北の旅人

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呆れる!自民党議員の「報道規制発言」

2015-06-29 16:13:30 | Weblog

自民党の保守系議員で、安倍総理の応援団とも言われる勉強会「文化芸術懇話会」での「報道規制発言」には、ただただ呆れるばかりだ。早速、4人が処分を受けたが、ハッキリ言って、国会議員としての資格はない。それほど低レベルの発言であり、こんな政治家に日本の明日を任せるわけにはいかない。

加藤勝信・官房副長官、荻生田光一・党総裁特別補佐も出席し(会合冒頭のみと言っているが)、「永遠のゼロ」などで知られる作家の百田百一氏を講師に招いていた。マスコミ報道によれば、問題発言の主なものは次のようなものだ。(読売新聞)

長尾敬・衆議院議員(ナガオ タカシ) 1962年11月29日生 52歳
選挙区: 近畿ブロック 初当選:2009年 当選回数:2回(衆議院2回)
「(沖縄)タイムス、琉球(新報)の牙城が、沖縄世論のゆがみ方」→厳重注意

大西英男・衆議院議員(オオニシ ヒデオ) 1946年8月28日生 68歳
選挙区:東京都 16区 初当選:2012年 当選回数:2回(衆議院2回)
「マスコミを懲らしめるには、広告収入がなくなるのが一番だ」→厳重注意

井上貴博・衆議院議員(イノウエ タカヒロ) 1962年4月2日生 53歳 →厳重注意
 選挙区:福岡県 1区 初当選:2012年 当選回数:2回(衆議院2回)
「子供に悪影響を与えている番組ワースト10を発表し、CMを出
している企業を列挙すればよい」

木原稔・衆議院議員(キハラ ミノル) 党青年局長 「文化芸術懇話会」代表1969年8月12日生 45歳 選挙区: 熊本県 1区 初当選:2005年 当選回数:3回(衆議院3回)→青年局長更迭、役職停止1年

また、百田氏は、「マスコミに言いたい。破廉恥とか売国とか、日本をおとしめる目的をもって書いているとしか思えない記事が多い」「沖縄の二つの新聞社は潰さないといけない。あってはいけないことだが、沖縄の島を(外国に)取られたら目をさますはずだ」などと、発言したという。

確かに、マスコミの報道に関しては、「おかしい」と思うことはあるが、それを政党が封殺するようなことを考えているとすれば、とんでもないことだ。「文化芸術懇話会」という名がついた勉強会だが、全くレベルの低いこと甚だしい。こうした議員を選んでいる選挙区の有権者は、しっかり彼らの言動をチェックし、次回の選挙に生かしていかなければならない。

「安全保障関連法案」の進め方にしても、今回の若手議員の一連の発言にしても、「自民党の奢り」は目に余る。自民党および政府に猛省をうながしたい。頼りない野党も困るが、糾弾すべきは、しっかり糾弾し、野党としての責任を果たさなければならない。

 



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