徳丸無明のブログ

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ソシオ工房 マカダミアナッツチョコレート

2023-07-14 23:31:55 | 
今日は南の島の定番お土産です。




ソシオ工房は以前マウイチップスを紹介しましたね。これはね、なんかほかのマカダミアナッツチョコとは違うんですよ。クーベルチュールっつー種類のチョコ使ってるそうで、これがまあおいしい。ナッツとの相性バッチリです。
コロナの流行もだいぶ落ち着いてきて、外国人旅行者の数も、コロナ以前のころにまで戻りつつあります。そんな旅行者に関する話です。
つっても、コロナが流行り出す前、たしか5年くらい前のことです。自転車で帰宅中、10人ほどのグループに呼び止められました。みな20代前半くらいの男女グループ。見た目はほぼ日本人でしたが、英語で話しかけられました。たぶん中国人か韓国人だったと思います。
スマホの画像を見せられ、「ここに行きたい」という意味のことを言われました。画像に映っていたのはホテル。彼らのその日の宿泊先だったのでしょう。
案内してあげたい気持ちは山々だったのですが、僕はガラケーで、地図アプリを使うことができません。英語もろくすっぽ話せないので、なんと言えばいいかもわからない。
僕がマゴマゴしていると、彼らは「ほかの人に訊くからいいですよ~」みたいなことを言いつつ、立ち去ってしまいました。
そのまままっすぐ帰宅したのですが、どうも気持ちが落ち着きません。彼らは無事ホテルにたどり着けただろうか。まだ路上をさまよい続けてはいないだろうか。
気になってしかたがなく、このままくつろぐ気になれません。なので、自宅にあった地図をカバンに入れ、彼らと遭遇した場所に戻りました。
当然ながら、彼らはすでにそこにはいませんでした。まだ近くにはいるかもしれないと思い、自転車で周囲を探し回ってみました。
ですが、結局彼らを見つけることはできませんでした。おそらく、僕と別れたあと、すぐにほかの人に道を尋ね、ちゃんとホテルにたどり着けたのでしょう。
この出来事はこれでおしまいで、後日談があるわけでもありません。なんでこんな中途半端な出来事をわざわざお話ししたのかというと、僕のことをいい人だと思ってほしいから、ではないんですね。
いや、いい人だと思ってもらえるなら思ってほしいんですけど、と言うより、できることならいい人だと思ってほしいんですけど、でも自分でそれを言っちゃうとあつかましくなっちゃうから言いませんけど、と言いつつすでに言っちゃってますけど、でも僕はいい人なんですよ。思いなさい、僕をいい人だと。
それはさておかないけど、僕がもうひとつ言わんとしているのは、一般的に「やさしさ」とか「思いやり」などと呼ばれているものは、上の出来事にあるような「やむにやまれなさ」みたいなものではないか、ということです。
どうも人のことが気になってしょうがない。人の困難や苦痛がわがことのように感じられる。何かしてあげないことには、いても立ってもいられない。
このような「衝動」。衝動に突き動かされて行動すること。これこそがやさしさや思いやりの正体なのではないか、と思うのですね。「共感能力の高さ」と言い換えてもいいですけどね。
人のことが、気になって気になってしょうがない。その人のために、何かせずにはいられない。そのような衝動の表れを指して「やさしい」と呼んでいるのではないかと思うのです。

この「やむにやまれなさ」とは対照的な話もあります。もう20年くらい前のことです。町中で、コンビニのおにぎりを歩きながら食べてる若者を目撃したんですけど、その人は、包装のフィルムを剥がすはしからポイポイ捨てていたんですね。同い年の友達を連れていたんですけど、その友達もポイ捨てを当たり前のように受け入れてて、平然とした様子で2人して歩いていたんです。
その光景を見た当時の僕は、「コイツらとは絶対に解り合えないな」と思ったんですけど、いま改めて考えると、そういったポイ捨てをなんとも思わない連中に必要なのは、道徳や倫理に訴えるお説教ではなく、人の苦しみをわがことのように感じてしまう共感能力の涵養なのではないか、と思うのですね。
いくら注意したところで、共感能力が乏しい人には響かない。「事を荒立てたくない」と思わせられれば、その場限りはゴミを拾わせることもできるでしょうけど、根本的な人格は変わらない。
「その人が悪い」というよりは、「その人の人格に欠落があるせいで悪さをしてしまう」というふうに考えたほうがいいのではないか。
『ケーキの切れない非行少年たち』っつーベストセラーがありましたけど、発達障害とか、そういう生まれ持った欠落のせいで、一般的に正しいとされる振る舞いができないということですね。意図的に善意や思いやりを持とうとしないんじゃなくて、持ちたくても持てない、もしくは善意を持つということがどういうことなのかが理解できない、ってことです。
この手の議論には慎重さが必要で、非行少年の全員が発達障害などの障害を抱えているわけでもないし、発達障害だと悪事を働きやすいというわけでもありません。また、発達障害以外にも、善意が持てない要因となる何かがあるかもしれない。そして、意図的に悪事を起こすようなヤカラだって、いくらでもいます。
僕が言いたいのは、悪事を働く人たちは、そうではない人たちと同じ道徳や倫理を共有しているわけではないのかもしれない、ということ。だとすれば、言動を非難するよりも有効な対処がほかにあるのではないか、ということです。
じゃあそういう人にはどういう手当が望ましいかっつったら、そこまでは僕にはわかんないんです。非行少年の矯正にたずさわっている人たちの間には特定のプログラムがあるのかもしれませんね。教育によって共感力を高める、もしくは共感というのがなんなのかを教えるプログラム。
とにかくまとめると、共感力の乏しい人には叱責ではなくて、共感力を涵養する手当が必要なんじゃないか、ロクでもない人の、ロクでもない振る舞いは、叱責されて当然のことと見做すより、人格の欠落のせいで本人の意図とは無関係にそのような言動をしてしまっている、というふうに考えたほうがいいのではないか、ということです。
まーそーいう人にお会いしたら、腹を立てずにいるのはなかなか難しいでしょうけど、でもそういうふうに考えたほうが建設的というか、本人も変わる余地が出てくるんじゃないかと思うんですよね。
まあ関わり合いたくはないですよ、ええ。
きょうか~ん、きょうか~ん、共感してほしい~♫


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2 コメント

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美味しそうですね (福島県下郷陽平町祭委員会)
2023-07-15 17:11:11
マカデミアナッツ最近食べてないです。というか、ほとんどハワイに行った人のお土産なので、最近誰もハワイ行かないので…そろそろ自分で行くことにします。
福島県下郷陽平町祭委員会では、無農薬野菜のレシピを公開して売上の一部を震災復興のために寄付しています。微力ではございますが頑張ってます。お互い頑張りましょう。
福島県下郷陽平町祭委員会さん江 (徳丸無明)
2023-07-15 23:56:04
日本で売ってるマカダミアナッツチョコもけっこうおいしいですよ。

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