まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

青い髪のジュディ

2023-12-05 11:58:23 | 日記
ザ・ビートルズの「ノルウェイの森」は、とても好きです。愛聴しています。
しかし、村上春樹の「ノルウェイの森」は、読んだことがありません。

昨日、西武線の電車の中で、たまたま隣に座っていらした、制服を着た女学生は、髪を青く染めていたので、僕の眼をひきました。
そうして彼女は、文庫版の「ノルウェイの森」を読みはじめたのでした。

いいぞ、若者。その調子だ。その調子で、たくさん、読み給え。
最終的には、例えば「源氏物語」や「枕草子」に至るまで、我が国の文学の深淵にたどり着き給え。

思えば、あの当時、つまり、「ノルウェイの森」が社会現象だった、あの頃ならば、こんな感想を抱くことはなかったでしょう。
けれども、車内を見回すと、周囲は、スマホ覗き野郎ばかりですし、むろん中には、Kindleで読書をしている人だっているのかもしれませんけれども、彼女の場合は、文庫版ってのが、いかにも学生さんらしくって、好ましい。

村上春樹の代表作とされている作品を読んでいるということは、他の作者の数多の作品にだって、きっと、手を出すことでしょう。
そうしてその中で、取捨選択され、自分の好みが確定し、深く深く、末永く、誰かの作品に傾倒していくのでしょう。

本読む馬鹿が、僕も好きよ!
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