ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第5巻-1帰ってきた標的

2006-09-23 23:51:42 | 第001巻~第005巻

■帰ってきた標的(第21話) 発表1970年8月

評価    ★★★★

依頼人   ロッキー・ブラウン

ターゲット  アメリカ麻薬密売組織帝王 バクシイ”ビッグ”ガボール

報酬    $50,000

今回弾丸発射数  19 / 通算弾丸発射数 125

今回殺害人数   9/ 通算殺害人数   101

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数  13

<ストーリー>
麻薬密売王の側近からボスの狙撃を依頼されたゴルゴ。だが、狙撃した密売王に再び対峙することに・・・

<この一言>
おれはいちどにふたりの依頼人はもたないことにしている

<もう一言>
1発目は怒り、2発目は恐れ、3発目は・・・愛

<解説>
依頼人の嘘や裏切りを決して許さないゴルゴが描かれている。真のターゲット、真の依頼人は誰かというミステリー仕立ての展開が面白い。また、本作ではまだ成熟していないゴルゴを確認できる。露骨な驚きを2回も顔に出しているのだ。近くで銃声を聞いたときの驚きの表情は、ゴルゴ史上最大のものであろう。次作でも明らかな驚きを体現しており、この第5巻時点で、ゴルゴはまだ「パーフェクト・マシーン」になりきれていない。

ズキューン

ゴルゴ13 (5) 巻掲載
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おおっ!!単行本第5巻のこのエピソードで、初めて... (マリヨ神父)
2011-05-07 20:14:02
おおっ!!単行本第5巻のこのエピソードで、初めて自分のことを「デューク東郷」と名乗っていますねぇ!!
ところで、この頃のゴルゴは武器として催涙ガスや神経ガスなどの化学兵器を頻繁に使っていますが、最近はまず使っているのを見たことがありませんね。
このエピソードが発表された頃は、まだ学生運動が盛んな頃で、機動隊がゲバ学生相手に催涙ガス弾をよく打ち込んで鎮圧していた世相を反映していたのでしょうか?
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マリヨ神父さん、こんばんは。 (ゴルゴサウルス)
2011-05-07 22:25:50
マリヨ神父さん、こんばんは。
ゴルゴが化学兵器を使わなくなった理由としては、化学兵器で無関係の人を失明させてしまったせいで恨みを買い、後にピンチに陥いるハメになってしまった「喪服の似合う時」の一件で懲りたのか、規制の厳しい武器なので一流の調達屋でもなかなか手に入らなくなってしまったからではないかと思います。

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マリヨ神父さん、ゴルゴザウルスさん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2011-05-08 22:23:19
マリヨ神父さん、ゴルゴザウルスさん、こんばんは。
>機動隊がゲバ学生相手に催涙ガス弾をよく打ち込んで鎮圧していた世相を反映
なるほど~本作の発表が1970年ですから催涙弾が”身近”な時代だったのかも・・・

>後にピンチに陥いるハメになってしまった「喪服の似合う時」の一件で懲りたのか、規制の厳しい武器なので一流の調達屋でもなかなか手に入らなくなってしまったから
深い洞察ですね~無関係の第三者に影響を及ぼす可能性のある化学兵器の使用は躊躇するのでしょう。入手困難というのもリアリティがあります。
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