ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第59巻-3アルヘンチーノ・ティグレ

2007-04-04 02:45:16 | 第056巻~第060巻

■アルヘンチーノ・ティグレ(第206話) 発表1982年9月

評価    ★★★★

依頼人  イギリス海軍省

ターゲット 元アルゼンチン大統領ホアン・ドミンゴ・ペロン

報酬    $100,000,000

今回弾丸発射数    3/ 通算弾丸発射数 1,248

今回殺害人数      3/ 通算殺害人数   1,350

今回まぐわい回数  0/  通算まぐわい回数    78

<ストーリー>
イギリス海軍省に呼ばれたゴルゴ。ターゲットは死亡したとされるアルゼンチンの元大統領だった。フォークランド紛争秘話が今明かされる・・・

<この一言>
俺は・・・この目で見た事しか、信用した事がない・・・

<もう一言>
すわらないのは、ただの習慣にすぎない・・・

<解説>
イギリス海軍省に呼ばれたゴルゴは、死亡したとされる「元アルゼンチン大統領ホアン・ドミンゴ・ペロン」の殺害依頼を受ける。フォークランド紛争情勢を左右する狙撃の報酬は$100,000,000!本作内で『80億ドル(2兆円)』との記述があり1ドル=250円となるので、$100,000,000=25,000,000,000円(250億円)!!ゴルゴ史上最高の報酬だ。

飲むと24時間の危篤状態に陥る塩化クロムの錠剤を自ら飲み、ペロンの匿われている病院に運び込まれたゴルゴは「シェビィ」という娘に手厚く看護される。危篤状態から覚醒し、貧民病棟の中に潜り込んだペロンを殺害するゴルゴ。引き金を引く前に「さらば、アルゼンチンの虎」とつぶやき、珍しく感慨を表出しているのが印象的だ。ゴルゴはスコープ越しに、ペロンの義理の孫娘「シェビィ」がゴルゴの正体を見破っていたことを知る。読唇術で「あなた・・・なのね・・・」とシェビィのつぶやきを読みとったゴルゴは、躊躇なく引き金を引く。

復座式に改造した戦闘機「シーハリアー」に乗り脱出を試みるゴルゴであるが、敵戦闘機に発見されミサイルで狙われる。コンマ1秒のタイミングを図り、M16でミサイルを迎撃するシーンは圧巻。全編に渡りゴルゴの戦闘能力とコンピューター並の「脳力」が如何なく発揮され、ストーリー展開も起伏に富んでおり、非常にスリリングな作品。

ズキューン

ゴルゴ13 (59) 巻掲載
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
報酬もすごいですが、難度も高いミッションでしたね。 (Bと呼ばれた男)
2007-11-09 18:59:27
報酬もすごいですが、難度も高いミッションでしたね。
危篤状態に陥っての病院潜入、偽者を見抜く眼力、わざと姿を晒しての本物のあぶり出し、装甲車で力ずくの脱出、その装甲車も乗り捨ててタイムリミットぎりぎりでの帰投、とどめにライフルで戦闘機のミサイル迎撃!

あの警戒厳重な病院で、短時間のうちにゴルゴに言われた通り装甲車を調達してくる神父も、どんだけ凄腕なエージェントなんだ。その神父も、ゴルゴを逃がした後、自分は囮になって死ぬ。
もうミッション達成後の脱出路ですから、依頼者からすれば、普通そこまで親身にならなくてもというところですが、シーハリアーのパイロットも含め、全員一丸となってゴルゴをバックアップしているところが熱いです。
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Bと呼ばれた男さん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2007-11-11 01:11:20
Bと呼ばれた男さん、こんばんは。
>装甲車を調達してくる神父も、どんだけ凄腕なエージェントなんだ
冷静に考えるとスゴイですよね(笑)
>全員一丸となってゴルゴをバックアップしているところが熱いです。
プロフェッショナルが、プロ意識を持って仕事をする姿は、いつ見ても熱いですね。我が身を振り返ると、怠惰な仕事振りが情けない(苦笑)
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