■チチカカ湖はどしゃぶり(第128話) 発表1977年9月
評価 ★★★
依頼人 USマイニング社
ターゲット ボリビア陸軍総司令官 アルフレド・デ・サントス
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 885
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 787
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 65
<ストーリー>
ボリビアの影の大統領と呼ばれているアルフレド・デ・サントスを狙うゴルゴ。病的に用心深いサントスに隙はあるのか・・・
<この一言>
おれは裏切り者を信じるほど自信家じゃない・・・
<もう一言>
おれの顔を見ると死ぬことになる・・・
<解説>
CIAとUSマイニング社は「アルフレド・デ・サントス陸軍総司令官」を実力者に仕立て上げ、ボリビアを経済的に支配してきた。しかし、サントスに権力志向が芽生え、ソ連寄りの姿勢を打ち出してきたことから、USマイニング社はゴルゴにサントスの殺害を依頼する。サントスは権力維持のため自身の警護に細心の注意を払っており、週末に訪れる別荘にも一分の隙もない。別荘への移動には専用のジェット戦闘機を利用しており、狙撃のチャンスは皆無と思われた。しかし、ゴルゴはサントス周辺を調査し、唯一の狙撃機会を作るべく下記の工作の末、狙撃に成功する。
・ロサンジェルスから最高級の売春婦を呼び寄せ、ジェット戦闘機のパイロットを籠絡
・アナウンサーを脅迫し、非常時の放送コード「チチカカ湖はどしゃぶり」を聞き出す
・アマチュア無線愛好家に、電波妨害と電波ジャックをそれとわからないよう依頼
・戦闘機コックピットでサントスを待ち受け、ジェットエンジンの轟音にまぎれて狙撃
サントスの用心深さはゴルゴに通ずるものがある。サントスは「臆病と用心深さとは似ているようで少し違う。臆病者はしょせんいざとなれば、あわてふためくだけだ」と説いている。 第28巻-2『ザ・スーパースター』 で「おれがうさぎのように臆病だからだ・・・だが・・・臆病のせいでこうして生きている・・・」とゴルゴは語ったが、臆病であることを自覚し驕ることなく細心の用心を払うことが、二人の生死を分けたのだろう。ゴルゴのセリフはいついかなるときも重い・・・
ズキューン
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たまたまお会いした日本に嫁いだボリビアの女性がいたのです。
「どちらの国から日本に?」
「ワタシハ、ボリビア、カラ、キマシタ」
とっさに
「チチカカ湖という湖がある国ですよね」
と返したら
「ソウソウ、ヨク知ッテイマスネ」
と言われました。実はこの作品のおかげですけどね(笑)。
いや~それを言っちゃあ、お終いよ~という誰もが言いたくても言えないところを突いてきましたね~
船戸与一にとっても忘れたい作品群なのかもしれませんね。となると、外浦吾郎と船戸与一の使い分けも意図的なものなのかも(苦笑)
そんな都合よく密告電話を盗聴してテープに収められる?
そんな都合よく、密告者がサントスがいつも天気予報を聴いていたなんて、四六時中身近にいないと分からない様なことをどうして知っているんだ!
そんな都合よく、電柱を爆破した後の短時間のうちに戦闘機のコックピットに怪しまれずに入っていられるんだ!(笑)