼は日活時代が長く、悪役専門だった。テレビの時代劇でも悪代官が似合うキャラクターだった。

田中小実昌とはロスアンゼルスで出会った。リトル東京のラーメン屋のカウンター席について、ふと隣を見ると彼がいた。冴えなくボッーとしていた。彼は、ふらふら無目的に旅をするのが好きだったようだ。そのことを書くことが仕事でもあったのだが。彼の最期は、ロスの病院だった。彼の文章は平仮名の割合が多いので読みにくいと思う。

島田陽子は、渋谷のNHK前の歩道で見た。黒いスーツを着てスタイルもよく輝いていた。タクシーに手を挙げて止めているところだった。彼女を初めて知ったのはテレビドラマ「光る海」だったと思う。まだ女優としては下手くそなころだった。急にハリウッド映画「将軍」に抜擢され国際女優になってギャラが高くなったと聞いた。その後、あまり活躍せず、熟女ヌード写真集を出した。今では、その写真集、ブックオフなら500円で買える。借金をしても返さない女優だと週刊誌に叩かれ、もうかつてのように注目されない。

紺野美沙子は、パリのサンジャック通りを連れの人と颯爽と歩いているのを見た。背も高く、スタイルも美しかった。かつての水着写真集が2万円のプレミア価格がついている。最初はモデルだったのかな。今もテレビに時々出演しているが、美しさを保っているようだ。

ゴダイゴは、成田からバンコクへ行く飛行機の中で見た。バンコク経由でネパールのカトマンズに行ってコンサートを行うようだった。ステージと違って冴えない感じのグループに見えた。ボーカルのタケカワヒデユキがいい。♪ガンダーラ ガンダーラ はよく聴いたな。

また、いつの日か、旅に出かけたいと思う。