ミニスウィング、ショートスウィング、フルスウィング

2011-10-26 17:43:34 | ゴルフウイークリー

ゴルフの上達には、コントロールスウィングの練習が

欠かせないとは、よく言われてきたことです。

ですが、そのコントロールスウィングにも、デリケートな

差が出てくると感じています。

その差とは?

例えば、ウェッジでキャリー10ヤード以内のアプローチを

する練習では、フェースのターンする量(ローテーション)は、

あまり多くありませんよね。キャリーが5、4、3ヤードと近くに

なればなるほど、フェースはターンしなくなります。そうしないと、

ボールが飛んでしまうからです。

小さな振り幅ほど、力は軽くなりフェースは回さないのが

自然な動きだと思います。

要は、フェースをターンしないうちにトップ、インパクト、フォロースルーを

迎えるということですね。キャリー3ヤードなら、ひじを畳むまもなく、

軽くコックを入れてボールをそっと運ぶ感覚でしょうか?

そうなると、途中で少しでも力が入るとアウト!ということになります。

このようにミニスウィングは、小さな振り幅で、力加減を変えない

訓練になると感じています。

片や、同じコントロールでも、ウェッジのショートスウィングは、

30~50ヤードくらい飛ばしますから、コックやひじの畳み方、

それと、ミニと違い、インパクトからフォローに行くまで、多少、

ヘッドの動きに肩が引っ張られることも出てきます。

このとき、ボールを打つのか打たないのか? これは難しい

感覚です。これくらいの幅になれば、フェースターンは入ります。

(もちろん、フェース面を変えない応用テクはここでは除きます)

ヘッドの重さをトップで感じて、その重さを重力の力を借りて

落とす。そうすれば、打つ感覚にはならないと思います。

ある程度、ヘッドは勝手に落ち、重力で勝手に走るからです。

そして、最後はフルスウィングです。

ここまでの力の感覚やひじや腕、手首(コック)の使い方を

フィードバックしながら、ウェッジなら8割から9割スウィングが

フルスウィングになるはずです。大きなクラブみたいに振り回す

ことはないし、その必要もないと思います。力みが厳禁ですから。

ただし、フルスウィングの場合、ヘッドスピードが他の2つに

比べて速くなりますから、インパクトの衝撃は強くなります。

そうなると、当たり負けしないように、インパクトで多少力が

入るのは自然なことだと思いますし、そうならないと、

きっちり距離を管理できません。フルスウィングの距離をつかめなく

なります。

どうでしょうか?

ひと言でコントロールスウィングでスウィング作りをするといっても、

このような振り幅による差を理解していないと、時間がかかったり、

迷いを生んでしまうのではないでしょうか?

ゴルフは、感覚(感性)と知識の両方が必要だということに

なると思いますが、いかがでしょうか?

ゴルフの面白いところであり、すぐに上達できない側面ですよね。

私も心して練習していきたいと決心しました。