ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第50巻-1ロベン監獄島

2007-02-25 15:31:42 | 第046巻~第050巻

■ロベン監獄島(第176話) 発表1980年10月

評価     ★★★

依頼人   ロベン島監獄 黒人脱獄犯

ターゲット  ロベン島監獄所長 ハロルド・スクーマン

報酬     200,000ランド(60,000,000円)

今回弾丸発射数      5/ 通算弾丸発射数 1,101

今回殺害人数        5/ 通算殺害人数   1,043

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    76

<ストーリー>
人種差別政策を続ける南アフリカ共和国。ケープタウン沖10キロにあるロベン島は政治犯を収容する”監獄島”であった。この監獄を脱獄した男がゴルゴに依頼したのは・・・

<この一言>
白人を抱けない人種主義、背徳法には反対だ。おれは白人を抱きたい。

<もう一言>
”狙撃の醍醐味”を味あわせてやる・・・

<解説>
アパルトヘイト下の南アフリカ共和国。ケープタウン沖10キロにある”ロベン島”には政治犯1,000人を収容する監獄が設けられ、拷問と処刑が繰り返されていた。アパルトヘイトとロベン島監獄所長「ハロルド・スクーマン」に恨みを持つ男がロベン島を脱獄、南アフリカ本土へ戻り白人に対する殺人・強姦・強盗を繰り返し、強奪したカネでゴルゴにスクーマン所長殺害を依頼する。
ゴルゴはロベン島に収容されるために婦人警官を襲うが、その時のセリフが面白い。
「白人を抱けない人種主義、背徳法には反対だ。おれは白人を抱きたい。」

ロベン島に収容されたゴルゴはスクーマン所長の拷問を受ける。裸足に油をかけられて火を放たれているが、ゴルゴの足が焼ける音が「ジジ・・・」と描かれているのが恐ろしい。汗を浮かべ目を瞑り歯を食いしばって拷問に耐えるゴルゴだが、スクーマン所長が「電気椅子、睾丸割り、背骨折り、このロベン島はどこにも負けない拷問島なんだ!」とのセリフに目を見開いている。無理もない、「睾丸割り」はさすがのゴルゴでも耐えられないだろうから。
その後、ゴルゴの正体が判明し所長の拷問は止む。そんな折、囚人の脱獄情報が所長の元にもたらされる。所長はゴルゴの射撃の腕を見たいとゴルゴに脱獄犯の狙撃を依頼する。この話を受けた時、ゴルゴの目が光るのだが、その時の効果音は「ジロ!」。ゴルゴは、ライフルを調整すると偽ってドライバーを銃身に詰め込み、銃を暴発させスクーマン所長を殺害する。意図的な暴発とはいえ、銃の暴発はゴルゴにとっても危険なはず。今回の殺害方法には疑問と不満が残る。

最終シーンで、スイス・アルプスの豪邸でくつろぐゴルゴが描かれているが、ゴルゴの私邸の一つであろうか?

ズキューン

ゴルゴ13 (50) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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