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徳丸無明のブログ

雑文、マンガ、イラスト、その他

森永乳業 ビエネッタカップ バニラ

2025-04-26 00:14:52 | 
今日は今はなきものです。




今年の3月に販売が終了したアイス、ビエネッタ。1983年から発売されていたのが、ライセンスの契約期間切れによって販売終了となったそうです。またぞろ転売ヤーが買い占めを行っていたのでしょうか。
契約先はユニリーバっつーイギリスの多国籍企業だそうで、ということは、国によってはまだビエネッタ売ってるところあるってことなんですかね?契約してりゃ販売できるわけでしょ。ビエネッタ探して世界を放浪する人が出てくるかもしれません。
もう手に入らないもの記事にするのどうかって思われるかもしれませんけど、このブログに記録を残しておきたかったのです。どうかご寛容ください。
このビエネッタはカップ入りですが、元々は箱入りで、そちらのほうはティラミス味もありました。僕が子供のころは、ぜいたく品というイメージで、誕生日とかクリスマスとか、特別な日にだけ食べられたんですよね。
母親が包丁で切り分けて出してくれましたっけ。ケーキアイスとか、アイスケーキとか呼ばれてましたよね。ああ、ノスタルジー。

そう、ノスタルジー。子供のころの思い出話をしましょう。注意1秒の話。
小学3,4年のときのことです。校庭の大掃除をしたことがありました。側溝の掃除でした。
通常お昼休みのあとに掃除の時間があって、掃き掃除は毎日行われていたのですが、側溝は半年に1回くらいしか掃除しなかったのです。
側溝はほとんどコンクリート製のフタでおおわれていました。タテ50センチ、ヨコ40センチ、厚さ5センチくらいのやつです。
掃除するためには、当然そのフタを開けなくてはならないのですが、小学生にはけっこう重いのです。苦労しながら取り外した記憶があります。
そんで、前後の記憶が曖昧なんですけど、たしかフタを1枚1枚外して、側溝の横に並べていたとき、ちょっとヘンな体勢になっちゃったんですよね。フタのタテ側の片辺を地面につけ、ナナメにして支えていたんです。
これをこのまま地面に置きたいんだけど、真下に自分の足がある。足の位置をうまくズラすことができない。
どうしたらいいかとあれこれ迷って、フタから手を離すと同時に、すばやく足をうしろに引こう、と決めました。
手を離すと、フタは手前に、自分の足元のほうに倒れてきました。僕は足を逃しました。
・・・しかし、思ったより落下速度が速く、フタは左足の上に落ちてきました。
激痛が走りました。靴と靴下を脱いでみると、小指の爪が真ん中からタテに割れていました。爪がまっぷたつになっていたのです。
痛みもさることながら、その見た目にショックを受けました。これはえらいことになったと。
どんな治療をしたかは、よく覚えていません。爪と皮膚のあいだに血がたまり、しばらくは黒くなっていたと思います。
家族には言いませんでした。話すほどではないと思っていたのか、騒がれたくなくて黙っていたのか、当時の考えはよく覚えていません。
出血していた部分は、一週間か二週間くらいで治りました。ですが、割れた爪はなかなか治りませんでした。
割れた部分がくっつき、元通り1枚の爪になってくれるのを期待して見守っていたのですが、そうはならなかったのです。あたかも、最初から2枚だったかのように、真ん中から断裂した爪のままであり続けたのです。
痛みはもうありませんでしたが、少し面倒なことがありました。靴下をはくとき、真ん中の割れ目に生地が引っかかってしまったりするのです。
引っかかり具合によってはなかなか外れず、面倒な思いをします。それに、靴下をはく勢いで、爪が剥がれそうになることもあって、ヒヤッとするのです。痛みはほとんどないけど、心臓に悪い。

そんな、靴下をはくときだけちょっと困る体になってしまったのです。爪治ってくれ、爪元通りになってくれと日々祈りました。
しかし左足の小指の爪は治りませんでした。小学校高学年になり、中学校に進学しても、2つに割れたままでした。
そのうち、もう治らないのではないかという気がしてきました。
もう一生このままなのではないか。一生靴下が引っかかる爪をかかえて生きていかねばならないのではないか、と。
ほんのちょっとの判断ミスで、このようなことになってしまったのです。ごく小さなケガではありますが、それでもずっと引きずっていかねばならない。
爪切りの際は、2つになった爪を、順番に切らねばなりません。手間がひとつ増えたわけです。
そんな、ちょっとだけ面倒だけど、後遺症とか障害などと言うほどではない傷跡をかかえこむことになったわけです。人に話すほどではない(と、自分では思っていた)ので、家族にも友達にも黙っていました。
10代のころも治らず、20代のころもずっと治りませんでした。こうなってくると、もう一生このままなのではないかという予想が、確信に変わってきました。死ぬまでこの割れた小指の爪と付き合っていかねばならないのだろうと。
そう覚悟を決めていたら、30代のころ、いつの間にか治っていました。1枚の爪に戻っていたのです。
自分にとってそれほど大事件ではないので、正確に何歳のときだったかは覚えていません。ですがとにかく、爪の割れ目はキレイにくっつき、元の1枚に戻っていたのです。
20年以上割れたままで、くっつく気配すらなかったのに、なぜ急に治ったのか?理由はまったくわかりません。けれどもとにかく治ったのです。
無事に治った、左足の小指の爪。今は、あたかもずっと無傷であったかのようにキレイな姿をしています。
注意1秒、ケガ一生・・・になりかけた話です。
皆さんも側溝の掃除をするときや、重い物を扱うときにはご注意ください。
爪がポケットのビスケットのごとく、増えてしまうかもしれませんからね。
爪~爪~腕に女キ~ズ♫


先週、gooブログサービス終了のため、ブログを引っ越さなきゃならない、という話をしました。
運営が提示してきた引っ越し先は、アメーバとはてな。この2つを比較してみると、アメーバはコメントの移行なしで、はてなはありになっていました。
せっかくいただいたコメント、消したくはありません。だから、はてなに決定です。当ブログは、はてなに引っ越します。
引っ越しにともない、何か問題が生じるかもしれません。その対処にも時間がかかるであろうことを考えると、期限ギリギリより、早めに引っ越したほうがよさそうです。
なので、ぼちぼち引っ越し作業に取りかかろうと思います。その間、ブログはお休みするかもしれません。
またなんかありましたらお知らせしますので、それまでお待ちください。

マルハニチロ いわし蒲焼・さんま蒲焼・さば照焼き

2025-04-19 00:44:43 | 
今日はフィッシュビッグ3です。








買い置きしとくと安心な缶詰。身がテラテラとした、三大大衆魚。
そう、魚。魚にかんする話をしましょう。ちょうどいい具合が難しいという話。
僕はたまにお寿司屋さんに行きます。だいたい年に1回くらい。経済的な問題というより、そんなにしょっちゅう食べたくはならないんですね。
行くとしたら回転寿司。回らないお寿司には、自分の稼ぎでは行ったことがありません。
んでそのとき、どのランクの回転寿司に行くかで迷うんですよね。おおざっぱに分けて、回転寿司は上中下の3つのランクに分類されます。
上は、回らないお寿司屋さんとほぼ変わらない質とお値段のところ。下は、なんでも一皿百円の激安店。中は、安い魚は百円だけど、高い魚はそれなりにするところです。
僕は、中のお店ぐらいがいいんですよね。上だと、自分みたいなもんが行っていいのかって思うし、一皿食べるごとに「今いくらだろ」って気になっちゃう。
下だと、「これ百円って安すぎるだろ」ってネタは、あまりおいしくない。百円でも妥当なネタはいいんですけど、普通百円じゃ提供できないようなネタは、どうしても味がイマイチなんです。
なので、中ぐらいがちょうどいい。中のお店だと、下のお店が百円で出してるちょっといいネタも、300~500円くらいします。そして、味も下より断然いい。
そこそこのお値段と、満足いくレベルのお味。観点寿司の中クラスが、僕にとってはちょうどいいお店なのです。どうせたまにっきゃ行かないんだから、ちょっとばかし贅沢したいですしね。
ですが、この中クラス、僕の生活圏内に存在しないのです。
なんかね、みんな下クラスに行き過ぎてるみたいなんですよね。安けりゃそれでいいって、全品百円の、激安回転寿司ばかりに足を向けてる。
それで、中クラスの回転寿司がなくなっちゃったんです。下クラスが、中クラスを駆逐しちゃった。
僕が福岡に移り住んだ2000年ごろはまだ中クラスがあったんですけどね。いつの間にかみんななくなっちゃいました。少なくとも、生活圏内には。見渡せば、下クラスばかり。
なのでお寿司食べたいなーって思っても、手頃なお店がないのです。下クラスで妥協するか、背伸びして上クラスに行くか。
背伸びはできないんで、行くとしたら下しかないんですね。下に行って、「やっぱお値段に見合ったお味だな」と感じるわけです。
ああ、どうしてみんな安さだけで選ぶのでしょう。どうせお寿司屋さんに行くなら、そこそこいいの食べたいじゃないですか。安いもの食べたいなら、お寿司屋以外に行けばいいじゃないですか。なんでわざわざお寿司屋行くのに、低品質クラスを選ぶのでしょう。
ああ、そこそこいいお寿司が食べたい。
ねぇそこの社長さん、おごってくださいよ。

あとそう、ちょうどいいのがないと言えば、鉄道もそうですね。
10数年くらい前ですかね、九州に新幹線が開通しまして。それまでは特急があったんですけど、新幹線できたらなくなっちゃったんですよ。新幹線あるなら、特急はもう必要ないって。
僕は熊本出身で、福岡在住です。里帰りのときには、元々高速バスを使っていました。
しかし、だんだん車酔いするようになってきたのです。福岡では、ほとんど車に乗らない暮らしを送っています。なので、どんどん車に弱くなってきたのです。
そのため、高速バスに乗ると必ず車酔いするようになってしまい、JRに切り替えたのです。特急は移動時間も運賃もそこそこで、僕にとってはちょうどよかったのですが、それが新幹線開通によってなくなってしまったのです。
新幹線は、特急より断然速いけど、そのぶんお高い。「特急でよかったのにな」と思うも、新幹線しかないからそちらを選ばざるを得ないわけです。じゃなきゃ、鈍行って言うんですか、在来線の各駅停車で長時間かけて行くしかない。
なんでそう、速さを追及するんでしょうかね。リニアモーターカーだって、これだけ長いあいだ開通できずにいるのに、まだあきらめようとしないでしょ。
当初の予定では、20年か30年くらい前にはもうできてるはずだったんですよね?それが未だに未完成。
土地をスムーズに接収できなかったためなんでしょうけど、なぜあきらめがつかないのでしょうか。大人の意地?様々な利害関係?
ほんとにそんな便利なんでしょうかね。できたら乗るって人もいるでしょうけど、別に新幹線でいいよって人も少なくないと思うんですよね。もしリニアが開通したら、そのルートの新幹線はなくなるのでしょうか。九州新幹線ができて、特急がなくなったように。
世の中は変わりゆく。移り変わりによって、ちょうどいいものがなくなってしまうこともあるのです。
2丁拳銃の修士さん、ちょうどええを取り戻してください。


ところで先日、今年の11月18日までで、gooブログのサービスが終了するという、なかなか衝撃的な発表がありました。gooブログがなくなるっつーことです。
せっかくこれまで作り上げてきたブログ、なくしたくはありません。なので消滅を回避するため、どこかほかのブログに移行(お引っ越し)しようと思います。
さて、どこに行きましょうか。
これから考えて、引っ越し先が決まったら改めて発表しようと思います。続報をお待ちください。
gooブロガーの方々、自分はここに引っ越すぞーとか、ここのブログがオススメだとか、よかったらご意見聞かせてください。

明治 コーヒービート

2025-04-12 00:17:30 | 
今日は豆の躍動です。




震えるぞビート!燃えつきるほどヒート!
えーと、皆さんこれご存じ?1971年に誕生したそうで、当然僕が子供の頃からあるわけですが・・・食べてた記憶がないんですね。
アポロとマーブルはよく食べてまして、しっかり記憶に残ってるんですが、このコーヒービートはまったく覚えていないのです。お店で見かけた覚えすらない。
なぜでしょう。コーヒーだから敬遠していたのでしょうか。これは大人の食べ物だって。
あらためて食べてみると、実に美味。コーヒー豆の形を模したチョコで、食感がパリパリするのですが、飴でコーティングしてあるんですかね。
大人・・・。そう、大人の話をしましょう。気遣いできてますかって話。
僕は以前、草刈りのバイトをしていました。夏季限定のお仕事でした。
午前7時には会社に集合して、ワゴン車で現場に向かってました。メンツは社員数人、バイト数人で、日によってまちまちなのですが、だいたい5~10人くらいで仕事に当たります。
草刈りの現場は日陰のないところが多く、真夏の直射日光を浴びながら作業をしなければなりません。際限なく汗が吹き出します。会社が用意してくれるお茶をがぶ飲みし、持参した2リットルのスポーツドリンクのペットボトルを半日でカラにしていました。1度だけ熱中症にもなりました。
そんなわけで、仕事が終わるころにはヘトヘトになるのですが、何度もそれに追い打ちをかけるような目に遭っていました。帰社途中に、社員がよくコンビニでマンガの立ち読みをしていたのです。
そこの会社、清掃会社だったんですけど、独自のルールがありまして、日勤の社員は午後6時までに帰社した場合、夜勤にも回されることになっていたのですね。なので、仕事が早めに終わったとき、社員連中は夜勤に入らずにすむよう、コンビニに寄って立ち読みで時間をつぶしてから帰っていたのです。
社員は固定給だから、夜勤に入ろうが入るまいが、実入りは同じ。昼も夜も働くなんてキツイし、同じ給料ならできるだけやりたくない。だから夜勤をさけるために、時間つぶしの立ち読みを行っていたのです。だいたい30分~1時間弱くらいやってましたかね。
社員の立場からしてみたら、それは当然のことだったのかもしれません。ですが、バイトの僕からしたら、「なんでそれに付き合わなきゃなんないの?早く帰らせてくれよ」としか思えなかったんですね。僕は立ち読みしたい雑誌などなかったので、社員が戻ってくるのを、その他数名のバイトとともに、車の中でひたすら待っていたのです。
バイトだから、社員が夜勤に入る入らないは関係ない。とにかく疲れてるし、少しでも早く家に帰りたい。何より、立ち読みが終わるのを車の中でジーッと待ってるのがバカバカしい。
毎回毎回、いい加減にしてくれよと思いながらワゴンのシートに座ってました。
もし、「待たせちゃってゴメンね」っつって、お菓子なり飲み物なり買ってきてくれたなら、待たされることを受け入れられたでしょう。しかし、そんな気遣いなどありませんでした。夜勤と無関係なバイトをひたすら待たせておいて、「お待たせ」のひとこともなし。ウンザリでした。

そうそう、ウンザリと言えば、こんなこともありました。
僕はイベント関係のバイトもしていました。野球やサッカーの試合があったときや、コンサートが開催されたときに、会場で接客を行う仕事です。
一番多かったのが、福岡ドームでの野球の仕事。その仕事の直前、社員がバイトを集めて話をしたことがありました。
「今日はみんなの働きぶりを査定する。働き方がよかったら時給をアップする。みんな頑張るように」。概略そんな話でした。
僕は俄然ハリキリました。その日の配置はスタンドで、席案内したり、こぼれた飲み物をモップで拭いたり、お客さんがホームランボールに当たってケガしないか監視したりといった業務だったのですが、精力的に目を光らせ、機敏に行動し、ひとつひとつに熱心に対応しました。
我ながらいつも以上に頑張れて、これは時給アップ間違いなしだと確信しました。手ごたえを感じながら帰宅の途についたのです。
結果、時給は上がっていませんでした。
それからというもの、僕は急速にやる気を失いました。力を抜いて仕事に当たるようになり、最小限の業務だけこなし、できる限り働いてるフリをするようになったのです。
今振り返ってみれば、時給が上がろうが上がるまいが、やるべきことはちゃんとやれよって話なんですけどね。
でも、こーゆーこともあるのですよ。ヘタにごほうびチラつかせると、かえって従業員のやる気を失わせてしまう、ということが。
だってねぇ、頑張ってるのに評価されなかったら、頑張ってもムダだって思っちゃうじゃないですか。そうなったら、やる気維持するの難しいじゃないですか。
時給を上げる判断基準として、働きぶりをチェックする、ってのも問題あったかもしれません。だって、従業員全員の動向を逐一観察することなど不可能なのですから。
従業員が数人しかいないのであれば、それは可能でしょう。ですが、福岡ドームで働く従業員は、100~200人います。その全員の働きぶりを正確にチェックするなど、どだい無理なことなのです。やるべきではなかった。
せめてあらかじめ告知せずに行っていれば、やる気をなくすといった影響も起きなかったんですけどね。でもやっぱ、時給アップは勤務日数に応じて行ったほうが無難ですね。
僕が勤めていた当時、2000年代は時給が低くてですね・・・。なんでか知らんけど、九州は本州より平均時給がだいぶ低い傾向にあるんですね。
福岡の最低時給が600何十何円で。働き始めは時給700円でした。4,5年して750円に引き上げられましたけどね。それでも安かったですね。
今は日本全体の人手不足もあってか、時給の平均もだいぶ上がってますね。そーゆー意味じゃ、フリーターも暮らしやすくなってるんじゃないでしょうか。それとも物価高だから、そうでもないんですかね。
あ、そういや750円への引き上げって、ベテラン・新人の区別なく一律に行われたんですよね。とすると、「働きぶりを査定して、よかったら時給を上げる」というのは、ウソだったのでしょうか。一律750円にしたら、過去の査定が無意味になっちゃいますからね。
なら、あのとき働きぶりを認められ、時給を上げてもらった従業員はひとりもいなかったのでしょうか。だとすると、なんのための査定宣言だったのでしょうか。
うーん、真相は闇の中です。
とにかく、ごほうびを鼻先に吊り下げるのは考えものだということです。そーゆーのは、やり方次第。
やり方ひとつで、従業員のやる気をかきたてることもあれば、逆に奪ってしまうこともある。
人の上に立つ人は、よく計算するべきでしょう。
こんなことやあんなことがあり、僕はひたすら仕事のやる気を失ってきました。人生とは、やる気をなくす過程のことです。
皆さんはどうやってやる気を出していますか。僕はもうガンバレネーヤです。

ジャパンフリトレー ドリトス メキシカンタコス味・マイルドソルト味・ナチョ・チーズ味

2025-04-05 00:40:15 | 
今日はドリ&スです。








トルティーヤ・・・。ああ、異国情緒をかきたてる、甘美な響き。メキシカンタコスはだいぶ辛そうですが、意外とマイルドです。
中米人になってむさぼり食いましょう。ビバ、メヒコ!
異国・・・そう、異国と交わる話をしましょう。福岡の外国人の話。
前回もお話ししましたが、福岡では今、在留ネパール人が増えています。コンビニの店員さんのネパール率がどんどん高まってるし、ネパール人の経営するお店(おもに飲食、次いで輸入食料品)も増加してます。
そのこと自体はどってこたぁねーんですけど、ちょっとだけ困ることもあります。コンビニで食べ物を買うとき、適切な食器を付けてもらえなかったりするのです。
たとえば、カレーやドリアであれば、スプーンで食べますよね。スパゲッティならフォークです。ですが、ネパール、その他外国の店員さんが対応してくれる場合、それらすべてに箸を付けてくることが多いのです。
それと、デザート類に、何も付けてくれないこともあります。ケーキやプリンを買っても、フォークやスプーンを付けてくれなかったりする。
しょうがないことではあるんですけどね。日本の食文化をよく知らないから、この食べ物にはこれがいる、っていう感覚が備わっていないのです。
ただ、彼らを雇う際、店長がそのへん教えなかったのかな、とは思いますけどね。この食べ物にはこの食器を付ける、って。そんな難しいことじゃないと思うんですけど。
こちらがチェックすればいい話なんですけどね。でも店員さんの手元を逐一チェックしないし、それをしちゃうと小姑みたいでなんかね。
長く勤める中で、そのへんの感覚が備わってくれればな、と思います。細かいことですが。

外国人の店員さんだと、やっぱ言語の問題がありますよね。
日本語検定っていう、テスト?資格?コンビニだと、それの1級の人しか採用されないそうで、コンビニの店員さんなら、言葉が通じないことはほぼありません。言葉の細部が多少おかしいことはありますけど、こちらがちゃんとくみ取れば理解できます。
ですが、それ以外のお店だとそうはいかなくなる。
とあるインドカレーのお店でのことです。店員さんはみんなネパール人(か、インド人)。ウェイターさんとコックさんがいて、注文取りと配膳と会計はすべてウェイターさんの役割です。
ですがある日、コックさんが配膳をしてくれたことがありました。そして、カレーとライスを頼んでいたのに、ナンを持ってきたのです。
僕は、「頼んだのナンじゃない、ライスよ」と言いました。しかし、コックさんには通じておらず、無言で固まっています。端的に、「ナンじゃなくて、ライス」と、ジェスチャーを交えて言い換えてみましたが、それでも伝わっていません。僕の様子から、「これじゃない」と訴えていることは理解できているようですが、何を言っているかまではわからないようで、ポカンとしています。
いったん下げて、厨房で確認したほうがよさそうだと判断したのか、カレーも一緒に下げようとしました。なので、「カレーは合ってる」と言ったのですが、やはり言葉がわからないようで、そのまま下げてしまいました。
日本語があまりわからないまま日本で働いてる外国の人、少なくありませんよね。そのコックさんもその手の人だったようです。
しかしカレー屋で働いていながら、ライスとナンすらわからないって、そんなことあるかな、とは思いました。そこまで日本語わからなくて、普段困ることはないのでしょうか(そもそも、ライスとナンは日本語じゃありませんが)。
あと、韓国料理のお弁当屋さんで買い物したとき、「お弁当はあらかじめ作ってあるんですか、注文があってから作るんですか?」と尋ねたところ、「(言葉が)わからない」という答えが返ってきました。
韓国人の女性でしたが、ひとりでお店を任されてたんですね。なので、こんな簡単な日本語もわかんなくて、ひとりで大丈夫なのかな、と心配になりました。
お弁当を買ったあと、「覚えるから、さっきの(言葉を)書いて」と、紙とペンを渡されました。今はもっとしゃべれるようになっているでしょうか。
先程も言いましたように、コンビニだと言葉が通じないことはほぼありません。唯一あったのが、年賀状です。「年賀状ください」って頼んだら、それが何かわかってもらえなくてですね。「はがき」とか「レター」とか「正月」とか言い換えてみたんですけど、それでも通じなくて。運よくレジのうしろに並べてあったので、指さして注文しました。
多少は困ることもあるんですけど、こーゆーのもコミュニケーションの一環として楽しんじゃえばいいんですよね。「あー、開かれてんな」って。
だからもっといろんな国の、日本語通じない人がどんどん来てくれたらいいなと思います。
もちろん中米人も。ビバ、メヒコ!

イトウ製菓 チョコチップス・ショートブレッド・チーズサブレ

2025-03-28 23:58:36 | 
今日はサクッとしたアイツらです。








人生いろいろ、クッキーいろいろ。ブレッドもあればサブレもある。みんな違ってみんないい。
様々、つまり多様性。そう、多様性について話しましょう。今、ここまできてますという話。
前にもお話ししましたが、福岡では今、ネパール人とベトナム人が増えています。特にネパール。
元々は中国・朝鮮系の人達が多く、次いでフィリピンってかんじだったんですけど、最近はネパールが圧倒しているんですね。なんでも、ネパールは仕事少ないから出稼ぎに行かざるを得ないそうで。
外を歩けば自転車に乗ったネパール人とすれ違うし、コンビニに行けば、レジ打ちの6割はネパールの店員さんです(肌感覚)。
あ、福岡って言っても、福岡県全域じゃないですよ。あくまで僕の生活圏内の話です。
んで、これも前話しましたけど、ネパール系のお店も増えてるんですね。ネパールとか、その周辺諸国の輸入食品店。それに、ネパール・インド料理店。インドカレーのお店はネパール人がやってること多いらしいんですけど、ネパールとインドはお隣同士なんで、料理もだいたい似てるんでしょうね。
僕も輸入食品店には、いくつか行ってみたことがあります。お店の看板にはいっさい日本語がなかったりしますし、輸入業者が仕入れてる商品なら日本語の説明書きありますけど、直輸入のやつだと、パッケージのイラストで判断するしかありません。
僕は基本的に自炊はしないんで、買うのはお菓子です。良さげなやつをいくつか買い込んで、味見してみたんですけど・・・。正直、おいしいと思えるお菓子はほとんどありませんでした。中にはおいしいのもあるんですけど、極端に辛かったりするんですね。2,3口しか食べられないんですよ、そーゆーの。
これ、南アジアや東南アジアのお菓子はあまりおいしくないってことではなく、国ごとに味覚が違うってこと、そして何より、日本のお菓子のレベルが高すぎるってことなんだと思うんですよね。先進国だから、お菓子のレベルも先行っちゃってると。
一番ぶったまげたのが、魚の皮を揚げたチップス。ベトナムのお菓子で、たしかナマズの皮でしたかね。それを片栗粉につけて揚げたやつだったか、素揚げしたやつだったか、そんなんでした。
珍しいんで、一度試そうと、買って食べてみましたよ。したらまあ、生臭いこと!ひとくちでもうギブアップです。
ベトナム人はこんなん当たり前に食べてんのか?まあカルチャーショックでしたよ。

そんでね、最近ついに、ネパール系の服屋さんもできたんですよ。いや、服には詳しくないんで、どこの国の服かってのは正確にはわからないんですけど、たぶんネパールです。
服屋さんができるってことは、それだけ需要があるってことですよね。これからもっとネパール系のいろんなお店ができていくのかもしれません。
ちなみにその服屋さん、元々ガレージだった場所に作られてるみたいで、ドアがないんですね。あるのはシャッターだけなんです。
なので、普通のお店であれば、基本的にドアは閉めてあって、客が開閉するわけですが、その店だとそうはいかない。シャッターを上げてあれば、つねに入口がオープンしているのです。
そのため、暑かろうと寒かろうと、開店中は入口を開けっぱなしにしておかないといけないのです。店員さんはつらいでしょう。せめてもの対策で、シャッターを上半分だけ閉めてあるときもありました。なんともいじらしい。
お金はネパール・ルピーとジャパニーズ・エン、どちらが使えるのでしょうか。

あと、ネパール人らしきスーツ姿の若い男女が、自転車に2人乗りしてるのを見かけて驚いたこともあります。
在福のネパールの人達って、だいたい工場や建築の肉体労働か、スーパーやコンビニの接客業で、スーツ着る業種で働いてるイメージなかったんですよね。いや、そりゃそーゆーネパール人もいるでしょうけども。
でもなんか、そこは壁があるんじゃないかって思い込んでたんですよね。日本人じゃないと採用してもらえないんじゃないかって。
明確に国籍を採用条件に打ち出している企業のほうが少数派でしょうけど(それとも、法律で禁止されているのでしょうか)、それでも「暗黙のルール」で落とされちゃうケース、多そうですからね。じゃなきゃ、日本語検定1級じゃないとダメだとか、ビザの種類ごとに就ける職種が限られてるとか、そういった制限がありそうですし。
でも、オフィスワークにもネパール人が入り込み始めているのです。これもまた、ゆるやかに、しかし確実に起こり始めてる変化です。

それからですね、少し前に近所の商業施設で、ちょっとしたイベントやってたんですよ。
そこは大きめの駐車場に、複数の店舗(テナント)が併設されてるタイプの施設なんですけど、そこの広場に舞台が設置されて、お芝居や歌謡などの演目が行われていたんです。
それら演目は、すべてネパールとベトナムのものでした。舞台の周囲にはアジアン雑貨の出店も複数あって、アジアをテーマとしたイベントだったんです。
たまたまそこを通りかかり、なんとなく舞台を眺めながら通り過ぎました。ちょうどお芝居が開演されていたんですけど、セリフはすべてネパール語、もしくはベトナム語で(僕にはその区別がつきません)、日本語の翻訳はいっさい入っていませんでした。
なので、「翻訳なかったらなんのこっちゃわかんねーじゃん」って思ったんですけど、すぐにふと思いなおしました。
このお芝居は、完全に現地のネパール人、もしくはベトナム人に向けて行われているのであって、日本人には向けられていないのだ、と。
そう、日本の商業施設、どちらかというと日本人利用者のほうが多い施設で開催されたイベントであるにもかかわらず、それは日本人を対象とはしていなかったのです。日本人は、完全に視野の外に押しやられていた。別に排除されてたわけではありませんが、そのお芝居を理解するには、ネパール語、もしくはベトナム語を習熟してなければならなかった。
客席を見ると、客はすべてネパールかベトナム、もしくはその両方。福岡在住のネパール人、およびベトナム人のために開催されたイベントだったのです。
日本の商業施設で、日本人をまったく相手にしていないイベントが開催される。ここまできたか、と思いました。
いや、もちろんいいことですよ。彼らもコミュニティを築いて、同国人とのつながり強くしたほうが暮らしやすいでしょうし、このようなイベントが定期的に開催されるほうが楽しいでしょうからね。福岡で楽しく暮らせるよう、どんどんやったらいいと思います。
ただ、外国人が増えるとこーゆーことが起きるって想像してなかったので、けっこう驚いたってことです。保守的な人、右寄りの人なんかは、「日本がのっとられる」みたいな言い方しますけど、日本は100%日本人のものってわけじゃないし、彼らが日本で暮らし、働いている以上、多少はのっとらせてあげるべきなんじゃないですかね。
日本はぜんぶ日本人のものって考え、みっともないし、日本人だって海外に進出すれば少なからず現地をのっとるものです。そうやって、のっとったりのっとられたりしているものなんですよ。それが人間の営みっつーかね。
仮にのっとられたとしても、永久にのっとられたままになるわけじゃありませんからね。そこは栄枯盛衰っつーか、陣取りゲームなわけですよ。
かつては多数派を占めていた中国・朝鮮系を、ネパール・ベトナムが圧倒しているように、いずれほかの国の移民が多数派に取って代わるかもしれない。と言うか、たぶんそうなるでしょう。勢力図は絶えず変化しているのです。
今日本人と呼ばれている人達だって、最初から日本の所有者だったわけじゃない。歴史の流れの中で、たまたまそうなった。
だから運が良ければこれからも日本を所有していけるでしょうけど、いつかその座をゆずり渡す日がくるかもしれない。そうなったらもう、受け入れるほかありませんよ。
人種もいろいろ、国籍もいろいろ。クッキーだって、いろんな種類があったほうがいい。
テーブルが豊かになるように、日本も豊かになるでしょう。