ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第47巻-3メスリーヌの猫

2007-02-17 23:24:45 | 第046巻~第050巻

■メスリーヌの猫(第168話) 発表1980年5月

評価     ★★

依頼人   ジャヌー(メスリーヌ後家)

ターゲット  ピエール・ヴェヌヴィル

報酬     不明

今回弾丸発射数      0/ 通算弾丸発射数 1,038

今回殺害人数        1/ 通算殺害人数     947

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    75

<ストーリー>
暗黒街の大物「ピエール」の殺害依頼を受けたゴルゴ。48時間以内の国外退去命令を受け、武器を奪われた上、ピエールの部下に監禁されてしまう・・・

<この一言>
小便だ・・・

<もう一言>
今度はクソだ・・・

<さらに一言>
我々東洋人は人に見られていたんじゃあ、出るものも出ない・・・

<解説>
超人的怪盗「メスリーヌ」は、ピエールに売られ警察に射殺された。メスリーヌの後家ジャヌーはゴルゴにピエール殺害を依頼する。その直後、パリ警視庁はゴルゴに48時間以内の国外退去命令を出す。拳銃を奪われたゴルゴはピエールの事務所に丸腰で乗り込むが、捕らえられ監禁されてしまう。

ゴルゴが監禁されている部屋に猫が迷い込んでくるが、猫の瞳孔によりゴルゴは正確な時間を知り、ピエールの移動時間を狙ってトイレに行き、吹き矢にてピエールを仕留める。

本作のゴルゴは饒舌である。頻繁にトイレに行くゴルゴが面白い。ゴルゴもやっぱり人間なのだ。「小便」もすれば「クソ」もする。しかも、人に見られていると「出るものも出ない」。ゴルゴにも羞恥心はあるらしい・・・
なお、ジャック・メスリーヌはフランスの伝説的な犯罪者。本作冒頭のメスリーヌが警察に射殺されたシーンは、1979年11月2日の事件をそのまま再現したものである。

ズキューン

ゴルゴ13 (47) 巻掲載
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