百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

邯鄲到着

2007-08-16 20:10:55 | Weblog

  8月16日  (木)  ②
                     平成17年1月1日より 958日目
                                  歩いた歩数      その距離
                     本日            6,674歩          4,672m
                     総計   13,387,296歩  9,371,107 m
    北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。378,043m

                            邯 鄲 到 着

        
                 呂仙祠       学歩橋        叢 台

  邯鄲と言えば「邯鄲の夢」の物語で有名ですが、「秦の始皇帝」の出生地でもあるのです。4千年の歴史を持つ古都ですが、以外に訪ねた人は少ないようです。嘗て河北省の北部は北京を中心に「燕」の国、南部には邯鄲を中心に「趙」の国が在ったので、今も河北省は「燕趙」と自負しています。私は河北省人民政府から「燕趙友誼章」を授与されました。

  国家試験に落ちた呂生が呼び止められて「邯鄲の夢」を見たと言う黄梁夢の呂仙祠や礼儀作法の学習に来ていた青年が、教えられた歩き方を忘れ、また自国の歩き方も思い出せずに、這って渡ったと言う「学歩橋」、嘗ての勢威を誇った「叢台」など示唆に富んだ挿話と共に、名所古跡が多く温存されています。

 石炭の産出もあることから、鉄鋼業を中心にした工業都市ですが、私は中国海軍の民営の「中国船舶工業」からキノコ栽培を合弁でと呼びかけられたことがあります。契約書は取り交わしたのですが、私の通訳の「梁小六」さんを董事(取締役)に加えることを渋ったので、お断りした思い出があります。

 1990年8月、2週間、邯鄲の冀南賓館に滞在して邯鄲地区(700万人)の各県を回ったが、当時は外国人は「未解放区」には許可なく入ることは出来ない時代、珍しいことばかり、カメラを構えると、「中国政府は喜びません」と婉曲に断られたり、泊まりとなる県には、ホテルから調理主任が同行してくれたり、楽しいことの連続でした。機会があればその裡に披露したいものです。