まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

少林寺にて

2013-06-05 14:20:45 | 日記
拳法の話ではありません。

第15番少林寺。

秩父の札所めぐりをしていた時のことです。


本堂の前に、白衣の正装で、お経を唱えている先客がいらっしゃいました。

私はいつも通り、手を合わせて、お線香を立てた後に、秩父事件の看板があったので、それをぼんやり眺めていました。


「とまってるのですか」

ふいに声をかけられました。白衣の方でした。

「いいえ」

私は笑顔で答えました。

「廻ればいいのに・・・」

勘違いにはすぐに気づきました。

<とまっている>ではなく<まわっている>と仰っていたのです。

つまり、<札所めぐりをしているのですか?>と問われたのに、私はそれを否定してしまった、というわけ。

それでも会話は続き、いろいろな話を聞かせて頂きました。

弘法大師が大好きだということ。

全国の札所を巡礼したこと。

秩父に関しては、何と、今回で97回目の巡礼だということ。

真っ赤になった朱印帳を見せて下さいました。

以前は、歩いて廻ったけれども、今は車で移動しているのだそうです。

笑顔が素敵な、とても元気な77歳。

お住まいは、案外私の家に近かった。


私は、石仏写真をメインに、お寺を巡っているのだと伝えました。

すると、その方は、私も写真を撮りたい、とのこと。

昔、テレビの通販でデジカメを買ったこともあるし、今使っている携帯にも、カメラ機能はついている。

でも、使い方がよくわからない。

私はその方に自分の名刺を渡しておきました。

いつかお役に立てるといいな、と思いつつ。


順番通りに巡るならば、次は、16番西光寺。

でも私は、既にこのお寺には行っていました。

なので、すぐにこの方とお会いすることはないはず。

もし、縁あって、またお会いすることがあったならば、その時私は、聞き間違いのことを、はっきり伝えよう。


話は変わりますが、私は、歩き遍路には、あまり執着していません。

憧れるのは、忌野清志郎のように、サイクリングでお遍路をすること、かな。

今回だって、自転車を積むべきかどうか、悩みました。

でも、布団と自転車を両方積むのは、不可能ではないけれども、ちょっと厳しいのです。

それにやっぱり、車で移動するのが便利ですし。

札所めぐりって、駐車場が完備されているので、それが大変有難い。

それと、お寺に入っても、不審者と間違われることがないので、それも有難い。

そういえば、キヨシローは、白衣も着ていませんでした。サイクリングスーツでした。

だから私も、普段着のままででいいのかな、と思っています。


その方が無事に100回目の結願を迎えますように。
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