ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第135巻-2列島油濁包囲網

2009-05-01 00:37:10 | 第131巻~第135巻

■列島油濁包囲網(第446話) 発表2000年3月

評価   ★★

依頼人 アメリカ軍スミス准将

ターゲット タンカーのバルブ3カ所

報酬   不明

今回弾丸発射数       3/ 通算弾丸発射数 2,396

今回殺害人数       0/ 通算殺害人数   4,686

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   109

<ストーリー>
日本のタンカーがGPSを通じて乗っ取られた。犯人は金銭を要求、従わなければタンカーを制御不能にし重油を流出させるという・・・

<この一言>
・・・

<解説>
アメリカ国防省の『ジェフ・ポート』は、1997年に日本海沖で発生したタンカー事故の原因が、船舶の航行を指示するGPSのバグにあることを突き止める。GPS経由でタンカーを支配することを思いついたジェフは、『昭和石油』のタンカーを乗っ取り3千万ドルを要求、従わなければタンカーを座礁させると脅迫する。

タンカーには重油が満載されており、日本近海で座礁することになれば環境に対する被害は計り知れず、昭和石油は対応に苦慮する。警察はアメリカ大使館付の武官『マッケンジー大佐』にも対応を要請、事態の収拾を図る。マッケンジー大佐は、GPSシステムのバグが原因で船舶の座礁事故が発生していること、今回の件はGPSのバグを知りうるアメリカ政府内部の犯行である可能性が高いことを明かす。

マッケンジー大佐の読み通り、国防省のジェフが犯行に関与していることをつかんだFBIであるが、ジェフの自宅に乗り込んだ際にジェフを射殺してしまう。ジェフの恋人『ナタリー』は船の機関部を暴走させるスイッチを入れてしまい、タンカーは数時間の内に爆発してしまう事態となる。タンカー破壊を防ぐためには、船首から300メートル離れたバルブ3カ所を撃たねばならず、スミス准将はゴルゴに助けを求める。ハリヤー戦闘機からタンカーに降り立ったゴルゴは、燃えさかる炎の中、バルブ3カ所を狙撃、機関部の爆破を食い止める。

ゴルゴは8コマしか登場せず、そのうちの3コマでしか素顔をさらさない。しかも、3コマのうち2コマはタバコを吸っているシーン。セリフも一言も発せず、別にゴルゴ・シリーズでなくてもいいのでは?という内容。推測するに、タンカー事故とGPSを組み合わせて何らかのストーリーを作ろうとしてできた作品なのだろう。物足りなさをだけが残る・・・。

ズキューン

ゴルゴ13 (135) 巻掲載
ゴルゴ13 (151) 巻(最新刊)
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