■シンプソン走路(第208話) 発表1983年6月
評価 ★★★
依頼人 アボリジナル省統轄次官バンゲール・マスグーレーブ
ターゲット アボリジナル解放戦線指揮官コリアー・マスグレーブ
報酬 不明
今回弾丸発射数 20/ 通算弾丸発射数 1,269
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 1,352
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 78
<ストーリー>
オーストラリアではアボリジニーの地位向上のためアボリジナル解放戦線が蜂起を画策していた・・・
<この一言>
大事な肉親の写真を粗末にしたくないだろう・・・返しておこう・・・
<もう一言>
ブーメラン・・・か。近距離でなら近代兵器のウラをかける、恐るべき武器だ・・・
<解説>
オーストラリアではアボリジニの地位向上のため「アボリジナル解放戦線」が蜂起を画策、「コリアー・マスグレーブ」が指揮をとっていた。着任早々難しい局面を迎えたホーク首相は、「アボリジナル省統轄次官バンゲール・マスグーレーブ」に事態の収拾を図るよう指示する。解放戦線の首謀者コリアーが自ら処断した場合アボリジニ兵士を処罰しないよう、バンゲールはホーク首相に要請する。バンゲールとコリアーは兄弟であるが、アボリジニーに犠牲者がでないようバンゲールは実弟の死を選択したのであった。 バンゲールはコリアーの殺害をゴルゴに依頼。ゴルゴはシンプソン砂漠をジープで突っ切り、解放戦線司令部を目指す。途中、アボリジニ兵士のブーメラン攻撃を受けるゴルゴであるが、今回のミッションにはアボリジニを殺傷しないという条件が付いているため、M16で次々とブーメランを撃ち落とす。解放司令部では、兄バンゲールが弟の身代わりになるべく弟の軍服を着てゴルゴの前に現れるが、ゴルゴは見紛うことなく弟コリアーを殺害、砂漠を後にする。
ブーメランの殺傷能力の高さが描かれており、ゴルゴも賞賛している。ゴルゴがブーメランを投げる日はくるのだろうか?
ズキューン
ゴルゴ13 (60) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★
本作の全てにして最高のクライマックスはタイトルバック(扉絵)のゴルゴ!!それに尽きます!!!
上着の胸元を大胆かつラフにはだけさせ、その下の肉体美を強烈に想起させたうえ、その眼差しは鋭いながらもどこかアンニュイ。セクシーさとダンディズムが匂い立ってきます…!
間違いなくゴルゴ13史上最もセクシーなゴルゴがそこにいます!!『LEON』か『BRUTUS』の表紙かと錯覚しそうなほどです。
むしろ、「抱かれたい男ランキング」などと特集している某女性雑誌の表紙にこそ、あえて本作の扉絵をデカデカと使っていただき、コンビニで買い物ついでに立ち読みするカップルを戦慄させてほしいものです(笑)。
>最高のクライマックスはタイトルバック(扉絵)のゴルゴ!!
>上着の胸元を大胆かつラフにはだけさせ、その下の肉体美を強烈に想起させたうえ、その眼差しは鋭いながらもどこかアンニュイ。セクシーさとダンディズムが匂い立ってきます…!
いや~これは”エロ”い(笑)なぜ、ゴルゴはこんなラフな格好をしているのか?
>コンビニで買い物ついでに立ち読みするカップルを戦慄させてほしいものです(笑)。
男子は戦慄し、女子は驚喜する?(笑)
なぜなりすましたのか、深い意図を読み取り狙撃しています。
なぜ今回は弟の身代わりというその意図を読み取らなかったのでしょう?
子供騙しの衣服チェンジ、そして娘が知っていた節があり、依頼主がゴルゴを欺いてもいる。
余命3ヶ月の間に地獄の精神苦痛を与える意味もあるのでしょうか?
依頼主が弟の遺骸を見た時の表情はこれまた意味深でありました
今回は「110度の狙点」の時と違い中止要請を出せないが故に苦肉の入れ替わりをしていたけど、ゴルゴには依頼者による依頼の妨害としか認識されてないのが悲しい所。