極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

魔法の数式と古い上着

2011年06月30日 | 政策論





【オバマの大復興】




このぐらい長生きしてきたか見えないことも見えてくることある。その典型が
米国を中心とした北米国経済圏の成長予測だ。ユーラシア大陸東部からの流失
堆積物からなるちんけ(賽子博打の一に由来)な島国に住む住民からみれば、
大いに羨ましいことだ。米国経済の8月危機説が流布されているが、リーマン
ショックの余震は後2年続くとみていたわたし(たち)にすれば、ベン・バー
ナンキ連邦準備制度議長の肩入れで回避できるとみているが、問題はその後の
オバマ大統領の政策執行。

 

【魔法の数式】

‘数式とは言葉’とは蓋し名言と予備校のシーエムを見ていて感心したことだ
が、米国の新成長路線の鍵語を数式にすると、自由={自由≠銃≠放任}
と。な
んのこっちゃということになるが、気持ちが伝われば、わかっていただけると
思うが丹羽春喜の新ケインズ主義的政策(『デフレギャップとギリシャ国債』)
を、米国版公共事業のゴール(スマートグリッド、スマート・シティ、グリー
ン・イノベーション等々)を設定すれば良いのだ。なぜって? 世界に冠たる
産軍複合体組織(プラットフォーム)の知財を生かせば言い訳だ。これで失業
率は低下するし(代わりに、ファイナンシャル・アナリシストなどの過剰な金
融関連就労者は失業するが)、オバマ革命で米国が再生されるというわけだ。
つまり、「有効需要喚起→価値労働喚起」という極めて単純な政策に帰着する
ということになる。納得。^^;


【古い上着よさようなら】



また、でかい話をしてしまったついでに、東日本の農水産業復興の話。早い話、
第一産業を如何に再生するかという話だが、一部では水産業の民間企業参入の
特区構想が持ち上がっているが、要は、旧い漁業権(既存)の改訂の話。いま
は、その免許権者である都道府県知事から免許され一定範囲の漁業を独占排他
的にその利益を享受する仕組みなっているが、大資本の投入可能な民間企業を
参入させようというわけだ。当然、営利主義に走り、儲からなければ撤退する
あるいは、水産資源の枯渇の心配があるというわけで地元漁師からの抵抗もあ
る。それを解決する新しいプラットフォームだが、株式化(=民間化)を進め
ながら、従来の漁師の組合権(決議権)をどのように経営に反映させていくの
かの試験的運用の結果次第ということになる。この流れの促進が日本の水産業
を強靱なものにしていくという情熱が求められている。勿論、公的機関も自由
に株主になれるという条件付きだが(→行政改革的側面から簡素化できる)。

GAPI: Large scale salmon production creates large scale problems.

農業も同じだ。大規模な投資を公的機関が負担し(償還年数は10年単位で考え
ているが)株式化(民間化)を促進するというわけだが、具体的にはビニール
ハウスレベルなものから、半導体工場のような建設をイメージしていて、平野
部一面に植物工場が半導体シリコンウエハ状に展開していて、天井部にはシー
スルーの太陽光パネルが敷き詰められて、生育環境は発光ダイオード照明と地
熱ヒートポンプで空調し、作付け農産物は自由に選択できるといつたイメージ
だ。勿論、産出されたバイオマスは燃料や堆肥に再利用するといったものだ。



【都市造園のバイオマスリサイクル】

リサイクルの基本は分別。木くずから、良質チップを生産する。木くずは、枝葉、
幹、根、草、竹。不純物混入のない純粋な木質チップ作りの必要条件。購入先
は、バイオマス発電所、果樹園、牧場など。バイオマス発電の燃料、堆肥の原
料、果樹園等のマルチング材などに使用する。特に牧場では家畜の糞尿と混ぜ
ると良質の堆肥ができる
。チップの質の維持・向上は、細かな廃材管理による。
丁寧に不純物を取り除いたあと、小さな枝や生草はスクリーンにかけ粉砕。竹
は、しなりが強く破砕が難しいため径穴細かくし対応。木くずの100%リサイク
ルが実現。



ところで、チョウは処理が難しい。25㎜以下の細片に裁断すると同時に表面に
細かな傷を加え処理し堆肥化する。米ぬかや石灰窒素を混ぜると、一般的な堆
肥と同様に5~6ヵ月の発酵で堆肥化できる。焼却・埋め立て処分されているイ
チョウ葉がリサイクルできる。
 


【人感センサ】

 

省エネには人感センサが欠かせない。モーション検出器とか呼ばれているが、
非接触の検出には(1)赤外線(2)可視光(3)超音波など用いられる。防
犯などの業務用には、(1)or(2)+(3)の組み合わせも採用されている。
上下図の特許のように照明装置に多用されているが、白熱灯や蛍光灯は発熱を
ともなうので、検出器と照明器は離して配置するか、冷却装置を取り付けるか
して対応しているが、発光ダイオードや有機ELなどは発熱がないのでコンパ
クトに設計できるのが強みで、トンネル内を疾走しても自動的に照明が点灯・
消灯してくれる(はず)。福島原発事故を契機にわたしたち色々なことを教え
てくれるのだが、省エネでいえば、『デジタル革命』の第4則のデフレーショ
ンと第2則のダウンサイジング、第5即のイレージングに関わり技術革新を促
してくるから実に妙だ。照明器具のほとんどは真空管方式を廃止し固形化方式
に劇的に変わっていく。生産者にとっては死活の問題が掛かかることでもある。
そのうちに、部屋にひとがいなければ自動的に接続しているいろんな電力消費
器機の待機電力も遮断する時代がくるということだろう。

【符号の説明】

10 AC商用電源 11 調光コントローラ 14、20 整流回路 15、21 平滑回路
16 PWMスイッチング回路 17 LED回路 18 電流検出器 22 電源電圧検出器
30 LED電球 31 口金 32 電球 33 ベース基板 34 LEDユニット

その意味では、太陽光パネルは光電変換素子あるいは熱電変換素子のため、エ
ネルギが直接電力変換でき理想的だ。構成器機としての、パワーコンディショ
ナやスマートメータの『デジタル革命』の恩恵は速効し、量産開始から時間軸
的に価格は逓減する(断言できる)。そうすると、後はパネルと蓄電池という
ことになるが蓄電池はリース方式が可能で、その方がリサイクルなどを考慮し
た省資源化や省エネ化にとってプラスになる。従って、電気自動車と同時的に
量産化が進めばコストも逓減する(断言できる)。従って、残りはパネル価格
と取り付け費用ということになるが、取り付け費用の逓減についてはこのブロ
グで記載済みなので、パネル価格の逓減だが、これも『デジタル革命』の恩恵
をまもなく受けることになるので楽観視している。そのように考えると、日本
人の仕事は世界中のスマートエネルギー関連事業の普及と保全サービスの仕事
がメインとなり、国産のバイオ燃料を使用する小型ジェット機をチャータして
現場に向かうというイメージができあがるという算段だ。



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