徳丸無明のブログ

雑文、マンガ、イラスト、その他

大和製菓 やまとの味カレー

2021-09-24 23:05:50 | 
今日は大和魂をかきたてるかもしれないスナックです。




カレー味って基本的に「華やか」なものですよね。しかしこの駄菓子スナックの味付けは華やかさとは無縁。なんとも地味で渋い味わいの、言うなれば「わびさび」カレーなのです。
何言ってんのかよくわからんって思われたかもしれませんが、食べてみればおわかりいただけるはずです。そしてわびさびを感じていただけるはずです。
と言っても、美味しくないというわけではありませんよ。わびさびにはわびさびなりの美味しさというものがあります。それを味わっていただきたい。
しかしこの大和製菓というのは長崎の会社なので、九州だけでしか販売していないのかもしれません。だとしたらあしからず。
本日は第39回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのは作画・山本直樹、原作・一色伸幸の『僕らはみんな生きている』(全4巻・小学館)です。
『Blue』や『ありがとう』など、「性」に深く切り込んだ作品を多く発表している山本直樹さん。本作はそんな山本さんの、メディアミックス作品で、性描写は少なめの、エンタメ寄りの内容になっています。
映画化を前提としたマンガですが、はっきり言って映画のほうは駄作です。ちょうど邦画がダメダメだった時期でしたしね。マンガだけ読んでください。
ウィキペディアの作品説明まんまコピーさせてもらうと・・・軍事クーデターで政権が何度も入れ替わるアジアの架空の発展途上国タルキスタンに、日本から1人の建設会社サラリーマンが橋の建設プロジェクトで長期海外出張に赴く。そこにはライバル社も参加しており、発注を受けるために様々な手を尽くそうとする、仕事第一民族の日本人を自虐的に描いている。・・・だそうです。
僕は山本さん(=森山塔)の、濃密な性描写のある作品はどうも苦手なんですけど、本作は純粋なエンタメとして楽しめました。山本さんは突き放した残酷描写を得意とされてますが、残酷さがメディアミックス作品レベルに抑えられているので、善良な人にもわりと読みやすくなっています。
山本さん一流のぶっ飛んだギャグもふんだんに盛り込まれてまして、僕はなぜだか「高橋くんの夜も歯みがき」っていう、主人公がただただ歯磨きするシーンが気に入ってます。ヒロインのセーナにも感情移入させてもらいました。
ほかの山本作品だと、『はっぱ64』がコミカルでよかったですね。『ありがとう』も、多少嫌悪感を催しながらも楽しめました。けっこう評判になってた『レッド』は未読。読んだほうがいいですか?


ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、ではなく雑感。
緊急事態宣言を今月30日までで解除するか否かで議論になってますね。全国的に感染者数が減少している今、宣言を解除すればまた増加に転じてしまうおそれは大です。
しかし、これからも当面の間コロナと付き合っていかなくてはならない以上、経済の心配もしなくてはなりません。部門によっては、産業が立ち直れないほど経済力が低下してしまうかもしれませんから。
分科会の尾身会長が少し前に、「コロナの収束まで2,3年かかる」って言ってましたね。僕には正確なところはわかりませんけど、それくらいかかるものと見ておくべきというか、それだけ時間がかかるという心づもりをしておかねばならない、ということですよね。
なんでも、インフルエンザは年間約1万人の死者を出しているそうで、でもそれで社会が混乱していたわけではありません。ということは、コロナもそれくらいに抑えられればいいわけですよね。
ウイルスは感染を拡大する過程で毒性を弱めていくのが普通で、コロナはいずれ風邪と同じになる、という予測も出ていました。だとすると、どうやってその地点までダメージを少なく持っていくか、です。
ワクチンを2回接種しても感染してしまうブレイクスルー感染もけっこう起こってますし、ワクチン接種後半年で抗体がほとんどなくなってしまったりするという現実を見ていると、もう全員1回感染するしかないんじゃないかって気もしてきます。
インドとか、あとどこだったか、南米の国で、ろくに感染対策しなかったから、感染者と死者を出しまくってしまい、しかし結果としてはやくに国民全体が抗体を獲得したため、もはやコロナは脅威ではなくなってしまったそうです。
これは克服手段としてはかなり乱暴なので、日本でマネするわけにはいきませんが、医療現場が崩壊しない程度に感染者数を拡げていき、ワクチンによる抗体獲得との2側面攻撃で行くしかないのではないでしょうか。今回はちょっととりとめのない文章になりましたかね。