11月2日 (火) ①
平成17年1月1日より 2,133日目
歩いた歩数 その距離
本日 11,604歩 8,123m
総計 30,016,674歩 21,011,672m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコ、イスタンプールに向かう。後296,887m
菅首相は尖閣諸島における漁船衝突事件以来冷え切った日中関係を改善するため機会あるごとに「戦略的互恵関係の推進」を基本に友好関係の修復を中国政府に呼びかけているが、一進一退で好転の兆しは中々見えて参りません。一体「戦略的互恵関係の推進」とはどういうものか?何時、何処で、誰がどの様にして作成され、どのような義務があるものでしょうか?どの様な効果が考えられるものでしょうか?私は日中友好協会の役員の方々に訊いてみたが納得のゆく答えは得られませんでした。
第一、「戦略的」という解釈が「ホントの肚は兎に角、上辺だけでも・・・」と説明してくれた人さえいる始末。是では真の友好関係など維持発展など思いも依らない。2008年福田康夫首相と胡錦濤国家主席が「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」に署名した「戦略的」とは「長期に亘って・・・」という意味であって、私は「永世不変の互恵関係」と表現すべきものではないかとさえ思っています。
「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」の全文を熟読するとき、先ず1項に、「双方は、日中関係が両国のいずれにとっても最も重要な二国間関係の一つであり、今や日中両国が、アジア太平洋地域及び世界の平和、安定、発展に対し大きな影響力を有し、厳粛な責任を負っているとの認識で一致した。また、双方は、長期にわたる平和及び友好のための協力が日中両国にとって唯一の選択であるとの認識で一致した。双方は、「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、また、日中両国の平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展という崇高な目標を実現していくことを決意した。」と述べている。また「日中両国の平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展という崇高な目標を実現していくことを決意した。」とも記述しています。
共同声明は更に具体的に◎両国首脳の定期的相互訪問◎青少年交流を継続的に実施◎貿易、投資、情報通信技術、金融、食品・製品の安全、知的財産権保護、ビジネス環境、農林水産業、交通運輸・観光、水、医療等の幅広い分野での互恵協力◎東シナ海を平和・協力・友好の海とするとまで記しています。
「互恵関係の推進」が日中両国は勿論、アジアの平和・世界の発展に貢献することは世界の常識であります。「福田康夫首相と胡錦濤国家主席が共同声明に署名」したというとは国際条約よりも更に重要性を持つものだという認識を持たなければなりません。何故ならば、条約は両国の国会の承認を得なければ発効しないが、両国の首脳が合意したものは即座に有効であるからであります。
これを無視したりこれに反する行為は世界の顰蹙を買う結果となり、受け入れられません。この共同声明を尊重して履行してこそ、両国の友好・アジアの平和・世界の発展に寄与すると信じ、管首相が提案している所以であります。
ただ、菅首相は“「戦略的互恵関係」を推進する”と述べるのみで、具体的な表現に踏み込まないために、日本国民の大方の理解を得られていない現状です。いま必要なことは国民に「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」の全容をはっきりと認識し理解して貰うことであります。
日中友好協会が立ち上がってこの事に全力を尽くすべきではないでしょうか。全国本部が各県日中に指示し、県日中は各単協に指示して会員の理解を得るよう努めるとともに、会員もまた住民に呼びかけることも必要と考えます。このようにして日本国民が「戦略的互恵関係」を理解できたことを中日友好協会に知らせ、中国側にもその正しい理解運動を起こすよう要請すべきではないでしょうか。
これによって「反日感情」や「嫌中意識」が薄れて行くことができれば日中両国政府が「戦略的互恵関係」の推進が進み、また日中友好協会の本旨が達せられると信じます。ご理解と決断を頂ければ幸甚です。
平成17年1月1日より 2,133日目
歩いた歩数 その距離
本日 11,604歩 8,123m
総計 30,016,674歩 21,011,672m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコ、イスタンプールに向かう。後296,887m
菅首相は尖閣諸島における漁船衝突事件以来冷え切った日中関係を改善するため機会あるごとに「戦略的互恵関係の推進」を基本に友好関係の修復を中国政府に呼びかけているが、一進一退で好転の兆しは中々見えて参りません。一体「戦略的互恵関係の推進」とはどういうものか?何時、何処で、誰がどの様にして作成され、どのような義務があるものでしょうか?どの様な効果が考えられるものでしょうか?私は日中友好協会の役員の方々に訊いてみたが納得のゆく答えは得られませんでした。
第一、「戦略的」という解釈が「ホントの肚は兎に角、上辺だけでも・・・」と説明してくれた人さえいる始末。是では真の友好関係など維持発展など思いも依らない。2008年福田康夫首相と胡錦濤国家主席が「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」に署名した「戦略的」とは「長期に亘って・・・」という意味であって、私は「永世不変の互恵関係」と表現すべきものではないかとさえ思っています。
「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」の全文を熟読するとき、先ず1項に、「双方は、日中関係が両国のいずれにとっても最も重要な二国間関係の一つであり、今や日中両国が、アジア太平洋地域及び世界の平和、安定、発展に対し大きな影響力を有し、厳粛な責任を負っているとの認識で一致した。また、双方は、長期にわたる平和及び友好のための協力が日中両国にとって唯一の選択であるとの認識で一致した。双方は、「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、また、日中両国の平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展という崇高な目標を実現していくことを決意した。」と述べている。また「日中両国の平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展という崇高な目標を実現していくことを決意した。」とも記述しています。
共同声明は更に具体的に◎両国首脳の定期的相互訪問◎青少年交流を継続的に実施◎貿易、投資、情報通信技術、金融、食品・製品の安全、知的財産権保護、ビジネス環境、農林水産業、交通運輸・観光、水、医療等の幅広い分野での互恵協力◎東シナ海を平和・協力・友好の海とするとまで記しています。
「互恵関係の推進」が日中両国は勿論、アジアの平和・世界の発展に貢献することは世界の常識であります。「福田康夫首相と胡錦濤国家主席が共同声明に署名」したというとは国際条約よりも更に重要性を持つものだという認識を持たなければなりません。何故ならば、条約は両国の国会の承認を得なければ発効しないが、両国の首脳が合意したものは即座に有効であるからであります。
これを無視したりこれに反する行為は世界の顰蹙を買う結果となり、受け入れられません。この共同声明を尊重して履行してこそ、両国の友好・アジアの平和・世界の発展に寄与すると信じ、管首相が提案している所以であります。
ただ、菅首相は“「戦略的互恵関係」を推進する”と述べるのみで、具体的な表現に踏み込まないために、日本国民の大方の理解を得られていない現状です。いま必要なことは国民に「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」の全容をはっきりと認識し理解して貰うことであります。
日中友好協会が立ち上がってこの事に全力を尽くすべきではないでしょうか。全国本部が各県日中に指示し、県日中は各単協に指示して会員の理解を得るよう努めるとともに、会員もまた住民に呼びかけることも必要と考えます。このようにして日本国民が「戦略的互恵関係」を理解できたことを中日友好協会に知らせ、中国側にもその正しい理解運動を起こすよう要請すべきではないでしょうか。
これによって「反日感情」や「嫌中意識」が薄れて行くことができれば日中両国政府が「戦略的互恵関係」の推進が進み、また日中友好協会の本旨が達せられると信じます。ご理解と決断を頂ければ幸甚です。