まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

親鸞者(もの)として

2013-04-15 23:20:02 | 日記
三國連太郎さんが亡くなりました。

私にとって三國さんは、役者というより何より、親鸞者(もの)の同士、という感じがしていました。

むろん、三國さんが唯一監督をした作品、「親鸞 白い道」も観ています。

途中で寝てしまいましたが・・・

というわけで、私はむしろ、絵本版「親鸞 白い道」の方が断然好きです。

文=三國連太郎 画=西村繁男

この絵本はお勧めです。


さらに言うと、「親鸞の歩き方」もお勧めです。

私はこの本を、築地本願寺で買いました。

おそらく、今でも売っていると思います。

この本の中で、三國さんは親鸞に対する想いを熱く語っています。

<親鸞を書いてみて、彼はいま生きている人間、ぼくと同じレベルの人だという気がしたんです。ごく当たり前の人だと思うんです。ぼくもいろんな人にお会いしたけれど、偉人だといわれている人にロクな奴はいませんから(笑)。親鸞は人間の生理に従順だった。徹底して自己反省をした人というのでしょうか。そのへんの深さみたいなもの、信仰の大きさみたいなものに魅かれたんですかね。つまり、体裁を受け付けない人というのでしょうか。体裁とは、欺くことだと思うんですよ。>

願わくば、仏教や親鸞に興味のない人にこそ、読んで頂きたいな。


三國さんといえば、太地喜和子が唯一本気で愛した男なのだそうです。

三國さんもまた、太地喜和子を本気で愛し、きっと、だからこそ、別れざるを得なかったのではないでしょうか。


港のヨーコさんと、三國さんの話をしたことを思い出します。

ヨーコさんは、昔、大船の撮影所で、三國さんと会ったことがあるんですって。

三國さんって、とてもジーンズが好きだったらしく、それがとても似合っていた、とてもダンディな方だったと、教えてくれました。

ヨーコさん、寂しいね。

ヨーコさん、寂しいよ。


三國連太郎、永遠に。

合掌。
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卒業アルバム

2013-04-15 01:02:27 | 日記
一昨日、幼馴染を我が家に招きました。

お互いに金欠だし、しばらくの間は、居酒屋はパスということで(苦笑)


「殺風景だなぁ。何もなくて綺麗なのはいいけど、引っ越してきたばかりみたいで、生活感がないなぁ」と、彼。

確かにその通り。

実は私は典型的なA型人間ですし、片づけるのは得意?です。

元嫁の名誉のために付け加えておきますが、彼女は、家の掃除や片づけなど、家事のことは何から何まで全てやってくれていました。

でも、それでもなお、いざ一軒家にひとり住まいとなると、ガラ~ンとした感じになってしまうのは、致しかたがありません。


「あのさ、ピンクって、覚えてる?」と、私。

「覚えてるよ。どうして?」と、彼。

「オレ、そのピンクってのと、派手な喧嘩をやらかしたらしいんだけど、全然覚えてないんだよ」

というわけで、何十年かぶりに、中学時代の卒業アルバムを引っ張り出してきました。

「これがピンクだ」と、彼。

「こいつかぁ~、なんとなく思い出した(笑)」

私、今も昔も、強烈に記憶力が悪いのです・・・。


彼は、その卒業アルバムを見て、

「この子、可愛かったよな~」とか、
「この子、好きだったなぁ~」とか、
「幼稚園の時、この子とキスしたことがある」な~んて、
やたら懐かしがっていました。

お前は早熟すぎる!そう言いましたが、どうも、私が奥手すぎるだけの話だったみたいです(笑)


私の初恋は、中学3年生の夏休みでした。

高校受験のために、小手指の塾まで夏期講習に通うようになったのですが、そこで、愛しの人と出会った、というわけです(笑)

でも、一方的に憧れていただけの話で、自分の思いを伝えるような、そんな甘い思い出は何ひとつ残っていません(泣)

国立学院予備校というその塾は、もうとっくの昔に、そこにはありません。

そして我が母校も、廃校が決まったようです。
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