徳丸無明のブログ

雑文、マンガ、イラスト、その他

2023年を振り返ってみれば

2023-12-31 21:10:54 | お知らせ
皆さん、こんにちは。徳丸無明です。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
大晦日ですので、年越しのご挨拶をさせていただきます。

今年はどんな年だったか。
去年の大晦日に立てた2023年の抱負は、「継続」でした。とにかく、どんな形であれブログを続ける。アクセス数が減ろうが、お茶濁しのような記事しか書けなかろうが、それでも続ける。それが目標でした。
さほど難しいことではないので、その目標は達成しました。内容的に変化のない、地道にコツコツ更新した1年となりました。来年もまた、抱負は「継続」でいいんじゃないかな、と思っています。
なんかいい加減な口ぶりになってますが、心情的に、けっこうブログから離れつつあるんですよね。前にも話したかもしれませんが、ブログ開設当初は、熱心に入れあげてて、寝ても覚めてもブログが頭にあったのですが、今はそれほどでもなくなり、意識することも減っているのです。
そう言うと、ブログがどうでもよくなっているかのように聞こえるかもしれませんが、そういうことではなく、適度な距離を保てているということなのです。
むしろ、最初は夢中になりすぎていた。ブログのことばかり考えすぎていたのです。そんな、恋愛中毒のごとき入れあげがなくなり、冷静になってきた。いわば、節度をもってブログと向き合えるようになってきたのです。
自分では、これは望ましい変化だと思っています。
なので、今後もこれくらいの距離感を保ちつつ、更新を重ねていきたいと考えている、ということなのです。

現在、「イラスト」と「食」の2つのカテゴリーをメインに更新していますが、この方向性は当分変わらないだろうと思います。
ただ、「食」はそのうちネタ切れ起こすかもしれません。と言っても、食べ物のほうのネタ切れではありません。ご存じの通り、「食」は、食レポのフリしてエッセイその他の文章を書き散らかす羊頭狗肉でやっているわけですが、そこに書くネタがいつか尽きてしまうかもしれないのです。日々いろんなことが起きてますし、いろんなことを考えてはいるのですが、発表に値することとなると限られてきますからね。
なので、「食」の記事が、いつか終わってしまうかもしれないということ、あらかじめご了承ください。
その代わり、新たなカテゴリーを作るということもあり得ます。もともとこのブログは、なんでもありのゴチャゴチャしたものにしたいと思ってまして、現時点でもそれなりの振り幅はあるものの、それでもまだ物足りなく感じているんですよね。
なので、ひとつのカテゴリーが終わるとともに、新しいカテゴリーが始まるといった変化が訪れるかもしれません。
自分でもその変化を楽しめていけたらと思います。
こんなブログでよければ、これからもお付き合いください。

それでは、良いお年を。

もへじ 香ばし枝豆せん

2023-12-29 23:44:47 | 
今日はグリーンビーンズ・チップスです。




もへじの商品は普通のスーパーにはあまり置いていませんね。こちらはカルディで発見しました。
枝豆を使ったせんべい。素材を生かした、シンプルな味。
前にのぶ小池が「いろはに千鳥」で、「もへじで番組1本やってもいい」って言ってました。
おい小池!ナイスアイディア!

食欲の話をします。みんな誤解してるんじゃないかって話。
夏になると、夏バテで食欲なくす人いるじゃないですか。すると周囲は、そんなグッタリしてる人を見て、「そんな時こそしっかり食べて体力つけないと」って励ますでしょ。たくさん食べることこそが夏バテを吹き飛ばすという言い分です。
それね、間違ってますよ。
人間のカロリー消費って、半分以上(たしか6,7割)が「身体維持」なんですよね。血液を循環させたり、臓器を動かしたり、皮膚を代謝させたりといった、身体機能を維持するために使われるカロリーが、1日当たりの消費カロリーの半分以上を占めるのです。
あとは運動とか、頭使ったりとかね。スポーツやってる人とかであれば、運動に占めるカロリー消費量の割合高くなるんでしょうけど、特別体動かさない人であれば、身体維持のほうが割合が高い。
で、この身体維持において重要なひとつが、「体温を一定に保つこと」です。
人間は恒温動物。つねに36.5度前後を維持しないといけない。体温は、カロリーを燃料とすることで生まれます。
冬になれば気温が低くなり、体の熱が奪われやすくなる。奪われやすいということは、燃料をガンガン燃やさないと、一定の温度がキープできなくなるということです。
つまり冬になると、体温維持のために必要な燃料(カロリー)の量が増えるのです。夏は少量で体温が維持できたのが、大量に燃料を投入しないといけなくなる。
当然ながら、夏はその逆になるのです。体温維持に必要な燃料の量が減る。
特に近年は温暖化のため、夏場は気温が体温を上回ることもあります。そういうときっていうのは、気温によって体が暖められるので、カロリーをあまり燃やさなくても体温が維持できるのです。場合によっては、むしろ熱を下げなきゃいけないくらいになる。それが熱中症ですね。
夏バテは、このような時期に起こります。それはつまり、他の季節であれば体温維持に必要であったカロリーがいらなくなった状態のことです。
食欲がないというのは、体が、「今はあまりカロリーを必要としていないから、食べる量をおさえてくれ」というメッセージを発しているということなのです。だからそのメッセージに答えて、カロリー摂取量を減らすのが正解なのです。
なのにみんな、「無理してでも食べなきゃ」って言いますよね。なんでそんな体に逆らうんですか。
僕は夏になると食欲が落ち、中華料理のような濃くて油っこいものが喉を通らなくなります。冬になればお腹が空きやすくなり、食べる量も増えます。
体が発するメッセージに素直に従っているのです。それで何の問題もなくすごしています。
夏になると食欲が落ちるのは、体からの、「あまり食べないでくれ」というメッセージなのです。なぜこのメッセージを聞こうとしない人が多いのでしょうか。

日本人って、カゼを引いたときにもそーゆー反応しますよね。食欲ゼロなのに、「無理してでも食べなきゃ」って言う。
カゼのときに食欲なくなるのは、体がウイルスとの闘いに注力しているからです。食べ物消化している場合じゃないから食欲をシャットダウンしている。
そんなときに無理矢理食事をとれば、ウイルスに対応していた人員を、消化・吸収に回さなければならなくなる。
体からしてみれば、「余計なことすんな!」って話ですよ。
素直に体の言うこと聞いてればいいんです。人間は脂肪の中に栄養を蓄えられますから、しばらく食べなくても問題ない。
なんかね、今はもうそうでもないのかもしれませんけど、昔の日本人は、とにかく「無理するのが偉い」って考えがちですよね。頑張ることはいいことだ。苦労を乗り越えるのが偉い人、みたいな。
高度経済成長期のマインドなのでしょうか。それとも戦時中の、「欲しがりません勝つまでは」イズムでしょうか。
ただ単に体のメッセージに逆らってるだけなのに、それが正しいことと思い込んでいる。過労死も起きるはずですよ。
だからね、とにかく体の言うこと素直に聞いてこなかったことがツケとなって、もろもろの問題を引き起こしているんじゃないかと思うんですよ。食欲だけにとどまらずね。
体の声に耳を傾けましょうってことです。何が必要で、何が必要じゃないか、体はちゃんとメッセージを発してます。
それをちゃんと聞き、素直に従う。それが健康のカギなのです。
メッセージに逆らい、無理をしてはいけない。夏バテのときは食事を減らすのが正しいのです。
それを「体を壊すよ」などど言ってはいけません。本当にカロリーが必要なら、ちゃんとお腹が空きます。お腹が空かないということは、体がカロリーを求めていないということです。
「無理をする美学」によって、体の声を無視するのはやめましょう。体が発する、ああしてほしい、こうしてほしいという声に従わなければ、体調は悪化するばかりです。無理をすることが健康につながるのではない。
日本人は、長らく「無理をすること」(=体に逆らうこと)を美学としてきました。もうそういうド根性マインドとはおさらばすべきです。
体のメッセージに素直に従い、無理はしない。それが人のあるべき姿です。
ド根性、さらば。
ピョン吉、フォーエバー。

M-1グランプリ2023 感想

2023-12-28 01:20:52 | 雑文
強烈な寒気が日本列島を包み込み、地域によっては大雪がもたらされ、冬本番を否応なしに感じざるを得ない天候が続き、これも温暖化が原因だというのなら、環境ってなんなんだろうと考え込んでしまうものの、和牛解散の衝撃も未だ冷めやらぬ昨今、皆さんお元気ですか的なM-1グランプリの感想文をお届けします。今回、結成10年以上が5組、未満が5組。結成5年目が3組。結果を含めて新しい息吹を感じる大会となりました。

個別の感想は以下の通り。まずはファーストステージから。


令和ロマン・・・アセクサ、もといケムリの見た目イジりは、ツカミとしてちゃんと笑いを取れていますし、同時に、令和ロマンを知らない人にも2人のキャラクターをわかりやすく伝える「名刺」としても機能しています。遅刻しそうな学生の男女が曲がり角でぶつかるという、少女マンガのお約束ハプニングに着目したネタ。言われてみれば確かに、同じ学校に通っているならぶつかるのは不自然で、そのするどい着眼点で、冒頭から観客の心をつかむのに成功しています。関心を寄せるからネタの世界にするりと入り込み、より笑いやすくなるのですね。すしざんまいと女将の「先代に向かって」のくだりは、やや長かったか。あまり笑いが起きる所ではないので、短めに切り上げたほうがよかったと思います。
5年目とは思えない落ち着きっぷり。優勝が決定していないこの時点で、すでに大物感が出ていました。

シシガシラ・・・コンプラコンプラやかましい現在において、もはや絶滅危惧種の見た目(ハゲ)イジり漫才。僕もおおむね審査員の意見と同じで、爆発起こりそうで起こらずじまい、という印象。「言っていい」と「言っちゃダメ」の反復がえんえん続くばかりで、そこからの飛躍が起きずに終わっちゃいました。あと、この手のイジりはやりすぎると、イジられてる側がかわいそうになってしまいます。少しそうなってたように思えました。シシガシラは、浜中が誘導尋問のような形で、脇田自身にハゲイジりをさせるというネタがあって、そっちのほうが強いと思うのですが、敗者復活戦で出してしまったのでしょうか。
ハゲイジりもテレビでNGになってしまったら、シシガシラはどうなるのでしょう。そうなる前に売れて、漫才やらなくても食べていけるようになるしかないのかもしれません。脇田さんは愛されキャラになりそうですけどね。

さや香・・・石井のしゃべりだしが早くて、冒頭のセリフやや聞き取りづらし。ホームステイの受け入れをめぐって言い争う、さや香ならではのケンカ漫才。ツッコミだったはずの新山が、興奮が高ぶるにつれて、いつの間にかボケに替わっている構成もお見事。去年のネタとほぼ同じ作りですが、「このさや香が見たかった」というM-1ファン、漫才ファンの心には直球で響いたはずです。ライト兄弟の例えを自然に出して、次に「飛ぶ」をかけ、最後に「ナニワのライト兄弟」でまとめる流れは素晴らしい。

カベポスター・・・小学校時代の、願いが叶うおまじないの話。「とある場所で写真を撮って、とある場所に供える」という決まりが、「校長を脅す」というオチを成立させるためのもので、おまじないとしてはやや不自然。「神社にもおまじないがある」とのことだったのに、それが最終的に学校(校長)と絡んでくるのも不自然。2つとも怖い話っぽかったので、おまじないではなく怪談として話すことはできなかったでしょうか。途中から学校の7不思議になりますしね。あ、でもひょっとしたら、おまじないというのは永見のウソで、最初から全部わかっていて校長とみーちゃんを脅迫しようとしていた、という確信犯的ネタだったのでしょうか。わかっているのにとぼけて話しているという。だとすると、タクシーを待たせていたのもスジが通ります。
浜田が最後噛まなかったら、あまりインパクト残せず終わってたでしょうから、これは結果オーライというか、オイシイととらえるべきでしょう。

マユリカ・・・倦怠期の夫婦のネタ。死んだはずの先生から同窓会の知らせが来たり、変わった名前の変わったことしてる友達が出てきたり、倦怠期とは関係ない展開。ネタにまとまり持たせるには、最初から浮気の話にしといたほうがよかったと思います。まあ漫才なんてのは面白くてナンボなので、テーマからの逸脱にあまり目くじら立てるべきではないのかもしれませんが、にしても逸脱が早すぎる。せめて中盤以降にすべきだったのでは。中谷は声の裏返りで感情の起伏がわかっていいですね。
ネタよりもキャッチコピーの「キモダチ」のほうがウケてしまったきらいがありますが、2人のキャラクターをわかりやすく認知させることができたので、今後のこと(売り出し)を考えるとオイシイ結果になったと言えるでしょう。

ヤーレンズ・・・引っ越し先の大家さんに挨拶するネタ。大家さんが奇妙なキャラで、それを理解したら、あとは「公営ギャンブルじゃない」とか、「しゃがんで立つ」みたいな、なんでもないひとことだけで面白くなってしまう。たぶんこの大家さんは、楢原の芸人としてのキャラクターの変形で、だからあまり無理がないというか、自然に演じきれているのだと思います。楢原が早口で、セリフやや聞き取りづらいのが難点か。

真空ジェシカ・・・映画館を「A画館」というランクの表記と解釈し、その底辺の「Z画館」を紹介するというネタ。形式はこれまで通りの、大喜利型漫才。「こんな映画館はイヤだ、どんなの?」というお題の答えを次々披露していく形です。ムービー勝山がムーディ勝山のモジりだということに、今の若い人は気づくのでしょうか。映画館と関係ないくだりもけっこうありました。三谷後期高齢者みたいなダジャレをもっと多く詰め込んだほうがよかったような気がします。
僕しか思ってないことかもしれませんが、真空ジェシカは漫才じゃなくてコントやったほうがいいんじゃないでしょうか。あと、川北のとがったキャラからしたら、優勝しないほうがプラスなのかもしれません。優勝したら、「王道」みたいになっちゃいますからね。

ダンビラムーチョ・・・独自のカラオケボックスを披露するネタ。僕もやはり、1発目の口(ボイパ?)で再現する「天体観測」が長いと思いました。ハッキリ言わせてもらえば、長いうえに面白くない。2人だけのノリでふざけてるのを見せられてるよう。そのうえ「アイドル」まで聴かされてはね。ガイドボーカルモードもエナーイモードもピンときませんでした。原曲知らないと伝わりづらい箇所が多かったです。ほかにもっといいネタあったんじゃないでしょうか。
原田フニャオはオードリーの若林にうっすら似てますね。

くらげ・・・杉がサーティーワンのアイスやら、サンリオのキャラクターやらの名前を忘れ、渡辺がそれを当てようとするネタ。男が詳しくないはずの固有名詞がスラスラ出てくる。言い方に緩急つける工夫はよかったですが、「見せ方」を間違えたような気がします。くらげには恋愛相談のネタがあり、見た目男くさい渡辺がメチャクチャ女心わかっているというギャップが笑いどころなのですが、それと同じように、「男なのになぜか詳しい」というギャップにスポット当てた作りにしたほうがよかったのではないかと。固有名詞が次々出てくる気持ちよさはあるのですが、面白さが気持ちよさを超えなかった、という印象です。
まつもときんに君が、「ミルクボーイを思わせて、(なのに)ミルクボーイを超えてない」と評してましたが、ミルクボーイに似てるのは「忘れた」という所だけで、ネタの構成全然違うから、その指摘はおかしいと思います。

モグライダー・・・にしきのあきら(現・錦野旦)の「空に太陽がある限り」の歌詞の合間に、付き合ってる女性へのセリフを挟んでいくネタ。モグライダーならではの、ゲーム性のある漫才。セリフ量が多いので、ともしげの滑舌では負担が大きかったのではないでしょうか。また、セリフ量の多さゆえ、観客は「ちゃんとあってるかどうか」の判定に忙しくなり、そのぶん笑う余裕がなくなっていたかもしれません。それと、芝がまず普通に歌って、セリフを挟む正解バージョンを見せるので、フリが長く、本編短めになってしまいました。今田耕司と海原ともこが「短く感じた」というのは、そのせいでしょう。
まつもときんに君が練習不足を指摘してましたけど、そもそもモグライダーの漫才は、練習すればするほどダメになっちゃうんですよね。


続きましてファイナルステージ。


令和ロマン・・・ツカミの見た目イジり、もんじゃに喩えることで、2段構えで笑いを取れています。そこが何気にすごい。くるまが観たというドラマを再現するネタ。面白いんですけど、なんかちょっとずつほかの漫才師のネタに似てるというか、令和ロマンである必要のないネタだと思いました。僕は1本目のほうがよかったです。「トヨタにこんな人いません」と「吉本にはこういう人がいます」の対比はよかったですね。

ヤーレンズ・・・奇妙なラーメン屋のネタ。1本目と構成は同じ。つまりヤーレンズは、楢原の延長線上にあるキャラクターで、どれだけハチャメチャな世界を描けるか、をやっているのですね。『ベンジャミン・バトン』のパロディーの活かし方、伏線回収の仕方はお見事。映画(原作)知らない人にも伝わったでしょうか。
ヤーレンズがここまで来れて、感無量です。

さや香・・・「見せ算」で勝負をかけた、その意気やよし。でも失敗。観客は見せ算という、未知の計算式の説明についていくのに必死になるので、そのぶん笑う余裕がなくなります。頭の中の大半を「理解」が占めてしまう。初めて聞く人にとってはルールが複雑、かつ例外も含めて覚えなきゃいけないことが多く、最初の説明を忘れないようにしつつ今現在の説明についていかねばならないので、とにかく大変。笑う余裕を与えない漫才でした。
あと、見せ算のインパクトのせいで見落とされてるかもしれませんが、今回新山がボケ。さや香はもともと新山がボケで、去年か一昨年あたりから石井がボケにチェンジしていたのですが、ここで新山ボケに戻してきたのにはどういう計算があったのでしょうか。あともうひとつ見落とされがちなのが、このネタのキモは見せ算だけでなく、もう半分は、新山の立ち回りがスティーブ・ジョブズ風であること。もっとオーバーに、もっとわざとらしく動き回っていれば・・・。
いや、そうじゃありませんね。やっぱり観客は2人のかけ合い(ケンカ)を見たかったのですから。このネタは、かけ合いがほとんどありません。1本目観て、みんな「同じのもういっちょ!」って期待してたと思うんですよね。だから2本とも同じ形式のネタにしてれば優勝できたのではないかと。「チンポジ」で沈没した笑い飯を思い出しました。


今回優勝予想の1~3候補が1~3位になり、復活予想に選んだナイチンゲールダンスも敗者復活戦3位で、かつてないほど好成績を収めました。ヤーレンズなんか、公式HPの三連単順位予想で8番人気でしたからね。
ですがてっきり、ガチガチの大本命であるさや香が手堅く優勝するものとばかり思っていて、そこは大ハズレ。毎月ツーマンライブをやっていたという令和ロマンとヤーレンズが、優勝と準優勝になるというのがまたドラマ。
「トップバッターは優勝しない」というジンクスは間違っていたことが証明されました。初代チャンピオンの中川家と、今回の令和ロマンで2組。19分の2ですから、約10分の1。毎回10組ファイナリストになってるわけですから、平均的な確率です。
なんか、さや香やら、オズワルドやら、インディアンスやら、優勝候補の本命と目されながら優勝してないコンビ増えてきましたね。今回爪痕残したヤーレンズもその中に加わりましたし、ゆにばーすも入れていいかもしれません。
本命が増えるということは、競争がより厳しくなっていくということで、年々増えるばかりのエントリー数とも相まって、M-1は熾烈になっていく一方なのでしょう。
ヘイ、アセクサ!次の優勝は誰?

山崎製パン ミニスナックゴールド

2023-12-22 23:44:40 | 
今日は黄金です。




普通サイズとビッグサイズは見たことがありません。リング状のデニッシュ生地に、シュガーコーティング。「シュガーは溶けてもまたおいしい」って人いますけど、僕はシャリシャリしたままじゃないと納得できません。
シュガー、つまり砂糖。砂糖好きといえば蟻。蟻の話でもしましょうかね。
ウチの近所のファミレスは、蟻が出没します。店内に蟻が入り込むのです。
といっても、店内の至る所をはい回っているのではなく、特定の一画だけに現れるのです。出没地帯の席に座ってアイスコーヒーを飲んでいると、ガムシロップの空き容器に、いつの間にか蟻がたかっています。
その一画はトイレに近いんですけど、トイレの中に蟻がいることもあるのです。店員さんは気づいているのでしょうか。
もうひとつ気になるのが、そこの蟻は外からきているのか、それとも店内に巣があるのか、ということです。店内に巣がある可能性だって充分あると思うのですが、それは床下なのか、壁の中なのか。それを知ったからといってどうということもないのですが、なんか気になります。蟻がどこからやってくるのか。どこに巣くっているのか。
蟻の姿はもう何年も見かけていますので、店員さんは巣の場所を特定できずにいるはずです。・・・いや、そうじゃないかもしれません。場所を特定できなくても、蟻が店内に現れるとなれば、不衛生だとか、お客さんが嫌がるかもしれないと考えて、駆除を選ぶでしょう。巣の場所はわからなくても、「アリの巣コロリ」みたいなのを使えば駆除はできます。
蟻が何年も駆除されずにいるということは、やはり店員さんは気づいていないのでしょう。お客さんが食事を終えたテーブルを蟻がうごめいていたとしても、注文や配膳に追われているウェイトレスさんは、とにかくスムーズに仕事をこなさねばならないので、小さな蟻に気づくことなく卓上を片付けるのでしょう。
その際、お皿の中の蟻はシンクに運ばれて洗剤とともに流され、テーブル上の蟻はふきんでなぎ払うように潰されてしまうのでしょう。蟻は存在に気づかれない代わりに死傷者を出しているのです。
「蟻が出没するファミレス」って珍しいから、僕はずっとこのままであってほしいと思います。駆除なんかしてほしくない。
だから店員さん、今までどおり蟻に気づかないままでいてください。お客さんの中でもし気づいた人がいても、黙っていてください。

蟻といえば、ティッシュに蟻がたかることあるじゃないですか。見たことありません?
僕は熊本の実家にいたころ、何度も見ました。夏になると、ほぼ毎日家の中に蟻が入り込むんですね。エサを探してウロウロしているんですけど、ティッシュの表面にたかっていることがよくあったんです。ティッシュを取ろうとしたら、蟻まみれになっていたのです。
子供のころは理由がさっぱりわかりませんでした。蟻がティッシュになんの用があるのかと。
ですが今にして思うに、おそらくティッシュに付着している何らかの薬品を舐めていたのでしょう。加工品であるティッシュ。それは使いやすさや長期保存、衛生のために、何らかの薬品を混ぜているはずで、それら薬品の中には、蟻が「おいしい」と感じるものもある。
だから蟻がたかっていたのです。たぶんどのティッシュでもいいというわけではなく、特定のメーカーの、特定のティッシュだけに蟻が好む薬品が使われていたのでしょう。そのティッシュは、蟻にとってエサ同然だったのですね。
ひょっとしたら、今はもう、蟻がたかるティッシュは製造されていないのかもしれません。「このティッシュには蟻がたかる」という情報がメーカーに寄せられ、蟻が好む薬品が特定され、それが不使用になっている可能性は大ですから。だとしたら、蟻がティッシュにたかる光景は、もはや見ることができない過去の記憶ということになります。
小学生の夏休み、ティッシュから巣穴に向かって伸びた蟻の行列を眺めながら、不思議な気持ちになったのをよく覚えています。

僕はお酒を飲まないのですが、20代のころは少しだけたしなんでおりました。まだまだコドモ舌だったというか、酒好きというほどでもなく、辛いお酒は苦手だったため、もっぱら甘いカクテルを愛飲しておりました。
んで、自宅で飲んだあとはだいたい、空き瓶を台所のすみっこにうっちゃっていました。そうすると、夏場には空き瓶に蟻がたかっていることがあったのです。
僕はアパートの2階に住んでいるのですが、蟻は執念で2階までやってきていたのです。どうしようもなくアルコールに惹き寄せられてしまうのは、蟻も人間も同じなのですね。
瓶の底に、少しだけ残ったカクテル。蟻にしてみれば、泉くらいの大きさですよ。そのお酒の泉を、蟻がぐるりと取り囲んでいたのです。蟻の酒盛りです。
中には、飲みすぎてしまったのか、泉の中に転落し、溺死している蟻もいました。触角がシワシワになった蟻のどざえもんが、カクテルの表面をユラユラと漂っていたのです。
僕はその光景を見て、「文字通りお酒に溺れるってのは、なかなか幸せな死に方なのかもしれないな」と思いました。

蟻と言えば、ヒアリはどうなったのでしょうか。繁殖力旺盛で攻撃性も高く、生息してる場所は裸足で歩けないというヒアリ。
船に乗ってやってくることもあり、もし日本で広まったら、在来の蟻がいなくなるんじゃないかとも言われていて、港で見かけたら徹底的に駆除されています。
この水際作戦、ずっとうまくいっているのでしょうか。なんかそのうち内陸のほうまで広まっちゃいそうな気配があったんですけど、今のところそういう話は聞きません。
封じ込めはうまくいってるのでしょうか。
ヒアリと聞けば、ヒヤリハットを思い出す。ヒアリにハッとする、ヒアリハット・・・。
あ、いや、なんでもありません。聞き流してください。