徳丸無明のブログ

雑文、マンガ、イラスト、その他

シャトレーゼ チョコバッキー バニラ・チョコ

2023-09-29 23:49:34 | 
今日は甘いグラップラーです。






1兆本売れたという伝説のアイス。チョコの層がけっこう厚めなので噛みごたえがあり、ホントにバキッとなります。
アイスに賞味期限があるのって珍しいですね。洋菓子店シャトレーゼに足を運びましょう。

1兆個売れる商品もあれば、ひと桁しか売れない商品もある。そんな売れない商品にまつわる話をします。デタラメがまかり通っていた話。
もう10年くらい前になります。AmazonでFather Moo(ファザー・ムー)の『Father Moo & the Black Sheep』というCDを買いました。
僕は元々Acid Mothers Temple(アシッド・マザーズ・テンプル)のファンでして、Father MooさんはAMTの参加メンバーだったこともあり、それで聴いてみるかと思って購入したのです(Acid Mothers Templeについては、過去記事「聴かれることのない音楽のために・第一夜」(2018・1・22)をご参照ください)。
海外のマイナーなレーベルから販売されてたCDで、こういうのは国内のCDショップでは購入不可能。なのでAmazonを利用させてもらいました。アルバムであるにもかかわらず値段はお安めで(購入履歴を確認してみましたが、商品の小計が1280円で、送料無料になっていました。無料?そうだっけ?)、ありがたく注文確定。たしか2週間くらいで到着したように記憶しています(海外からの取り寄せ注文を何度もしたことがありますが、到着までけっこう時間がかかるのが普通で、最長で1ヵ月かかったこともあります)。
至る所に英語が書かれた封筒をワクワクしながら開けてみると、そこには衝撃が待ち受けていました。
新品で購入したにもかかわらず、CDは包装がされておらず、プラスチックのケースは擦り傷だらけ。そのうえ細かいゴミがたくさんまとわりついていたのです。
なんじゃこりゃあ~!
僕はたしかに新品を購入しました。Amazonの販売ページには、新品と中古を選択できる箇所がありますが、間違いなく新品をクリックしていたのです。そもそも、中古は出品されていませんでした。
新品を選んだのに、間違って中古が届いてしまったのです。しかも、かなり状態の悪い中古が。

僕はAmazonのカスタマーセンターに電話しました。今はもう電話対応は行われていませんが、当時は通話可能でした。しかも、サイトの「通話する」を選ぶと、登録してある自分のケータイの番号に、向こうからかかってくるようになっていました。
最初に応対してくれた人に、購入商品と電話した理由を伝えると、担当者に代わるとの返事。ややあって、担当者の方から折り返しがありました。
以下に電話でのやり取りを書き示しますが、もう10年ほど前のことなので、正確な会話は覚えていません。「おおむねこんなかんじだった」という再現になっております。
相手は落ち着いた声をした中年女性らしき方。商品名を復唱し、「新品を買ったはずなのに中古が届いた、というご用件でお間違いないですか?」と確認してきました。
僕が「はい」と答えると、「では、商品のどこを見て中古と思われたのかを教えてください」と要求してきました。向こうの人は現物を見てはいないのだから、当然の求めです。
僕はまず、新品なら当然あるはずのフィルムでの包装がされておらず、むき出しだった点をつげ、次にケースが擦り傷だらけだったこと、最後にゴミがたくさん付着していたことを伝えました。
すると担当者さんは、「まず包装がなかった点ですが、海外のマイナーレーベルのCDですと、包装がされていないことがよくあります。こちらのCDもそれに当たります」とおっしゃいました。僕は少し驚きましたが、「あ、そうですか」と受け入れました。まあありそうな話です。
さらに担当者さんは説明を続けました。「それからケースが擦り傷だらけだった点と、ゴミが付着していた点ですが、こちらは配送方法によるものです。配送を委託している業者は、ほかのユーザーが注文されたCDも一緒に箱詰めして飛行機で空輸させます。緩衝材などは一切使わないため、CD同士は密着しています。箱の中はCDで密集した状態になっているのです。そうすると、積み下ろしのときや飛行機が揺れるときなどに、中のCD同士がこすれ合うのです。そのためケースに傷ができ、細かいゴミも発生するのです。したがって、そちらは新品なのです」
「はぁ!?」
思わず大きな声が出てしまいました。
担当者さんは、こういうことに慣れっこなのか、「まあそうなりますよね」という反応を見せています。
僕は動揺しつつも、「説明はわかりましたけど、そんな配送方法はおかしいじゃないですか。きれいな状態で届くようにしてもらわないと」と抗議しました。
担当者さんは、「おっしゃることはごもっともですが、当社は配送料をできるだけ安く抑えられるよう業者を選別しており、商品に傷がつきかねない配送方法であることは充分承知したうえで、コストの面からその業者を選んでいるのです。現状では新品の商品がそのような状態で届くということを納得してもらうしかありません」と答えました。
僕はなおもそれはおかしい、傷がつかない方法で送りなおしてほしいと抗議を続けましたが、担当者さんは「お客様の声を意見として上に伝え、配送業者の変更を働きかけることはできますが、今すぐにはどうにもなりません。納得できないなら返品を選んでもらうしかないです」との返答。このCDは絶対に欲しいので、返品という選択肢はありません。
僕はほとほとあきれ果ててしまいました。
担当者さんがおっしゃっていることを端的にまとめると、「あなたの言い分はごもっとも。しかし現在会社としてこの配送方法(配送業者)が決められている以上、どうしようもない」という主張になります。
こちらとしては突っぱねられてる形で、打つ手が見当たりません。担当者さんは悪くないんですよね。上から「こういうふうに説明しろ」って命じられてるだけなんですから。むしろ電話口からは僕に同情的な様子が伝わってきます。
抗議の手段を失った僕は、「じゃあこのボロボロの商品をこのまま新品として受け取れとおっしゃるのですか?」と尋ねました。
担当者さんは、「ハッキリ申し上げればそれで納得してもらうしかないというのが現状で・・・」と答えました。
僕は、「これをこのまま受け入れることはできない。せめて料金の一部返金とか、そういう弁済がないと納得できない」と訴えました。
担当者さんは、「同じ業者に新しく商品を配送しなおしてもらうことはできる」と提案しました。「でもそれ、配送方法は変わらないんですよね?」「はい」「じゃあまったく同じ状態で届く可能性が高いってことでしょ?」「そうですね」
僕はうなだれながら、「じゃあ弁済にしてください」と答えました。
それで担当者さんは、「賠償として300円をギフトカード残高に振り込ませていただきます」とおっしゃいました。ギフトカードっつーのは、Amazonで使えるお金のことです。
そんなこんなで、傷だらけのCDをそのまま受け取り、賠償金300円を支払ってもらうこととなったのです。
まーよくよく考えてみたら、傷ついてんのはケースだけで、ディスクとジャケットは何も問題なかったから、換えのケースを買って取り換えれば解決する話で、そんな大袈裟なことでもなかったんですよね。傷まみれに過剰に反応しちゃってたんです。
海外の業者って日本と比べたらけっこうテキトーっつーか、商品の取り扱い大雑把なところありますから、傷がつこうがお構いなしだったりするんでしょうね。そんでAmazonは過剰に合理主義的なところありますから、そーゆー業者も平気で選んでしまうと。
これは10年くらい前の出来事ですので、現在ではこのような配送を行う業者には委託していないのかもしれません。というか、そうであってほしいです。
Amazon。川口浩探検隊でも踏破できない深淵・・・。

キングオブコント2023 優勝予想

2023-09-28 23:31:31 | 雑文
去年の夏の暑さは気象庁が異常気象と認定していましたが、今年は国連のアントニオ・グレーテス事務総長が「地球沸騰化の時代が到来した」と言うほど世界的な猛暑となり、9月も終わろうというのに暑さはあまり緩まず、気象庁によれば10月前半までは真夏日になる可能性があるらしいという今日この頃、皆さんご機嫌いかがですか的なキングオブコントの優勝予想です。当ブログの風物詩が今年も帰ってきました。
今年もまた、お笑いの日(10月21日)に決勝が行われることとなった、コントの祭典KOC。今年のファイナリストはベテラン多め。苦労人が報われそうな予感がします。

ファイナルに残ったのは以下の10組。


ゼンモンキー
隣人
ファイヤーサンダー
カゲヤマ
サルゴリラ
ラブレターズ
蛙亭
ジグザグジギー
や団
ニッポンの社長


この中から僕が予想する優勝第1~第3候補は次の通り。


①ファイヤーサンダー・・・観たことあるんですよ。観たことあるし、面白いという記憶もある。でも、どういうネタだったかはまったく思い出せないのです。思い出せないけど、面白いということは間違いないし、こういう芸歴10年くらいのが一番勢いあるんじゃないか、ちょうどいい勝負ネタ持ってこれるんじゃないかという気がするんで第1候補。

②ジグザグジギー・・・7年ぶり3度目の決勝進出。まあ苦労人ですよ。一時期はちょいちょいテレビにも出てましたけど、最近はさっぱりですからね。露出がなかった期間にネタ仕上げてきてるんじゃないか、そろそろ報われてほしいという期待を込めて第2候補。

③や団・・・去年はまあ面白かったですね。「白黒アンジャッシュ」で、劇場でかけまくったネタだったと打ち明けてました。これまでのキャリアの中で作り上げてきた面白いネタいっぱいあるんでしょうけど、去年はその中で一番いいネタ持ってきたわけで、今年それを超えられるのかが少し不安です。今以上にスポットライトを浴びてほしいという願いを込めて第3候補。


ほかのファイナリストにもひとこと。


ゼンモンキー・・・若手のトリオ。今面白い若手増えまくってて競争大変そうですけど、その中で頭半分くらい出てるのがゼンモンキー。なんとなく、優勝にはちょっと早いんじゃないかと。

隣人・・・ゼンモンキーと同じく、優秀な若手の1組。ツウが好む芸風(なんか真空ジェシカっぽい)。発想がけっこうニッチというか、あまり万人受けするタイプじゃないと思うんで、優勝は難しいかと。

カゲヤマ・・・去年M-1の準決勝行ってましたよね。観た限りでは、そのコミカルすぎる芸風、あまり好きじゃありません。

サルゴリラ・・・元々ジューシーズというトリオだったのが、家事えもんこと松橋周太呂の脱退により解散。2人でサルゴリラとして再出発しました。ジューシーズ時代はけっこう調子よかったんですけど、サルゴリラ以降はさっぱり。これきっかけで少しでも売れてくれれば。

ラブレターズ・・・7年ぶり4度目の決勝進出。初めてファイナリストになったの、けっこう早かったんですよね。なのになかなかブレイクせず・・・。ジグザグジギーと同じく、報われてほしい苦労人コンビなのですが、なんとなく「これ」という武器がないような気がします。

蛙亭・・・2年ぶり2度目の決勝進出。なんかイワクラが、彼氏できて緩んでんじゃねえか、私生活が満たされててパワーを失ってんじゃねえかって気がします。それでも充分面白いんでしょうけど、優勝まではいかないかと。

ニッポンの社長・・・今年で4年連続のファイナリスト。それだけですごすぎる。ですが、僕にとってニッポンの社長は、ずーっと「今一歩」なんですよ。「けっこう面白い」けど、「めちゃくちゃ面白い」まではいかない。好みってことでしょうか。いずれ「めちゃくちゃ面白い」に到達してくれそうな気もするのですが。


皆さんもよろしければコメント欄から優勝予想にご参加ください。第1~第3候補まで予想可とさせていただきます。今回も当たっても何も出ません。
gooブログのコメントフォームには名前とタイトルとURLの入力欄がありますが、これらは必須じゃなくて、コメントだけでも投稿できるはずですので、お気軽にお寄せください。

山崎製パン ナイススティック

2023-09-22 23:48:33 | 
今日は良い棒です。




安い、長い、うまい。貧者の味方の炭水化物。
細長いコッペパンにクリーム・・・ミルククリームですよね?飽きることなく一生食べられるパン。
あるある話をします。レインコートあるある。
僕は以前福岡ドームでバイトをしていました。自転車通勤していたんですけど、自宅からドームまではけっこう距離があり、30~40分ほどかかっていました。
日によって、出勤時に雨が降っていることもありました。僕は小心者なので、傘を差しながらの片手運転をすることができず(当時から交通違反だったのかもしれませんが、傘差し運転してる人はけっこういました)、そういう場合はつねにレインコートを着ていました。
でね、しょっちゅうあったことなんですけどね、出勤時間になって、雨降ってると、こりゃレインコート着なきゃダメだってなりますよね。小降りであればそのまま強行出勤しますけど、ある程度雨量があるとレインコート着けざるを得ません。
そんでレインコートを着ると。そこそこ手間がかかるんですよ。収納袋から取り出して服の上から身につけてね。
するとね、家を出るときには雨が止んでいるのです。
これがね、ホントにね、しょっっっちゅう起きてたんです。
天気がね、僕をバカにしてるんですよ。これは本当です。僕がレインコートを着るタイミングを狙い撃ちされていましたから。
「あ、止んだな、でもまたすぐ降り出すかもしれないな」って思ってそのまま出勤するじゃないですか。もう降らないんですよ、絶対に。
レインコートはね、けっこう暑いんです。夏に着るとホントに暑い。雨が降ってたら冷却効果があるんで耐えられますけど、降ってない状況で着てるともうガマンできない。
暑さで汗かくから、雨以上に濡れちゃうんですよ。こんな皮肉ありますか。雨降ってないのにずぶ濡れになるのです。
そのうえ周囲の目もありますからね。「アイツ雨降ってないのにレインコート着てやがる。用意周到だな」って冷ややかな目で見られてしまうのです。いや、被害妄想かもしれませんけども。
なんで途中で自転車停めて、「ふざけんな天気!」って悪態つきながら脱ぐハメになるのです。表でレインコート脱ぐってのもちょっと恥ずかしいものです。さっさとしないと遅刻しちゃいますしね。
脱いだレインコートは、邪魔なだけの荷物です。帰宅するまでその荷物をかかえてないといけない。天気のせいで余計な荷物が増えてしまうのです。
出勤時だけでなく、帰宅時にも同じことがしょっちゅうありました。僕はずーっと天気にからかわれていたのです。
何が目的だ?散々バカにしやがって。なぜオレをターゲットにする?

なんかこのあるあるって山でもあるらしいですね。登山中に雨が降り出したので、リュックからレインコート取り出したらすぐ止んだ、っていう。
山の天気は変わりやすいっていうのがひとつの原因なんでしょうけど、登山家の間ではよく語られていることらしいです。
天気、なめんじゃねえ!

あ、福岡ドームといえばですよ、こないだB'zのコンサートで事故あったじゃないですか。ステージの解体作業中に鉄骨が落下して7人が重軽傷を負ったって。
けっこう大々的に報道されてましたけど、僕からしたら「だから何?」ってかんじなんですよね。
というのも、この手の事故って、珍しくもなんともないからです。
僕はコンサートの設営にもかかわっていたんですけど、大きな会場で行われるコンサートというのは、「大体ひとつの現場につき最低1人は大怪我をする」と言われていました。ワイヤーに腕が絡まって脱臼したり、機材が落下して足の骨を折ったりといった事故が、自分のすぐ横で、当たり前のように起こっていたのです。
なので、B'zのニュースに触れたとき、「そんなん日常茶飯事じゃん。なんでいちいち報道すんの」と思ったのです。まあ一度に7人が巻き込まれるというのはめったにあることではないので、そこを考えたら話題性はあるわけですけど。
報道によれば、7人の中にはアルバイトの子もいたそうで、ひょっとしたら僕が勤めていた会社の子なのかもしれません。バイトの子ってほとんどが大学生なんですよね。怪我によって大学生活を長期間ふいにすることになったのであれば、お気の毒としか言いようがありません。
僕ね、建物見るときも作り手側の視点で見ちゃうんですよね。高層ビルとか、大きな建物見たら、「これ何人くらい死んでるんだろ」って考えちゃうんです。
普通は誰も気にしませんけどね、でも僕らの社会ってのはそういうふうにしてできてるんですよ。大きな建物は、作る過程で少なからず死傷者を出してるんです。あたかも人柱のように。そういった犠牲のもとに成り立っているのがこの社会なんですよ。みんなスカイツリー見ようが、あべのハルカス見ようが、「カッコイイ!」しか言いませんけども。
だからね、巨大な建築物を見たら、亡くなっているかもしれない現場の人に思いをはせ、冥福を祈る。それはけっこう大切なことなんじゃないかと思います。