北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

1956-「14歳の心象風景」<49>

2010-02-22 07:08:01 | Weblog

<詩>
 
さむい日の午後

(Y・M)

つめたい風がふいている

とり小屋のなかには鶏が

みんないっしょに かたまっている

どのとりも目をとじている

一羽の鳥がうごくと

みんな目をひらく

ぼくがそっとのぞくと

「こけっこう」とないた

さむい日の午後だった

 

 春よ来い

 (N・E)

春、春はもう目の前に

来ている様だ

野も、山も、道も、まだ、

雪は積もっているが

私の心も春を呼んでいるのだ

小さい子供は春になると

ふきのとうや、たんぽぽで

おままごと

日のあたるえん側で

おままごと

あぁ、早く雪が解けて

春よ来い

春は私の希望の

めばえ


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