■ノー・リレーション(第324話) 発表1992年5月
評価 ★★★
依頼人 テキサコ、ITT、ダウ・ケミカル等の社外重役、財務省・国務省・CIAの要職を歴任した男
ターゲット リチャード・マクガバン/グレタ・アントヌッティ
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 1,765
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 3,914
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 95
<ストーリー>
1963年11月22日、J・F・ケネディ大統領が暗殺された。未だ解明されていない大統領暗殺事件の機密を守る男の殺害依頼がなされる・・・
<この一言>
ある機密とか、あの事件とか、あいまいな説明は、やめろ・・・
<もう一言>
能書きはいい・・・
<解説>
未だ解明されていないJ・F・ケネディ大統領暗殺の謎。アメリカ政財界の中枢にいる男が、ケネディ暗殺に関する秘密保持を担ってきた「リチャード・マクガバン」の殺害を決断、ゴルゴに殺害依頼を行う。同時に、マクガバンが利用する女性暗殺者「グレタ・アントヌッティ」もケネディ暗殺の秘密を知りすぎた為に、ゴルゴのターゲットに加えられる。
グレタ・アントヌッティはマクガバンの指令を受け、サンフランシスコのホテルを予約する。しかし、そのホテルには同姓同名の「グレタ・アントヌッティ」が予約を入れており、ホテルの手違いで無関係のグレタが暗殺者グレタの部屋に宿泊することに。暗殺者グレタ宛の秘密のメッセージを受けとってしまったグレタは、自身に危険が及ぶの察知、暗殺者グレタから逃げ回る。
一方、暗殺者グレタは、ゴルゴに狙われていることを突き止め、無関係のグレタをゴルゴが殺すように仕向ける。しかし、ゴルゴは暗殺者グレタを無関係のグレタの面前で仕留め、さらにはマクガバンも葬り去る。
映画「JFK」の公開に合わせ、ケネディ大統領暗殺に関わる関係者の始末を描く作品。 ゴルゴのターゲットと同姓同名の人物が登場するドタバタ劇が面白い。ゴルゴは「ある機密とか、あの事件とか、あいまいな説明は、やめろ・・・」と指示代名詞の多様を咎めているが、その直後ゴルゴが「あの墓地」と言っているのはご愛嬌だ。ゴルゴ・シリーズでケネディ暗殺を取り上げた作品には第21巻-1『統計解析射撃』があるが、ケネディ暗殺にゴルゴは無関係ということが明かされている。
ズキューン
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