'92.5.15(FRI)
会議事務局主催の見学ツアーは「ロスアラモス国立研究所」である。
先日見物したサンタフェから約50キロ北の方へ向かった。
すごい岩山の麓を進むと小さな飛行場があり、さらに進むと研究所があった。
「Google マップで見る」をクリックして拡大・地図の移動して規模の大きさを想像してください。
厳重なチェックを受け、まず(BRADBURY SCIENCE MUSEUM)科学博物館に案内された。
原爆の開発と実験、広島に投下されたリトルボーイ、長崎に投下された
ファットマンの同型が展示してあった。
展示品は撮影禁止のため掲載出来なくて残念。
私は広島の原爆ドーム、平和記念館資料館を見ていた。
極めて複雑な気持ちになった。
二度とあんな悲劇を地球上で起こしてはいけない。
それなのに未だ原爆の確保に固執している国があるが全く愚かなことだ。
原爆を持つことの競争、そして使用、そんなことをしては地球が滅んでしまう。
石炭や石油資源の無い日本には
ウランやプルトニウムは貴重はエネルギーだ。
地球の温暖化、酸性雨、オゾン層破壊などのを防ぐのに最高の方法だ。
ウランやプルトニウムは原爆かエネルギーか諸刃の刃、
二度と原爆を使う戦争を繰り返してはならない。
世界中の政治家はもっと賢い行動をとって欲しい。
電力会社はもっと安全な原子力発電を推進して欲しい。
ロスアラモス研究所の実験室では”PCB”の分解試験や
色んな設備の紹介を受けた。
”PCB” はカネミ油症事件で当時、日本の大きな社会問題となっていた。
'92.5.16(SAT)
アルバカーキーの青空に気球が沢山飛んでいた。
バルーン競技のようだ。
私を乗せた飛行機はアルバカーキーを飛び立った。
色んな想い出と一緒に成田に向かった。
終わり