11月11日 (木)
平成17年1月1日より 2,142日目
歩いた歩数 その距離
本日 15,354歩 10,748m
総計 30,167,017歩 21,116,912m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコ、イスタンプールに向かう。後191,647m
戦略的互恵関係の推進でやや見直されるかと思われた日中関係が【映像の流失】から再び火がついて、野党の攻勢に防戦一方の菅内閣に、男性海上保安官がYoutubeに映像を流したと名乗りをあげたので更に国論が沸騰して来た。
今回の事件については、確かに国民の知る権利は大切ですし、今回の尖閣映像に関してはきちんと当初から全面公開すべきだったのではないか。中国漁船が違反行為をしたのであれば、その証拠を隠す?必要が何処にあるのか。どんな大国が相手でも外交上の配慮等をする必要は全くない、という意見もあり、当初から、世間では流出犯を英雄視するムードも高まっていた。事実、神戸海上保安部にも、激励の電話が多数入っているとの事です。
しかしながら、その一方で国家公務員には法律で職務上の機密を保持する守秘義務が課せられているし、そうした機密事項に関する判断は公務員自身ではなく国が決めることだ。確かに国の判断が間違うこともあるでしょうし、納得が行かないこともありえますが、だからといってその都度公務員個人の考えで情報を漏らすことが適切なやり方といえないことも明らかだし、情報のなかには、一度公開されてしまえば、取り返しのつかない事態にもなりかねない事だってある。であれば、やはり公務員としては一定のルールを守るべき義務があるの当然という意見もある。
○ 国民は知る権利がある。映像を非公開にしたのは間違いだ!
○ 国士無双、保安官を闇の葬るな!
○ よくやった!無罪だ!
○菅内閣は、女性を除いて全員腹を切れ! などとブログは議論百出で大賑わい。
さて、私の考えはどうか。私は菅総理が初めから【戦略的互恵関係】の共同声明で取り決めた”共に努力して、東シナ海を平和・協力・友好の海とする”の項を順守して解決しようとする政策を支持する。事を殊更荒立てることなく、、他に波及させぬよう、漁船の行為を質し、受けた被害の補償ぐらいで解決すべきだと思う。流出させた海上保安官の真情は判るが、依願退職(英雄視して採用する企業も多い筈)が良い。