まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

高野辰之記念館

2015-04-17 15:18:48 | 日記
先日、高野辰之記念館に行ってきました。


高野辰之。

「故郷」「朧月夜」「もみじ」「春がきた」「春の小川」などの作詞者として有名な方。

これらの作曲はすべて岡野貞一によるものです。まさにゴールデンコンビ。

1900年「浄瑠璃史」でデビュー。その後、「日本歌謡史」「江戸文学史」「日本演劇史」などを出版。

著作が示している通り、サブカルチャー的な事象についてもないがしろにせず、広範囲な分野に深い考察を重ねた方だったのでしょう。

西洋音楽一辺倒だった当時の(明治以降の)音楽教育の分野において、日本の音楽史に大きな業績を残して下さった、ということ。


信州中野は、少なくとも3人の偉大な音楽家を生んでいます。

高野辰之、中山晋平、久石譲。

私感ですが、共通点があります。

ジャンルやカテゴリーにとらわれることなく、万人から慕われる作品を残した、ということ。

幅広い知識、教養、テクニックをベースにしつつ、並はずれた好奇心があったからこそ、そこから先の、奇跡的な?出会いがあったのでしょう。

中山晋平における島村抱月、久石譲における宮崎駿。

「風の谷のナウシカ」の際、宮崎駿が久石譲に目をつけたのではなく、久石譲が宮崎駿に売り込んだわけですし。


彼らの音楽は、100年後の日本においても、色褪せることなく、奏でられているのでしょう。
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