今日は燃料の同期です。
さぁ~てぇ~、そろそろぉ~、青コーナーからぁ~♫それはアレクサンダー。今は男盛りでしたっけ?
僕は20代のころ、極端に節約を心がけていまして、1食をカロリーメイト2本で済ませたりしていました。あんときゃ栄養が不足していたかもしれませんね。
基本的に1番好きなのはチーズで、たまにフルーツを食べるとすごくおいしく感じます。
僕の趣味は読書でして、もう20年くらい図書館通いをしています。図書館には、「相互貸借」というサービスがあります。それに関する話をします。
相互貸借というのは、読みたい本が収蔵されてなかった場合、ほかの図書館から取り寄せてもらえるシステムのことです。ご存じでした?
もし、行った先の図書館に読みたい本が置いてなかったら、所蔵があるほかの図書館から取り寄せてもらうよう、司書さんに頼むことができるのです。僕も通い始めのころは知らなくて、読みたい本をあきらめるしかないと思っていたのですが、何かの折に司書さんから「取り寄せできますよ」って教えてもらったのです。
なんか、どの本を買い入れるかっていうのは、ひとつの図書館だけで判断するのではなく、県内すべての図書館トータルで考えるらしいんですね。というのも、
①予算には上限がある
②書庫の広さにも限りがある
というふたつの理由があるからです。
図書館の運営は税金によって賄われています。当然その額には上限がある。なんでもかんでもバカスカ本を買っていたら、予算オーバーしてしまいます。書庫もパンクしてしまう。
なので、買う本と買わない本を選別しないといけない。んじゃどうやってより分けるのか。
ベストセラーとか、人気作家の本であれば、高い需要(頻繁な貸し出し)が予想されるので、どこの図書館でも1冊かそれ以上購入します。で、それ以外の本は、それぞれの図書館で分散して購入するのです。「ウチはこの本買うから、アナタんところはあの本を、オタクんところはその本を買ってね」というふうに、それぞれが違う本を購入するのです。
そのうえで、利用者の「読みたい本がここにはない」という不満を、貸借で補うのです。
出版後6ヵ月以上経過している本であれば、基本的になんでも取り寄せてもらえます。配送担当の公務員さんがいるのか、それとも宅配業者に委託しているのかはわかりません。
ここまで県単位で話してきましたが、特に出版点数が少ない本だと、県内の図書館には置いてないこともあり、そういう場合は県外からの取り寄せになります。僕はもっとも遠くて、栃木から取り寄せてもらったことがあります。
そんな相互貸借で、驚きの事件が起きたことがあります。ある日、藤井正雄さんの『骨のフォークロア』という本の取り寄せを頼みました。2週間後に来館し、届いていたその本を借りました。
自宅に帰って読み始めましたが、どうも内容がおかしい。絵本のことばかり書いてあって、骨の話がちっとも出てこないのです。
どういうことなのだろうと、目次やタイトルや奥付を確認してみて、ようやく理由がわかりました。
その本は、カバーは『骨のフォークロア』でしたけど、中身が岡本勝さんの『子ども絵本の誕生』だったのです。『子ども絵本の誕生』に、違う本のカバーがつけられていたのです。
これにはけっこう驚きました。
『骨のフォークロア』も、『子ども絵本の誕生』も、同じ弘文堂という出版社から出ており、そのうえどちらも「にっぽん草子」というシリーズの本でした。なので、サイズも同じなら、見た目もほぼ一緒だったのです。だから間違って取り付けられていたのです。
当然司書さんにそのことを告げ、改めて『骨のフォークロア』を取り寄せてもらいましたが、気になるのは「どの段階で取り違えたのか」です。
印刷所の段階で取り違えたのか、それとも書店か、もしくは購入後の図書館か。どの時点で中身と外側が入れ違ったのか、それが少し気になりました。
その本は「ブッカー」ってやつで接着されていました。ブッカーってのは、ラミネート加工みたいなやつで、のりが付いた透明のフィルムでカバーと本体をくっつけるものです。接着がけっこうしっかりしてるので、本の背の部分以外はカバーが密着した状態になります。
だいたい昔の図書館の本は、カバーが捨てられて中身だけのことが多いんですけど、最近のはわりとブッカーによって留められています。このブッカーでカバーを留めると、もう外すのが難しくなるんですよね。
カバーと中身が入れ代わっていた本は、その後どうなったのでしょうか。処分されてしまったでしょうか。それとも、なんとかカバーを外して、カバーなしの本として引き続き、ただしタイトルを改めて収蔵されることになったのでしょうか。
ずっと図書館通いしてると、本に感情移入しちゃうというか、「本の行くすえ」を考えちゃうんですよね。
なんか気になります。本の運命。
さぁ~てぇ~、そろそろぉ~、青コーナーからぁ~♫それはアレクサンダー。今は男盛りでしたっけ?
僕は20代のころ、極端に節約を心がけていまして、1食をカロリーメイト2本で済ませたりしていました。あんときゃ栄養が不足していたかもしれませんね。
基本的に1番好きなのはチーズで、たまにフルーツを食べるとすごくおいしく感じます。
僕の趣味は読書でして、もう20年くらい図書館通いをしています。図書館には、「相互貸借」というサービスがあります。それに関する話をします。
相互貸借というのは、読みたい本が収蔵されてなかった場合、ほかの図書館から取り寄せてもらえるシステムのことです。ご存じでした?
もし、行った先の図書館に読みたい本が置いてなかったら、所蔵があるほかの図書館から取り寄せてもらうよう、司書さんに頼むことができるのです。僕も通い始めのころは知らなくて、読みたい本をあきらめるしかないと思っていたのですが、何かの折に司書さんから「取り寄せできますよ」って教えてもらったのです。
なんか、どの本を買い入れるかっていうのは、ひとつの図書館だけで判断するのではなく、県内すべての図書館トータルで考えるらしいんですね。というのも、
①予算には上限がある
②書庫の広さにも限りがある
というふたつの理由があるからです。
図書館の運営は税金によって賄われています。当然その額には上限がある。なんでもかんでもバカスカ本を買っていたら、予算オーバーしてしまいます。書庫もパンクしてしまう。
なので、買う本と買わない本を選別しないといけない。んじゃどうやってより分けるのか。
ベストセラーとか、人気作家の本であれば、高い需要(頻繁な貸し出し)が予想されるので、どこの図書館でも1冊かそれ以上購入します。で、それ以外の本は、それぞれの図書館で分散して購入するのです。「ウチはこの本買うから、アナタんところはあの本を、オタクんところはその本を買ってね」というふうに、それぞれが違う本を購入するのです。
そのうえで、利用者の「読みたい本がここにはない」という不満を、貸借で補うのです。
出版後6ヵ月以上経過している本であれば、基本的になんでも取り寄せてもらえます。配送担当の公務員さんがいるのか、それとも宅配業者に委託しているのかはわかりません。
ここまで県単位で話してきましたが、特に出版点数が少ない本だと、県内の図書館には置いてないこともあり、そういう場合は県外からの取り寄せになります。僕はもっとも遠くて、栃木から取り寄せてもらったことがあります。
そんな相互貸借で、驚きの事件が起きたことがあります。ある日、藤井正雄さんの『骨のフォークロア』という本の取り寄せを頼みました。2週間後に来館し、届いていたその本を借りました。
自宅に帰って読み始めましたが、どうも内容がおかしい。絵本のことばかり書いてあって、骨の話がちっとも出てこないのです。
どういうことなのだろうと、目次やタイトルや奥付を確認してみて、ようやく理由がわかりました。
その本は、カバーは『骨のフォークロア』でしたけど、中身が岡本勝さんの『子ども絵本の誕生』だったのです。『子ども絵本の誕生』に、違う本のカバーがつけられていたのです。
これにはけっこう驚きました。
『骨のフォークロア』も、『子ども絵本の誕生』も、同じ弘文堂という出版社から出ており、そのうえどちらも「にっぽん草子」というシリーズの本でした。なので、サイズも同じなら、見た目もほぼ一緒だったのです。だから間違って取り付けられていたのです。
当然司書さんにそのことを告げ、改めて『骨のフォークロア』を取り寄せてもらいましたが、気になるのは「どの段階で取り違えたのか」です。
印刷所の段階で取り違えたのか、それとも書店か、もしくは購入後の図書館か。どの時点で中身と外側が入れ違ったのか、それが少し気になりました。
その本は「ブッカー」ってやつで接着されていました。ブッカーってのは、ラミネート加工みたいなやつで、のりが付いた透明のフィルムでカバーと本体をくっつけるものです。接着がけっこうしっかりしてるので、本の背の部分以外はカバーが密着した状態になります。
だいたい昔の図書館の本は、カバーが捨てられて中身だけのことが多いんですけど、最近のはわりとブッカーによって留められています。このブッカーでカバーを留めると、もう外すのが難しくなるんですよね。
カバーと中身が入れ代わっていた本は、その後どうなったのでしょうか。処分されてしまったでしょうか。それとも、なんとかカバーを外して、カバーなしの本として引き続き、ただしタイトルを改めて収蔵されることになったのでしょうか。
ずっと図書館通いしてると、本に感情移入しちゃうというか、「本の行くすえ」を考えちゃうんですよね。
なんか気になります。本の運命。