■プロキシー・ファイト(第207話) 発表1983年8月
評価 ★★
依頼人 フォスター元夫婦
ターゲット 日本人ヤクザ立花
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,249
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 1,351
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 78
<ストーリー>
日本のヤクザがハワイのホテルを買い取るためプロキシー・ファイト(委任状闘争)を展開。しかし、ヤクザに娘を奪われた富豪が現れて・・・
<この一言>
・・・
<解説>
アメリカ進出を目論むヤクザ・立花はハワイのホテルの乗っ取りを計画、プロキシー・ファイト(委任状闘争)を展開する。地元マフィアの抵抗に対しても暴力で対抗、ホテルの乗っ取りに成功する。そんな折、富豪フォスターは、自分の娘が立花によって死に追いやられたことを知り、ゴルゴに立花の殺害を依頼する。厳重な警備体制が敷かれたゴルフ場で、ゴルゴは遠距離狙撃により立花を仕留める。
本作はヤクザ・立花の生き様と熾烈な”委任状闘争”が主題となっており、サイドストーリー的な位置づけの作品。ゴルゴが登場するのは3コマのみで、狙撃シーンは描かれていない。ちなみに、本作に登場する弁護士と探偵はゴルゴの写真とプロフィールを持っているのだが、それぞれ違うカットの写真である。写真を撮られることを嫌うゴルゴであるが、これほどまでに自分の写真が出回っていることを知っているのであろうか?
マーケット至上主義と囁かれM&Aがニュースとして溢れる昨今、プロキシー・ファイトという言葉も定着した感があるが、1983年に『プロキシー・ファイト』というタイトルの作品が発表されていたことが興味深い。アメリカの1980年代はM&Aブームで資本市場と法整備が急速に整えられた時代と聞く。昨今の日本は当時のアメリカの状況に酷似しているらしい。もっとも、資本主義にも共産主義にも属さないゴルゴにとっては、どうでもいいことなのかもしれないが・・・
ゴルフ場での狙撃を描いた作品には第32巻-2『死角の断面』がある。
ズキューン
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跳弾だけでなく、見えないところへの放物線射撃も可能なゴルゴ。もう何でもありです(笑)
>もう何でもありです(笑)
時々、『そりゃあんまりだろう』とか『そんなのあり!?』ってのありますよね(笑)